14”GW前半クルーズ      2014年4月27日〜29日

 船検不要のテンダーに買い替えましたから、梱包を解き使用出来る様に準備中、刈谷セーリングクラブの中京さんがミックス犬「ゲン」を
 連れて来られ談笑。日本犬と洋犬のハーフらしいが可愛い小犬です。嬉しい事に船の生簀から活きの良い黒鯛を1匹貰いました。

     

 中京さんが帰られてから試験航行、ホンダ4サイクル2馬力エンジンですから、今までのヤマハ2サイクル8馬力エンジンより非常に静か。
 これで今まで重いエンジンを、一々担いでテンダーに付け替える危なさが減ります、メチャ軽いんです2馬力エンジンは!船検も不要だし。

     

  新テンダーの試運転もOK!8時過ぎ25マイル先の三重県鳥羽市答志島桃取町テンマ崎に有る、船越漁港を目指し出港。
  大井の北方の鳶ヶ崎海水浴場沖では、大勢の潮干狩り客が潮干狩りの真っ最中!今日は10時半干潮で明日は大潮なんだっ。
  何て近寄って海水浴場の人達を見ていたら、国際VHFで「伊勢湾マーチス」から「ボヘミアン12chへ、どうぞ」の呼び出し。
  「その近辺は浅く漁具の仕掛けが有り、危険を避け東へ転舵する様に」「了解!有難う」で、注意を受けてしまいました。
  AISは超便利、ついウッカリしていても、海上保安庁のレーダーとAISがしっかり見張ってくれているんで、安心して航行出来ますね
  勿論、そんな甘えた心得違いで頼ったらいけませんが、私は出港直前にいつもAIS国際VHFのスイッチは、必ずONにします。

  知多半島南端の師崎水道を超えたら、早速ケンケン(トローリング)の仕掛けを出し、釣り始めます。I君の向こうは三重県の神島です。

     

       先程のVHFで保安庁との無線交信を聞いていた、「カティサーク」より連絡有り、鳥羽の菅島水道通過中との事、
       「じゃあ〜近くだからこちらも、答志島へ行くから今晩一緒に飲もう」ってんで、船越漁港の緯度経度を教える。

     

     12時頃に船越漁港出口から、刈谷セーリングクラブの会長艇「ホワイトアロー」と「ツバサ」が刈谷向けに出て来ました。
     聞いたら、港の中で今朝は25cmオーバーのキスが入れ喰い状態だったそうです。他に赤か青か?ベラも釣れたって。

     

     ラグナ・マリーナから串本港を目指したものの、明日からの雨天予報で戻って来たとの事。先に着岸して舫いを取る。
     安くて美味い魚介類で呑もうと「ロンク」食堂へ、アップダウンの山道?を歩く事約30分・・・・・美味い物を喰う為に我慢。
碧南新川港〜答志島(船越漁港)約25マイル4時間
     

    先ずはビールで乾杯!釘何とか云う小女子の佃煮、穴子の一夜干し、茹でタコ、サザエ・メカブ・小女子の酢の物、焼き牡蠣
    その他色々有ったが覚えて無い、明るい内から大宴会。だって安心ですよっ、帰りはヨット迄車で送ってくれました。

     

     

     

       呑めや喰えやで我々は御機嫌になり、連休にも拘らず予約無しで急に売り上げが上がった女将さんも上機嫌。
       「TV旅してゴメン」やら、色々なTVに出演したと色紙を見せるやら、VTRも見るかい?って云いそうな雰囲気。



     食堂の名前も由来は、爺さんが浜口六造さんで島の皆がロンクって呼んでいたらしい?酔ってるから不正確かも?
     島を南北に結ぶ(寂しく何も無い北側の船越港と、賑やかで民宿も風呂も寿司屋も有る南の和具港)道路はヒジキの干場。

     

   岸壁に戻って来たら、ハピネスと云う蒲郡のヨットが来たんで、舫い取りを手伝い。と、カティサークは急用が出来たとの事で出港。

     

     夕方、ロンク食堂(0599-37-2167)へ、迎えに来てくれる様に甘えた電話をかける、数分で迎えに来てくれた。
     昼の美味かった物に足す事沢山、牡蠣の佃煮、コハダ、コノシロ?)カタクチイワシの酢〆、メバル等で焼酎ガブ呑み。

     

         最後は流石にI君は若い、〆に当店1番のお勧めの、?ご飯とメバルの煮付けの出し汁で素麺を食べていた。
         隣の部屋では、男性は晩酌っ!女性は魚の下拵えで忙しい?
動画は此処を
     

     翌朝28日、昨日はカロリー取り過ぎなんで、インスタントカップ蕎麦の小を食べ、昨日キスが釣れたらしいんで早速釣りへ。
動画は此処を
     

      残念何故か?昨日の1日後には釣れない、夕べ魚の粗を入れて沈めて有った網籠を揚げるも、再び残念でした。
      11時頃、発電機が故障したんで近くのオナンを修理出来るところ、約23マイル先の「りんくうマリーナ」へ向け出港。
      勿論即、伊勢湾横断トローリング開始です。
動画は此処を
     

           中部国際空港センオレアを左に見て、空港連絡橋東端の手前のマリーナりんくうを目指します。
           空港と対岸の三重県津を結ぶ、津エアポートラインのカタマラン型高速連絡船とすれ違いました。

     

   先日取り付けた、イーチャートで購入した12インチGPSプロッター。チャートは日本水路協会のニューペックのデータセット対応で、
   海岸線、等深線に水深値ラベルが表示、漁具等メチャ詳細な電子海図です。(New Pecデータは、従来のERCデータと比べて
   情報量が多くなっていまし、プロッターに表示されるシンボルは、IHO(国際水路機関)が定めたS-52プレゼンテーションに準拠して
   表示されます)しかもAISが表示されます。「女房と畳は新しい方が良い」と云うが有りますが、GPSも新型は最高に良いですね。
                                                               (Everything new is fine)


   14時半頃NTPマリーナりんくうに出向かえを受け、お手伝い頂きポンツーンに舫い終る。早速オナン発電機の修理を始めて呉れる、
   海水汲み上げ量が少ないので先ずインペラーを点検、ペラが1個欠けて無くなっていてもう1個が半分切れかかっていた。
   交換に船から出したオナンのインペラが合わず使えない、私が品番違いで注文したみたい。マリーナには交換部品は無いので、
   今日中の修理完了は無理との事、いつもは運の良い私ですが100%では無いよねえ〜、参った参ったマイルドセブンです。
   早速碧南のホームポート近くのNTPマリーナ高浜に電話をし、正しいインペラの部品番号を伝え、取り寄せて貰う様に手配。
答志島(船越漁港)〜りんくうマリーナ約23マイル4時間弱。
     

  今更空港見学でも有るまいし、近くには何も無いらしいから他所に行こうか?「お勘定をして下さい」「部品が無く検査しただけで
  修理してないし、お勘定は結構です」と嬉しいお言葉。流石名古屋トヨペット!太っ腹です、こちらは年金暮らし甘える事にする。
  じゃあ〜、しょうがない未だ15時半だから、知多半島南端近くで15マイル先の伊勢湾側の豊浜漁港へ行こうってんで、即出港で〜す。
  ところが、慌てると云うか急ぐと碌な事は無い、俵フェンダーを1個落とし、先週に引き続き落水者救助訓練を復習させられました。
  声の掛け合い「落水!」「落水者から目を放すなっ」「何時の方角で〜す」「風下から救助に行くよっ」「右舷から救助」ってなもんです。

     

                     流石に名古屋の空の玄関、ひっきりなしに飛行機が離着陸しています。



 空港島から南下中、AISで見ると伊勢湾は名古屋港、四日市港からの船の航行が非常に多いです。三角形の赤、緑、青が船舶ですし、
 丸い円で囲まれた中心の赤がボヘミアンで、赤い直線の先の小さな丸が30分後の推定位置です。各船舶の現在位置・名前・速度・
 進行方向等が、常時リアルタイムで継続的にディスプレーに表示されています。



  豊浜漁港は私の知る限り伊勢湾・三河湾内でも、トップクラスの港内が広い漁港です。係留するところに困った事は1度も有りません。
  又、漁港近所に美味い魚介類で一杯呑める食堂が、複数有りますから非常に気に入ってる漁港です。18時頃入港。
  普通はスターンからロープでテンダーを引きながら航行して来て、着岸アプローチ時にはロープを引き寄せてから着岸するんですが、
  それを忘れて、ロープが長いまま右舷プロペラをリバースに入れて行き足調整、その為にロープがプロペラに絡みロープが切れました。
  異音が有ったんで多分シャフトにロープが巻き付いたんでしょう。さっと右舷エンジンを止めて、左舷エンジンのみで着岸。
  舫い終わってから解けるのを期待し前進でチョンの間、少し回転を上げました。これが良かったのか?一応ナイフとハサミを持ち
  ウエットスーツに着替えて、I君が潜ってチェックしてくれOKでした。油断から失敗しましたが、結果は絡み付かず助かりました。
りんくうマリーナ〜豊浜漁港・約15マイル2時間半
     

   温水シャワーを浴びた後、港から歩いて行ける近くには市場食堂とか、色々有りますが今晩は「マルは食堂豊浜本店」へ行く。
   当店名物ジャンボ海老天・わたり蟹・初カツオたたき・イカ刺身・キスフライ等〆は、にぎり寿司でした。閉店で締め出され船に。
動画は此処を                                                           動画は此処を
     

                暗闇の中、又船内で呑み直し。冷蔵庫で良く冷えた清酒「」が、格別旨かったねえ〜。
動画は此処を
     

     翌朝29日、天気予報通り本降りの雨の中、途中で釣りでもしようと石ゴカイを買い、9時に豊浜漁港を出港。
     しかし、10時頃三河湾航行中に国際VHF16chから名古屋保安より12chで「海上風警報」を受信。ヤバいぜこれは・・・・で、
     釣りは中止で碧南へ昼頃帰港。途中で「銀の皿」碧南店へ電話をして有ったんで、帰港後直ぐ昼飯ににぎり寿司が食べれた。

    その後NTPマリーナ高浜へ、正しい部品番号のインペラーを取りに行く。流石天下の名古屋トヨペットです。サービスが太っ腹!
     役に立たないインペラーを引き取ってくれ、新しい正しいインペラーと無料で交換してくれました。ヨット業界では考えられ無い
     常識有る態度です。修理にしても自動車業界は時間も部品手当も代金も適切だもんね。ヨット業界も見習って欲しいものです。
     出張修理をしてくれると最高なんですが、原則出来ないそうです、衣浦大橋の下が通れれば修理に船を持って行くんですが・・・・
豊浜漁港〜碧南(新川港)17マイル3時間
     

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