メキシコ・アカプルコ



アカプルコに入港した際のことである。
無線で「This is Bohemian....」と送信した。
いきなり女房の声で「こっち、こっち」と返ってきた。
ぶったまげた。
予想外の日本語、しかも女房の声である。
どうやら無線係が、先に到着していた女房に「お前の旦那だ」と、マイクを渡したらしい。
嬉しいサービスであった。
無線の案内で、アカプルコ・ヨットクラブに船をもやう。

ここには女房の他に、息子、私の両親、女房の母親が出迎えに来てくれた。
家族とは実にありがたいものである。
アカプルコでは、家族とともにユカタン半島のマヤ文明の遺跡を訪ねるなど、普通の観光客としておおいに楽しんだ。


客船「クリスタル・ハーモニー」で息子と一緒に


ある日、アカプルコの港を散歩していると、日本郵船の客船「クリスタル・ハーモニー」が寄港しているのを見つけた。
外国の港で日本の船を見かけるのは懐かしいものである。
さっそく乗船してみた。
今回の航海では、多くの港でこうした豪華客船を見かけたが、やはり日本の船は良い。



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