イエメン(南イエメン)・アデン

海岸でサメを売る少年。
しばらく見ていたが、1匹も売れなかった。
にもかかわらず、この笑顔!



アデンはジブチの東、旧・南イエメンの街である。
イエメンは私が訪れる前年に、北イエメンと南イエメンが合併し、共産主義国から自由主義経済国に生まれ変わったばかりであった。
為替交換の際、闇レートが公式レートの2倍以上も良いという状況で、まだ自由主義経済が良く分かっていないんじゃないか?という印象を受けた。

その後、1995年に北イエメンがアデンを攻略したというニュースを聞いた。
南北イエメンが一緒になったはずなのに「攻略」とは妙である。
アラブ(イスラム)の国は本当に不思議である。



ここアデンでは、村田さんという日本人に出会った。
「ODA(政府開発援助)」により、イエメンに来ている漁船の船長さんである。
機関長さんと共に、ここで漁業指導をしているという。
発展途上国の開発援助のために活躍している日本人がいることを知り、たいへん嬉しい思いであった。



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