スペイン・バルセロナ

サマーバケーションで賑わう、バルセロナのヨットハーバー



スペイン東部カタロニア地方の中心都市バルセロナ。
地中海沿岸の街の中でも有数の大都会である。
古くから地中海貿易で栄えたバルセロナは、スペインの中でも独自の文化を誇る街である。
人々はスペイン語とは少し異なるカタロニア語を話し、風俗などもイスラムの影響が強いアンダルシア地方とは大分異なる。


サグラダ・ファミリア教会の前で

サグラダ・ファミリア教会(聖家族教会)は、バルセロナを代表する建築物である。
設計は、アールヌーボー建築の第一人者、アントニオ・ガウディ。
彼が手がけた作品の中でも、群を抜く壮大な建築物である。

実は、この教会は未完成である。
着工以来100年を超えた現在もなお、建築工事が進められている。
完成はいつになるか分からないと云う。
現地で建物を見上げていると、その美しさと同時に構想の悠久さに圧倒されるばかりであった。


バルセロナの闘牛場

スペインと云えば「フラメンコ」と並んで名高いのが「闘牛」である。
私も女房と見物に出かけたが、日本人の感覚には受け入れがたいもののように思われた。

マタドールが登場して牛にとどめをさすシーンが良く知られているが、これはラストシーンであって、実はその前座があるのである。
最初に短い剣を持った者が、次に長い槍を持った者が現れ、牛を突きまくる。
牛は前座の段階で、血だらけ、ヨタヨタ状態となる。

「マタドール」対「牛」の一騎討ちを考えていた私にとっては、はなはだ卑怯な勝負にしか見えなかった。
農耕民族と狩猟民族の感覚の違いであろうか。
女房は、これ以来、牛肉を食べなくなってしまった。



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