サマーバケーションで賑わう、バルセロナのヨットハーバー
サグラダ・ファミリア教会の前で
サグラダ・ファミリア教会(聖家族教会)は、バルセロナを代表する建築物である。
設計は、アールヌーボー建築の第一人者、アントニオ・ガウディ。
彼が手がけた作品の中でも、群を抜く壮大な建築物である。
実は、この教会は未完成である。
着工以来100年を超えた現在もなお、建築工事が進められている。
完成はいつになるか分からないと云う。
現地で建物を見上げていると、その美しさと同時に構想の悠久さに圧倒されるばかりであった。
バルセロナの闘牛場
スペインと云えば「フラメンコ」と並んで名高いのが「闘牛」である。
私も女房と見物に出かけたが、日本人の感覚には受け入れがたいもののように思われた。
マタドールが登場して牛にとどめをさすシーンが良く知られているが、これはラストシーンであって、実はその前座があるのである。
最初に短い剣を持った者が、次に長い槍を持った者が現れ、牛を突きまくる。
牛は前座の段階で、血だらけ、ヨタヨタ状態となる。
「マタドール」対「牛」の一騎討ちを考えていた私にとっては、はなはだ卑怯な勝負にしか見えなかった。
農耕民族と狩猟民族の感覚の違いであろうか。
女房は、これ以来、牛肉を食べなくなってしまった。