パナマ運河(バルボア〜コロン)
バルボア
パナマ運河の太平洋側に位置するのが「バルボア」である。
ここでは、バルボア・ヨットクラブのブイにもやいを取った。
フューエルドック(燃料補給所)付近の水深が、1.5m ほどしかないのには参った。
満潮の時にしか補給できない。
パナマ運河
運河内は帆走禁止である。
ヨットが通れるのは週に2日ほど。
その日をねらって静々と進入。
通行料は、運河入口で艇長などを計ってから決められる。
この時、英文の船検証が必要である。
ボヘミアン2の場合は、120US$。
何という安さ!!
閘門
パナマ運河は「閘門式運河」である。
いくつもの「閘門」を通ることで、標高を稼いでいく。
ヨットの場合、閘門内では4人のロープハンドラーと航行アドバイザーが付く。
航行アドバイザーは通行料に含まれるが、ロープハンドラーは自前で雇わなければならない。
注水中の閘門
閘門に入ると注水が始まる。
水量が増えるにしたがって、船はゆっくりと上がってくる。
閘門が開く
注水が終わり、次の運河と水面が同じ高さになると、閘門が開く。
船は次の閘門を目指す。
本船の場合、ディーゼル機関車が閘門内を牽引して行く。
ロープハンドラー
閘門に入ると、両岸は非常に狭く切り立った壁になる。
船がぶつからないよう、もやいを取ってもらいながら注水を受ける。
コロン・クリストバル
パナマ運河の大西洋側に位置するのが「コロン」である。
太平洋と大西洋の間の分水嶺を越えると、港の灯台の位置が変わる。
入港時、向かって右側が「緑灯」、左側が「赤灯」となり、日本の常識が通用しない。
ここでは、パナマ・ヨットクラブに船を置いた。
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