南太平洋クルーズ(6、ポナペ滞在)

フルーツ各種は別に山へ入ったり、果樹園へ行く必要は有りません。普通の道端に幾らでも実っています。パンの木は日本語と同じ、
英語でもBreadfrut treeと言います。伝統的なパンの木の実の調理法、パンの実を青い内に摩り下ろして1フィートくらいの穴を掘り、
バナナの葉を敷き詰め摩り下ろした物を入れ3〜1週間経つと玄米パンそっくりの物が出来る。現地語では「パンムシ」と云う、
蒸しパンみたいだから、日本統治時代の言語の名残りか?埋めたのを忘れていて1〜3年経つと発酵が進み、
ブルーチーズそっくりになる。(シーゼと言う)今は殆ど茹でて食べるそうで私も食べてみました。
サツマイモと栗とウイロを合わせた感じの味&感触。

この国の子供を見ていると、自分の子供の頃を思い出します。家の中で遊んでいる子供は皆無じゃないか?と思います。
私たちの年代がそうであった様に、外で皆元気に遊んでいます。小生意気に大人ぶった子供は、2週間近くたちますが
今のところ会ったことはありません。悪戯っ子、元気な子、本当に懐かしいです。

スターフルーツ、椰子、バナナ、マンゴ等果物は貰ったり拾ったり、毎日の様に食べていました、健康生活でしょう。

ポンペイの女子校生、と云ったところでしょうか?携帯電話を持って変な化粧して何て娘は、見た事はありません。
素朴で純粋な感じ、オトメチックとでも云うんでしょうか?声をかけたら笑顔で日本語「コンニチハ」に、こちらがビックリ!
化粧が上手く頭が良くて、理屈をガタガタ言うお嬢さんより、読み書き、ソロバンが出来ればそれ以上は結構です、
サイン・コサイン・ペンダントでもOK!健康的な素顔が素敵な、お嬢さんは素晴らしく魅力的です。日本の私世代の懐かしさと
素晴らしさがまだ在ります。ちなみに、敗戦まで約30年強の期間日本の信託統治領でした。一時は原住民より、日本からの
移住者の方が多かった時期も在ったそうです。今でも、日本風の味付けや、料理等名残が多く残っています。

サカウを飲みにサウス・パーク・ホテルのオーナーの梅津氏に連れてって頂きました。カントリー&ウエスタンや、ハワイアンに似た
音楽も素敵でした。サカオは、胡椒科の根を石で叩いて潰してハイビスカス科のカラオの皮で包んで絞った汁。泥水みたいです。
催眠作用が有る様で結構ポピュラーな飲み物です。(酒は高級品?)私は酒飲みだからか?全然効き目は有りませんでした。
一口のんでは、水で口を濯ぎ、ペッと地面にはき捨て、又のんでは口をゆすぎはき捨て、結構素面の時に考えたら汚いですネ!

このおばあさん少々日本語が出来ます。60年少し前の太平洋戦争敗戦時まで、日本語の教育だったそうです。
左隣に巨大なマンゴの木が有り、その下でマンゴを拾って食べていたら、このおばあさんが、マンゴを只で沢山くれました。
現地人にお情けを受けてしまって何とも??味は只と云うのを別にしても、小ぶりでしたが美味しかったです。
ご覧の通り犬も、鶏、豚も皆放し飼い状態です。船では朝早くからの3種類の合唱で眼が覚めます。
犬はペットでは有りません、家畜ですから、当然にお座り、お手等器用な事は教えません、99%出来ません。
道路に四六時中ウロウロしています。放し飼いの家畜ですから当然に、適当な時期に美味しいご馳走になります。
この国では定期的に現金収入が入る例えばサラリーマン等は、30%もいないんではないでしょうか?
一度聞いてみますが、どうしても現金が要るのは、電気代金位なのもでしょう。発電所は日本のODAで作ったそうです。
電気が来ていない家も、地域によりそれなりに多く有ります。物価も超安いよ。贅沢品のアサヒスーパードライは1缶で1ドル半。
日本のビールが外国で日本より安いって、どお云う事でしょう? カップ麺にいたっては(各商品共に日本の有名メーカー品)
スーパーで1個当たり50セント前後、但し賞味期限が半年から1年前で過ぎている。私もへっちゃらで買っています。
現地の人は知らずに??買っています。                                                   後ろの大木がマンゴーの木です。

日本で云うところの「コンビニ」は、町のあちこちに有ります、
食料品を主に日用雑貨等売っていますが、種類は多く有りません。
地域や店によっては、親戚や近所の人の付け買い(後払い)が多く、
出来ては潰れるそうです。貸した金を請求するのは、
恥ずかしい行為の一つらしいです。すごい人は、払えないと教会へ
行って懺悔をし、許しを貰ったつもりで堂々と、罪の意識を無くして
しまうそうです。教会の信者にとって懺悔は誠に都合が良いです。
ポンペイではキリスト教関係の教会が至る所に数多く有ります。
ただし、良いところもあります、賛美歌で鍛えられているせいか?
歌は上手い人が多いです。

町並みの風景を、色々写してみました。決してホームレスや
貧困者の住宅と云う訳では有りません、誤解の無い様に。
ノンビリの空気を、味わって下さい。

週3〜4日位、「サウス・パーク・レストラン」へ、呑みに行っていました。現地の彼と、色は殆ど一緒になってしまいました。

カピンガマランギ村は、ポリネシアのカピンガマランギ島とヌクオロ環礁から移住した人々が、昔ながらの伝統的な生活様式を守っている
のどかな村。テンダーを何時も係留させて貰っているので、民芸品の作業場に「タバコ」を持って挨拶に。(貴重品でチップ代わり )

梅津氏と「セイ・レストラン」へ表敬訪問を兼ねて食事に行く。「セイ・エンタープライズ」で名産のペッパー農場を経営して見える。
日系人社会では、尊敬を集めてみえる方らしい。お土産に特製の「ペッパー佃煮」と、変わった種類のバナナを沢山を頂く。

梅津氏他2名の方々ボヘミアンに、酒と肴を持って表敬訪問にみえる。真昼間から、大吟醸で迎え撃つ、昼の酒は良く効きます。

ホテルのレストランで一番多く食べた物、マグロの刺身3ドル、島の近くで取れますから非常に新鮮で且つ安価。
                                             サウス・パーク・ホテルの庭園で小鳥や、鶏を、ネコが追っ払ってしまいます、こらあ〜!ネコ退治。

実は梅津氏は歯科医師、歯が取れたって言ったら道具が無いからと、「ポンペイ・デンタル・クリニック」へ車で乗せてって呉れました。
フィリッピン系の愉快な歯科医師で、歯が割れているから出来ない!って云いながらも、結局は治療、20分で40ドルの臨時収入。

いよいよ明後日ポンペイ出港、皆さんとの、お別れパーティーです、皆さん大変お世話になりました。

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