11,訓練だよっ!            2011年6月5日

先月に引き続き、遊び無しの若者特訓の日。風が弱かったので、教官?2名、練習生3名で、離着岸に絞って特訓です。
ボヘミアンは乾舷(freeboard)が高いので、強い風が吹いていると普通のヨットより吹き流されますから、今日は好都合です。

     

「ラバーズ」のベテラン艇長Tさんがボヘミアンに見えたので、これ幸い?とばかりに、舵と両舷エンジンの指導を、お願いしました。
微速ですとあまり舵は効きませんので、2個有るエンジンを有効に利用します。微妙な調節が必要なのは云うまでも有りませんが、
エンジンが両舷に有りますから、右エンジン前進、左エンジン後進で船は左へ寄り、右エンジン後進、左エンジン前進で右へ寄ります。
この技術?を巧く利用すれば、カニの横歩きみたいに操縦し、狭いスペースのところに、着岸する時に有効です。
初めの頃は飛行機のタッチ&ゴウみたいに、1m位離してポンツーンに着いた、離岸したを何度も繰り返し。
慣れてきたら、離着岸の際は舵と両舷エンジンの操作をする練習生と、舫いロープを持ってポンツーンへ降りる練習生とが、
お互い声を掛け合って、実際にポンツーンに船を舫い、お互い合図を確認しながら、又舫いロープを解き乗船し離岸。

     

懲りない私は先週酔っ払って乗船時、今年初の落水。右脇腹と胸を打ち笑っても激痛が!勿論大きな声なんかとても出せない。
ラウドスピーカーを持ち出し、バウで離着岸指導です。乾電池式携帯スピーカーは大声でわめかなくても聞こえるので、超便利です。

     

スピードが速いの、ポンツーンから離れ過ぎだの、早く降りてロープを結べだの、舵担当訓練生とロープ担当訓練生は大騒ぎ。
お互いが相手に対し、何でこんな事が出来ないのだ?何でこんな事が分からないのだ?俺だったらこうするのに等イライラかな?!
交代で立場を変え練習を繰り返す事で、やって欲しい事、やって貰いたく無い事、双方がチームワークの大切さが理解出来た様です。

     

若い人達は学校で、まず理論で納得してから、実習でしょうが、実社会では「の理屈より勘との技術」も有りが、実感だったかな?!
我々(私だけかも?)戦中生まれなんか、「門前の小僧 習わぬ経を読む」の納得派で、他人のをじっくり観察していて、覚えちゃうもんね〜。
まあ〜眼で見るんじゃなく、眼で観るんだもんねっ!そして大げさに云うんなら、目を閉じていても出来る位まで繰り返し練習しちゃいます。

     

真剣な表情で緊張感たっぷり、久し振りの遊び無し、笑顔無しでしたが、終わってみれば皆さん満足感を、タップリ味わった様です。

     

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