上架修理中の「ボヘミアン2」
「世界一周・ヨットの旅」というと格好良いが、その実態は「世界一周・修理の旅」というのが本当のところである。
航海中も寄港先でも、絶えず何かを修理しながらの旅であった。
修理の依頼先は「マリーナ・シップヤード」。
ここの経営者は親子で「トランスパックレース」に出場するなど、ヨットに関しては抜群の経験を持っている。
修理に2万ドルかかったが、それだけのことはあった。
キールの表面にはクラックが走り、パルピットなど金物類には「電蝕」が発生。
錆びないはずの「ステンレス」が錆び、壊れないはずの「ステンレス」が壊れる。
これが世界一周航海である。
自動操舵装置の修理に挑戦するも、あえなく失敗。
専門業者にまかせることにした。やはり、餅は餅屋か。