99年アリランレース(釜山〜博多〕参戦記「ジーパン船頭&サンダル船頭合作レポート〕

玄海灘は限界だなあ〜??


1999年4月20日

皆さん 数々の励まし、応援有り難う御座いました。我がボヘミアンは4月20日午前3時 

ジグザグの航跡を
残しながら(3時間前の酒が残っています)

碧南ヨットハーバーを勇躍釜山に向け出航しました。

何時もなら 葛城ユキの『ボヘミアン」をボリューム一杯に出航するのですが 

なにぶん午前3時、静かな出航でした。(週間実話ボヘミアン船頭は、

この名曲を流すと言ったのですが、CDラジカセが壊れて頭の部分しか音が出ませんでした。

釜山に着くまでに治さなくては!入港時「釜山港へ帰れ」を流すのを楽しみにしていますので)

安全にユックリ行くとナベサンは言っていました。


ここで ボヘミアンオーナーから皆さんにお願い!

今回ノートパソコンを積んでいますが なにぶん海の上での事。

多くの方々よりE−mailをいただくと思いますが携帯電話を使用しますので色々ご返事が大変です。

そこでこれよりは Email戴ける方も全てボヘミアン広場へ

投稿をお願いします。タヌキワッチはダメよ!

内容は何でも大歓迎です。それでは皆様 ボヘミアンの安航を祈りましょう。

                                               かざぐるま 横地

 追伸 私従軍記者の横地は無職のくせに仕事の為?最初から乗れませんでした。

 22日 土佐清水より乗船予定です。それまで カツオのタタキたらふく食べて待ってます。

4月22日10時

48時間も広場に顔を出さないと色々と変な噂が飛び交いますから、

やっと、出てきました。スタート、ボヘ〜と言った切り、ラジカセがストップ?!

葛城さんの「ボヘミアン」がこれです。おい!オイ!!

伊良湖岬の手前の中山水道付近では、変な櫓が乱立していて、警戒船がとんで来て、

「さあ〜上!さあ〜上!」(サウス、ウエストって言ってるつもり?)とスピーカーで怒鳴るのです。

「何だ?何だ?」で大騒ぎ、「南西へ迂回しろ!!」暗いとわいえ、 理解が随分遅かったす。

やっぱ、まだ3時間前の酒が残っていたのでしょうか?

潮岬までは順調そのもの、これを越えるのに数時間かかりました。約数マイルにです。

黒潮の凄さ&本船の多さ(闇夜は特に)を再実感!!これからが、修羅場の始まりです。

室戸岬の手前まで、風は30ノット、波は3〜4メーター只救いはアビームぎみの風向。

艇速6〜7ノットでむちゃ走り、イッキに室戸岬港に日没と共に、入港しました。

出航から約40時間ぶりに陸地です。

今朝は5時出港で、只今高知港に向け帆走中です。後2時間半位で到着予定です。

ここで松風町のドロン、ドロン、あっ間違えたアラン、ドロン氏別名ジーパンおじさんを

お迎え致します。明日からは、彼の名文章をご期待下さい。

さっきヘッドが壊れました、多分モーターだと思いますが、高知港まで皆「ウンコ」は

バケツにしています。 高知で部品が手に入る事を祈るのみです。

揺れているので、本日はこれで、終わり!!

追伸。後輩の学生諸君、先輩重久、磯村、小瀬君達皆素晴らしく頑張り屋で、

頼もしい若人です。 トイレの分解掃除、で機嫌があまり宜しくなあ〜い船頭 渡邉

掲載日:99年4月22日_23時

従軍記者横地 ボヘミアン入港と同時に

無事 陸路土佐清水から変更の高知に到着しました。汽車賃払戻金3200円得した。

早速 私の乗っていなかった2日間を報告します。

4月21日室戸岬東15マイル 本航海ケンケンに初のヒット。

30センチのサバ! マグロではなくガックリ。

4月22日 マリントイレ故障。久しぶりに洗濯用、食器洗い用のバケツにウンチ。

その後 バケツを正常の使用法に戻す。

食事が美味くなったそうです。若いクルーは恥ずかしがって

バケツ持ってウロウロ、ボヘミアン船頭若いお尻を見てドキドキ!ここから 

私の報告です。トイレの修理 地元太平洋マリーンのお陰で 修理完了。

原因は排水に生理用品の詰まり。やっぱり銀座ホステスさんの逆襲でしょうか?

でも これは妊娠していなかった証拠、ナベさんオメデトウ。

お祝いに高知の町に繰り出し!マンボウの内臓に

太刀魚の刺身。絶品!かつおのタタキは言うまでもなし。

もう酔いが回ってきました。今日はこれまで!

                           ボヘミアンのキャビンより 従軍記者横地

掲載日:99年4月25日_17時

我がボヘミアンは悪天候のため、大幅に航程が遅れています。

空は晴れているのですが何の祟りか?海が大荒れです。

4月23日 高知県に暴風雨波浪警報発令。

室戸岬でなんと風速(風俗ではナイゾ)35メートル。

ボヘミアン欠航の為 バスで市内観光。高知城から鍾乳洞へ、

海は大荒れ観光地はシーン。ここでバスガイドさんから 広末涼子が高知県出身だと

 初めて聞きました。早く早稲田の講義に出なさい。世の中舐めると暴風雨波浪警報ヨ!

ボヘミアン一同で反省!ボヘミアン船頭に広末涼子をご存知かと尋ねたら

広沢とらぞうの孫か?末広真樹子の娘か?と言っとりました。

4月24日足摺岬に向けて朝5時に出航。風無し 波無し うねり最大。

マグロになって 昨夜のカツヲを海に戻しそう。気持ちワリー。

17時30分土佐清水に無事入港。銭湯行って一杯飲んでバタンキュウ。

おやすみなさいカーチャン!

4月25日佐田岬に向け又5時出航。出航時静かだったのに1時間後にドンブキ!

急遽片島港に入港、12時30分。今夜はここで泊まり。途中唯では起きないボヘミアン。

時化の中サバを釣り上げ港で即胃の中。因みにかの有名な関サバではありません。

これから焼肉パーテイで大酒食らいます。あすは海が治まって居るように、乾杯!

はたして ボヘミアンはレーススタートに間に合うでしょうか?

                                            ボヘミアン従軍記者 横地
掲載日:99年4月27日_18時

ボヘミアンは現在関門海峡を抜けて福岡に向けて航行中です。

久しぶりに海も穏やかなので船上よりレポートです。

4月26日午前4時

宿毛片島港を出航。昨夜一緒に飲んだ漁師さんの

一言「明日はべた凪だ」に裏切られ 風速20メートル波高4メートル、

しかも真上り。もう降参!本当にボヘミアンオーナー、

クルーの中に何かに祟られる者はおらんのか?

悪戦苦闘中に海上自衛隊海難救助艇、上空に2度も飛来。北朝鮮艇と間違えて、

バウに爆弾落とすなよ!救助は要らない、全員意気軒昂。釜山で待て!

予定では佐田岬を目指すが、航程の遅れの為姫島に変更。

ところが関門海峡の潮の関係で関門海峡直行となる。先はナガイゾ!

途中荒れた海で可哀相と思ったのか?イルカの大群が励ましに来てくれる。

なんとも有難い、帰ったら名古屋港水族館に電話して 

イルカを全部逃がしてくれるように頼んでみよう。

去年の勝浦でイルカ食わなくて良かった。

佐田岬かわす辺りから 風落ちて12〜13メートル。

メザセ!関門海峡、今夜も星が降るようだ。(伊江島思い出しちゃった)

4月27日

9時関門海峡入り口。潮止まり狙って関門橋くぐり 海上保安庁の船に見守られながら、

カップラーメンすすりながら左側通行(これ完全に違反)。

10時関門海峡通過オトガメ無し!保安庁の職員さん、スキヨー。

現在 福岡向けて日本海航行中。あと少し、ガンバルゾー。

                                      ボヘミアン従軍記者 横地

追伸 ここでボヘミアンオーナーより一言ご挨拶。

    もうすぐ博多ラーメンが食べれると只今、興奮して灯台を一生懸命探しています。

    忙しいので、これにて!!入港近いと、これまた興奮する、ボケ船頭 渡邉
掲載日:99年4月28日_12時

4月27日17時30分ボヘミアンは無事西福岡ヨットハーバーに

入港しました。宿毛片島港出航以来37時間30分の航程でした。

早速ビールで乾杯、疲れの為か酔いの早い事。酒豪でなるボヘミアン船頭さん、

わずか缶ビール4本でヘロヘロで〜す。

酔った勢いで街へ。サウナで3日間の垢を落とし(釜山の垢すり

まで 待てなかった)博多名物屋台の長浜ラーメンへ。

名物に美味いものナシ、オヤスミナサイ!

4月28日 夜半寒冷前線通過し海は大荒れ!昨日入港しなかったら、

レースのスタートに間に合わなかった。ボヘミアンは本当に運か良い!

海はヤッパリ広末涼子が講義に出席しないのを 怒っとる!

明日は対馬までレース、機走でブッチギリ!

                                            ボヘミアン従軍記者 横地

掲載日:99年4月29日_09時

おはよう御座います。4月29日レーススタート30分前です。

昨夜からの強風も徐々に落ち快晴絶好のクルージング日和です。

これから博多をあとに 一路対馬厳原港をめざします。

デッキ上では テーマソング「ボヘミアン」ボリューム一杯流れています。

参加艇33艇 日本でも有数のレーサーの中参加する事に意義は有りません。

勝ちに行くぞ!! 乞う ご期待!行ってきま〜す。 

ボヘミアン従軍記者 横地

掲載日:99年4月30日_17時

昨日のキリンカップ(博多〜厳原間)対馬レースの報告です。

着順は33艇中 堂々の2位。後少しでファーストホームを逃がしてしまいました。

皆さんウソだとお思いでしょう、ところが本当なんです。

唯、途中からヤンマー4気筒55馬力ターボチャージャーが

唸りをあげた事は間違い有りません。あんまり回転をあげ過ぎてエンジンから

煙が出てきて、キャビン内からもうもうと。吃驚!!ボケ船頭慌てず騒がず

エンジンの点検です。何の事は無い、燃料の戻りホースが破れて、

そこから軽油が噴出し、エンジンの熱で焦げて煙が出ていたのです。

ホースの交換で至極簡単OK!!真っ暗闇の中(初めての港)

19時40分 無事(有事?)対馬厳原港に入港しました。

遅れて入港して横抱きした船のオーナーから

「ボヘミアン世界周航記」買って読みましたヨと云われ

大照れのボヘミアン船頭でした。今から釜山港に向けて 出航です。

10時間後には 釜山港内にオモイッキリ「釜山港に帰れ」が流れることでしょう。

                                                ボヘミアン従軍記者 横地
掲載日:99年5月02日_17時

4月30日午後6時30分 対馬厳原港出航以来14時間30分、

5月1日午前9時感激の釜山港入港です。

碧南を出航以来、実に11日と6時間走りに走って今、到着です。

飛行機に乗ればたった1時間20分、そんな距離をこんなに

時間を掛けてやって来れた幸せな奴達です。応援してくれた方々に

改めて感謝の気持ちを込めて、自分達を幸せな奴達と言わせて貰います。

釜山ヨットハーバー入港時 「釜山港に帰れ」がボリュウム一杯ハーバー中に

流れたことは ゆうまでも有りません。他のヨットの連中も

これを待ってくれたそうです。


それではここで ボヘミアン船頭はじめクルーの皆より一言ずつ。 

は〜るばる来たぜ!釜山港オ〜な〜んちゃって!?

さ〜今から異文化に、どっぷり漬かるぞ!

若い小瀬、磯村君達は云う迄も無く、中年のジーンズ叔父さん事、横地先生も皆元気で〜す。

私は論外、別格です、だって誰も心配して呉れないのです、隣国位当たり前だって!?

サンダル船頭はひがんじゃうぞ!帰りの航海記も、横地ジーンズ船頭にお願いして有ります、

お楽しみに!このパソコン、先生専用みたいになってしまいました。

早〜く来〜い来い、検疫、出入国管理、税関の各役人さ〜ん!ヨットに缶詰状態でもう

2時間、何時まで待たされるやら。早く街に行って異文化に触れちゃいたい、気が焦ります。



パソコンのリース料を狙っている、セコイ船頭ボヘミアン渡邉でした。

どうも磯村です。船酔いを心配していましたが、天気が良い為どうにかふんばっています。

旅の最中に海に落ちたりもしましたが、元気にやっています。

もう真っ黒です。昨夜の月は綺麗だった。

うぃーす!小瀬です。

あちこち打撲、寝違いしながらも何とかプサンまでこれました。

プサン入港時の景色は、感無量でしたよ。後は、検疫、税関のみですね。

貧乏だから遊び金は無いけれど、しっかり景色を記憶してきます。

以上 皆さんに感謝の一言集でした。今夜は 飲むゾ〜〜。

                                       ボヘミアン従軍記者 横地 洋

掲載日:99年5月02日_17時

5月1日午前9時30分釜山ヨットハーバーへ到着。

入国手続き後 ホテルHyatt RegencyPusanにチェックイン。

ボヘミアン船頭すぐ国際電話で「カアチャン 愛してるよ」を連発。

これは今夜何か悪事を企む前兆か?ピッタリマークしてデジカメで

現場写真撮っちゃおう。旨く行ったらこれでこのノートパソコン

私の物?ついでにデジカメも戴いちゃおう。

それでは これから釜山の夜の街にお出かけです。

ボヘミアン船頭をピッタリマーク。ポートもスタボーも関係ナイゾ!

                                       ボヘミアン従軍記者 横地 洋

追伸 移動の携帯電話 釜山では役立たず!
掲載日:99年5月04日_19時

5月3日 いよいよ釜山―博多間アリランレースのスタートです。

私事で大変恐縮ですが 昨夜釜山のアブナイ街が「みどり町」と云う町名なのを

タクシーの運転手さんに聞いてから(聞いただけだよ〜)かって

ボヘミアン広場に再三登場した愛しの「ミドリチャン」を思い出して

悶えて眠れませんでした。

ボヘミアン船頭も原因は判りませんが 日本を立って2週間も経過した為か 

隣のベットで悶えていました。ミドリチャン〜〜元気でやってるか〜〜(何を?)

釜山から呼んでも南の強風にかき消され、届きません。

ひょっとしてみどり町でミドリチャンが特殊マッサージをしているなら出かけようかと

夜中に2、3度起きだしましたがその都度 ボヘミアン船頭に感ずかれアウト!

酔っていても女関係の物音には非常に敏感!オレモ ツレテイケ!

そんなこんなで 寝不足。早くレースの話に戻れ?ハイハイ。

スタート前に、レース委員会から天気図が渡されましたが、

これが一目見ただけでシロートの私が見ても

ビビル気圧配置、朝鮮半島北部に発達中の低気圧があって

寒冷前線を伴って南下中。という事はレース中にこの前線が

お先にと言いながらレース艇団を追い越し〜て雪国。

(この辺から恐怖で頭パニック 吉 幾三)

時化で落水して死ぬ時 おふくろさんヨー森進一

女の子が処女を失う時(古いねー)「オカアサンー」島倉 千代子

東京だよオッカサン。チョット違うか?

このぐらい恐怖に怯えながら釜山港沖を11時45分スタートです。

それ以降はこうして博多でボヘミアン広場に投稿しているのが 嘘のようです。

30〜40ノット、波高怖くて見れない!真上り!

特にナイトワッチにコックピットに出た時は 本当オシッコチビリソウでした。

55歳の初体験、コワイワ コワイワ コワイ〜ワ!

波頭が砕けると夜光虫がきれいなのですが とても見ていられません。

夜光虫より夜の蝶のほうが まだ良い!時々お寿司と現金騙し取られますが。

加山雄三の「海に抱かれて〜」と言う歌が有りましたが

甘い!今回は海に向かって「バカヤロー カオルチャン遅くなってゴメンネ」

こんな気持ちでした。誰の歌でしたっけ?関係ないカオルチャンまで

引っ張り出しまして失礼しました。ソンナコンナでボロボロになりながら

5月4日午後2時15分博多にフィニッシュしました。

30艇中ナント27位、ドンケツではありません?(後3艇はリタイア!!)

ノントラブルで外洋に強いボヘミアンを証明しました。

ところで今日は博多ドンタク 若い小瀬、磯村は祭りへナンパに行きます。それでは一言集。

 

うぃーす小瀬です。

最初に断っておきますが、僕も磯村君もナンパに行く気力はありません。

今回のレースでは、僕はバウに寝ていましたが、海水がハッチから、なみなみもれて、

寝袋が水袋になり、体痛いは、ずぶぬれで寒いわで、二度と体験したくない思いが出来る、

大変貴重かつ皆さんにお勧めできるコースですので、ぜひ一度ボヘミアンのバウで

夢の体験をご覧下さい。(女性なら僕が介抱します)

磯村です。

昨夜は悪夢の一夜でした。ボヘミアンで初めてロングクルージングを経験しましたが、

レーススタートするなり気分はブルー。

その上船の中は水浸しで、夜中にバケツリレーをする始末。

寝ているときにタックをして、きずいたらソファーごと床に落ちたりと

そこらへんの遊園地では、経験できない体験をしました。

遊園地が嫌いな僕としては、ナントも言えない経験でした。

この旅も折り返しになりましたが、昨夜以上にひどいことは無いと言う話なので、

それを信じて名古屋までがんばりたいと思います。

いよいよ本物の船頭の登場です。

皆さん色々書いていますが、本当は初めてヨットで外国まで行って帰って来た、という

満足感に酔っています。今度は何処に行くんですか?何ていまにも言い出しそうな

雰囲気です。これを覗き込みながら、え!なんて顔をしている人もいますが!?

小瀬君、磯村君共カッコ良いヨットマンに急成長しました。

昨夜の荒れた海での2ポイントリーフなんか、わざと私は手伝わず見ていましたが、

見事な手際の良さでした。

流石に情熱を持った若者は、飲み込みが早いです、感心しました。

名古屋へ帰ったら二人共、三河湾のセーリングでは、チャイコフスキー作曲

楽勝の湖でしょう!?

それから最後になりましたが、皆さんより戴きました、励ましの投稿や、

色々な品々本当に有難うございました。呉れなかった方々に悪いので、

個人名と品物の名前は書きません。ご免なさ〜い!!

中には午前3時の出航を午後3時と間違えて、ナベさん何処にいるの?この品物どうするの?

なんて携帯に電話を呉れた、慌てもののヨットマンもいましたっけ!

いまから、帰国歓迎会?を自分達で、しかも自分のヨットの中でやります。

皆忙しそうに料理を作っているので、本日はこれにて失礼!!

        安全第一、楽しみ第二!!のスローガンで指揮を執る、

&女房に頼まれた、お土産のキムチと韓国海苔を忘れ、携帯電話で怒られガックリの

                                           迷船頭ボヘミアンの渡邉でした。
掲載日:99年5月07日_08時

5月5日 1日休養日。午後3時からアリランレースの表彰式に参加。

ボヘミアンは遠来賞として、対馬の寒ブリ一本年末に届くそうです。

5月6日

午前5時いよいよ名古屋に向けて出航!と思いきや、関門海峡を右に見て通過

(まだ名古屋には帰らないよーダ)15マイル先に

温泉付の素晴らしいマリーナが在ると聞いて誘惑に勝てず直行。

ボヘミアン船頭は酒と○と温泉と聞くともう止まりません。

1時30分 フィシャリーナ室津入港。ボランティアで

このマリーナのお世話をしてみえるHさんに大変お世話になる。

大変珍しい瓦そばをご馳走になり 露天風呂まで楽しませていただく。

一同 大恐縮。Hさん 本当に有難う御座いました。

室津も仕事辞めたら(アッ私無職でした、失礼。)こういう所で

ヨットライフを楽しみたい、理想の場所でした。

いよいよ明日は本当に関門海峡通過です。又5時出発です。


追伸 5月4日博多ドンタクの夜の若い二人のナンパの件に

関し、一部の関係者に多大の迷惑をお掛けしました。

週間実話やさしい若い二人が55歳の二人のおじさん(船頭と私)が

寂しそうだったので秀吉の故事にならい?若い娘の貢物探そうという

事だったのですが 実現しませんでした。彼女!磯村は航海中

童貞です。うしろは責任持てませんが。何せ 小瀬と一緒に

寝ていますので! I was  ゲイ。

5月7日 ただいま関門海峡通過中。

 従軍記者  横地 洋

掲載日:99年5月10日_08時35分35秒

関門海峡後にして ボヘミアンタフネス4人組(なかでも55才のオッサン2人は 

異常に元気、やはり無職は体に良いのでしょうか?)ここで一句。

「病気治すにゃ薬は要らぬ 無職の三日もヤレバヨイ」

又も31時間走りっぱなしで足摺港に5月8日正午入港しました。

途中豊後水道の逆潮で艇速が1ノットに落ちたり、有名な関サバに巡り逢えなかったり

と不幸もありましたが。(食われるサバのほうがもっと不幸じゃ!)

入港後すぐ焼肉定食+銭湯+サウナという無職には考えられないメニューに突入。

カアちゃん金使い過ぎてゴメンネ!ビールまで付けちゃった。

満腹+お肌スベスベ+酔っ払いという極楽状態の下あとは昼寝しかアリマセン。

実は夜も外食しちゃった。かつおタタキ、各種刺身女体盛り(これはウソ)

久々ボヘミアン船頭 日本酒で酔っ払ってチドリ足。担ぐまではいきませんでした。

5月9日

午前5時足摺港出航、一路那智勝浦を目指します。

午前11時 ケンケンにマルマル太ったサバがヒット。豊後水道の恨みを 

高知沖で晴らしました。坂本竜馬どん、やったでゴワス?????

黒潮に乗って 只今10ノットで快走中!!

5月10日

午前5時 足摺出てから24時間 只今那智勝浦に入港しました。

温泉と鯨とまぐろと、勿論酒漬けの1日になりそうです。

                                             ボヘミアン従軍記者 横地 洋
掲載日:99年5月10日_11時

黒潮早かったです、お陰で朝8時から夕方の6時まで、皆に自由行動時間を与えました。

その前に、明日朝、出航で明後日に碧南帰港の予定ですから、もうお金は要らないので、

今回の会費の残額を皆で平等に配分しましたので、お金も皆持っています。

それぞれが何を楽しんで来るか?報告が楽しみです。「でも報告の義務は無いので、真実は?」

朝から温泉に「那智勝浦ですから、天然温泉ですぞ」行き、マグロの荷揚げ場の隣の

漁師が行く食堂でマグロ定食を腹一杯&ビールも腹一杯で、今起きた所、誰もいない?!

お金と時間を貰った途端に、さあ〜と何処かへ消えました。

忘れ無い内に2〜3報告しておきます。磯村、小瀬両君はプサンの屋台で

船長命令で食べろ!!と言ったら、ゴカイ(魚釣りで餌に使う例の物)

の刺身を旨い旨いと言ってマッカリ(韓国のどぶろく)と共に食べました。

因みに味は中華料理のクラゲに似ていたそうです。

(私は怖くて食べれませんので、本当かどうか?味は知りません)

韓国では強壮を期待して食べる習慣が有るそうです。

なかなかの勇気の持主です。あっ!!知り合いがヨットに尋ねて来たので、又かきま〜す。

                                   頑張るクルーと、楽しむ船頭 渡邉
掲載日:99年5月12日_02時

後2時間半で3週間と2日の旅行を終え帰港です。

仲間のヨットが途中まで迎えに出航したそうです。

もうすぐミーティング出来るのでしょう。

有りがたい事です、朝早くから、皆さん仕事がお有りでしょうに?!

皆さんからの温かい数々の、メッセージ有難う御座いました。

真っ暗闇の中での送信です。家へ帰ってから改めて皆さんに返信いたします。

取り敢えずお礼まで!!

平出先生、大変に奇麗な花束を、有難うございました。

3週間家を留守にしただけなのに、わが家の庭のバラも奇麗に咲き誇っていました。

育ての親はいなくても、花は育つ?!遊び中の遊びで、たたりかな?

メールの整理やら、郵便物やら、親戚の不幸や結婚等、めちゃくちゃ忙しいです、

これでも、無職かいな??疲れて寝るなんて、とんでも無い罰当りな話しです。

いわんや、お金と時間を使って楽しんで、疲れるなんて、私には考えられません。

近々酒?旨い物でも食べながら、横地先生共々積もる自慢?話し沢山用意して有ります。

励まし?のメール、CD等本当にお気使い頂きました。

生理?(整理)が終わったら、再登場致します。

多分、横地先生の名調子の方が早いでしょう。

     少しでも仕事は疲れるが、長時間でも遊びは疲れない異常体質の船頭 渡邉

掲載日:99年5月12日_14時

5月11日

昨夜は本航海最後の夜と云う事で 有り金全部はたくつもりで 勝浦の町へ出撃。

勝浦の隣町が 太地町、太地町といえば太地喜和子。???

ところが この人静岡の伊東市で海に帰ってしまったので

(ヤケに詳しいでしょう、ファンクラブに入っていました ウソダヨー)

この人食べる訳にはいかず、もう一つの太地名物クジラをイザ食べに!

そこでクジラの刺身 クジラのステーキと名古屋で食べたら破産しそうな物ばかり注文。

しかし一番困ったのが「イルカ」酔いも手伝ってボヘミアン船頭 イルカ「居るか」を連発。

ヤクザの事務所に座らせたら そのまま絵になりそうな居酒屋のオヤジ、

ニコリともせず只うなずくばかり。でもイルカ美味かった。

ところが朝那智勝浦出航し 大王崎目指している午前9時30分右舷前方に突如 

イルカの大群が現われたのです。4月26日のイルカの群れはボヘミアンに

擦り寄るようにして一緒に泳いだのに 昨夜仲間を食われたイルカの群れは

怒りに震えながら 右舷前方よりボヘミアンにションベンをひっかけながら 

遠く去っていきました。昨夜怖い居酒屋のオヤジが、只黙ってうなずくだけだった訳が

わかりました。「お前ら、イルカ食うとタタリがあるゾー」 

それにしてもつい二週間前可愛いイルカを見て

「全国の水族館のイルカを海に返せー!!」と叫んでいた本人が

酒の勢いとは云え美味いと言いながら食べちゃうとは 情けない。

イルカに顔向けが出来ぬ!

                                             ボヘミアン従軍記者 横地 洋

掲載日:99年5月12日_15時

ボヘミアンは午前1時 三河湾に入りました。日韓親善第十四回アリランレース参加の

為の釜山訪問航海も後少しで終わろうとしています。

ボヘミアン船頭が単独世界一周を終えて語った「地球は小さいが 世界は広かった」

の向こうを張ってボヘミアン従軍記者もここで一発

「釜山は遠かったしかしミドリ街はスゴカッタ!」

(本当に夜中に起き出して行ってないチュウノ)一生この性格は治らないのでしょうか、

合掌、ボヘミアン従軍記者 横地 洋
掲載日:99年5月13日_15時

4月20日03時碧南出港、(碧南〜室戸、40時間)

  21日18時半室戸岬港(高知)入港、皿鉢(メバチ)料理喰い損なう。

  22日05時出港、13時高知港入港、(室戸〜高知、8時間)

  24日05時出港、17時足摺港入港、鰹喰い損なう。(高知〜足摺、12時間)

 25日05時出港、12時半片島港入港、(足摺〜宿毛片島、8時間)

 26日04時出港、27日17時半、西福岡マリーナ入港、サウナ&名物ラーメン。(片島〜福岡、38時間)

 29日レース博多湾10時スタート、19時45分対馬、厳原フィニッシュ、(福岡〜対馬、10時間)

 30日18時廻航に出港、(対馬〜釜山、15時間)

5月1日09時韓国、釜山ヨットハーバー入港、マッカリ(マッコリ?韓国の濁酒)ガブ呑み。

 2日遊びなのだあ〜!豪華ハンジョンシ&タコの踊喰い、ゴカイ(魚釣りの餌)の刺身、

 3日11時45分釜山ヨットハーバー沖アリランレース、スタート

 4日14時15分博多湾フィニッシュ(釜山〜福岡、27時間)

 5日遊び&表彰パーティー、呑め屋、喰えやの大騒ぎ!

 6日05時出港、14時室津港(山口県日本海側)入港、川棚温泉&元祖瓦そば(福岡〜室津、9時間)

 7日04時出港、(室津〜足摺、23時間)

 8日02時半足摺港入港、「目に青葉 山不如帰 初鰹」絶品で有る、今が旬の「鰹の叩き」

 9日04時30分出港、黒潮に乗り8〜9ノットで快走?最高対地速度10.5ノット(足摺〜勝浦、25時間)

 10日05時30分、那智勝浦入港、温泉の梯子、朝から天然温泉、昼から又浦島ホテルの温泉

  名物の秋刀魚寿司、メハリ寿司、夜は豪華に鯨の刺身、鯨のステーキ、イルカの刺身、

 11日04時30分出港、(那知勝浦〜碧南、23時間)

 12日04時碧南に帰港、出発してから、もう3週間と2日なんて信じられない位早い終わり。

  家に帰って、久し振りに麻雀、私めの馬鹿憑きにて一人勝ち!!殆ど病気でしょ!?

               徹夜航行が大好きな船頭 渡邉

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