家に女房と二人きりで生活しています、自立している息子は、殆ど家には来ません。
そんな訳で太郎＆次郎は、犬では有りますが私と女房の息子の様な関係で、大切に可愛がりながら共同生活を営んでいます。
毎日２～３回に分けて１時間半から２時間の散歩を始め、旅行先からは犬を電話口に出させて声を聞いたり、聞かせたり、
（今年も一ヶ月間九州へヨットで旅行中、女房の声は用件が有る時喋っているから別として、犬の声が聞きたくなりました）
焼き肉屋へ行った時は、お土産に大好物の生肉「馬刺し」を忘れません、犬同伴OKの温泉にも一緒に連れて行きます。
太郎も次郎も、そんな愛情が判るのでしょうか？テレビを観ていると傍に来てゴロンと腹を出し（服従のポーズ？）
仰向けになり、腹を擦って呉れって甘えたりします。
又、私が酔っ払って帰って来て寝室に行けなくて、玄関や居間でゴロリの時は二匹が心配そうに、顔を舐めたりして起きないと、
朝迄付き添って寝転んでいるそうです。まあ～可愛がってる話はいいか！誰でも皆ペットは可愛いから飼っているんだもんね。
信頼と愛情に満ち溢れた、本当の家族の一員です、と少なくとも私は確信しています、犬の気持ちの方は多分？
しかし、人間もそうですが、一定の自分自身の我慢の限度の基準を、持っている様です。
好きだから仲が良いからって、無制限に自分の意思等を押し付けては駄目です。
例えば、大好きな食べ物等を食べ様としている時に、犬の為に食べ易い様にと食器を動かそうとすると、物凄い勢いで怒ります。
健康維持の為に予防注射を接種に行く時も、病院の前でもう「ウオ～！ガウウ～」って仇に会ったみたいに唸ります。
清潔の為の体洗いが次郎は大嫌いで、太郎が洗って貰っているのに気が付くと、幾ら呼んでも来ません。
先に次郎から洗おうって、女房と話をすると聞いているのか、抱いて洗い場へ連れて行こうとしても、
噛み付きそうに唸って、何時も手こずります。こんなに良い家族的な関係だと、お互い思っていると確信しているのですが、
各個々人により基準が違いますから、本人は親切心でも、必要以上の好意の行為は、相手に迷惑な場合が有ります。
駄目は駄目！嫌は嫌！なのです。ましてや相手の意向を無視して、こちらの意向を押し付け様ったって無理無理！
よく「飼い犬に手を咬まれた」って怒る人もいますが、餌をやっているから、可愛がっているからって＆恩義を感じている筈だから、
「何でも自分の言う事を聞くだろう！聞いて呉れて当たり前だ」と云う、傲慢な驕りが有るのではないでしょうか？
恩返し等は期待する事自体が邪道です。無償の奉仕こそ美しい行為でしょう。「鶴の恩返し」等に見られる様に当たり前が美談になる
と云う事は昔から如何に、恩なんか負担になる？又は、恩を施した人は忘れないが、施された方の人は直ぐ忘れるのが普通でしょう。
そうでなければ、「恩を返す、義理を果たす」は当たり前だとして、美談や教育？物語（特に浪曲）、ニュースには、ならないでしょう。
自分が嫌な事は当然相手も嫌だと判りますから、普通は相手が嫌がる言動は慎みます。
自分が好きな事でも相手は嫌な事が有ります。しかし自己を捨て他人の幸福の為のみに生きて、聖人君子で歴史に名を残しますか？
この世に生まれて来た事に感謝し、自分（単に普通？の人間）らしく自身に正直に、一度しかない人生を楽しく生きますか？
人間も犬も同じ動物！最後の最後迄、突き詰めれば自分自身中心に考え生きているんでしょうか？（私の本音は宗教屋？嫌い派）
相手の好意的な感情を酌んで、自分自身が我慢を強制されるのは、人の好意や、善意が感じられる分だけ、余計辛い事です。
よく、親しくなる？と他人の侵されたくない領域（含む精神）迄、ズカズカと無遠慮に踏み込んで来る人間もいますが、
夫婦、親子、友人関係と言えども、各自個別の人格権を持っていると、私は考えます。犬格権も？
何処かで？何処迄かで？線引きが要るんだ！って！太郎＆次郎に教わりました。太郎＆次郎！ありがとう！！
いるんだよね～！「おい！おいっ！」って言いたいお方！以下関係無いけどヤケクソで、ついでに！
親友で無く単なる、知人関係なのに、超親しげに他人を姓でなく名で呼び捨てするお方、自分の物と他人の物の区別の付かないお方、
自分の料理をガツガツ食べて、他人の皿の料理に箸を出すお方、電話等事前連絡無く、突然夜中に他人の家に上がり込むお方。
数え上げたら切りが無いので、止～めた～！！
私にも、こう云うストレスが自分自身には溜まらない、素晴らしい性格で生きられる方々が、
羨ましいと云う気がする時が、時々は有るんだろうか？しかし他人の踏み台にされたくないし、我慢を強いられるのも嫌だから、
出来たらこう云う種類の性格の方々には、私は平常心が保たれ難くなるので、離れすぎていて言葉や態度そして行動が
識別出来ないから安心出来る距離、約１００メートル以内に近ずかれたく無い気もしますが！
そうそう、論語で孔子曰く「君子、危うきに近寄らず」と、似た様な心理学の真理みたいな考えは、昔から有りましたね！