聖ナル少女ノ詩

マーキュリーミュージックエンタテインメント PHCM-2005 96・7・5 2200円(税込)

ふとCDショップで笠原弘子の文字列が目に入って買ってしまったCDです (^^;
どういうCDかというと、女生徒たちが国語教師に促されて詩を朗読し、 それぞれの詩にまつわる話とか女生徒自身の話とかを繰り広げるドラマCDです。 声優によるドラマCDのシリーズVOICELANDシリーズの中の1枚です。

キャストは、以下のようになっています。

向日 葵: 椎名へきる
蒲 公英: 笠原弘子
秋乃 桜: 鶴ひとみ
草露 雪: 冬馬由美
加住 薫: 子安武人
委員長: 岡村明美
生徒: 竹ノ内美奈子
放送の女の子: 丹羽紫保里

「向日葵」ってヒマワリだし、「蒲公英」ってタンポポだし。 秋桜といえばコスモス。 草露雪というのが、ちょっとわからないけど、 加住というのはカスミソウのことでしょうね。っていうのは置いといて。
『葵』は要するに、レイアース獅堂光をおとなしめにした感じで、 『公英(きみえ)』は風ちゃんですね(笑)。 ただし、しゃべり方はおにいさまへ…奈々子かな? 『桜』は気持ちを素直に伝えるのが不器用な女の子という設定で、 なんとなくセーラームーンレイちゃんって感じだし、 『雪』はウェディングピーチ珠野ひなぎくそっくりの性格で言葉遣いもほとんど同じ。
ちなみに、 ジャケットの絵はレイアースのキャラデザの石田敦子が描いてます(苦笑)。 『公英』の外見はなぜか海ちゃんそっくりです(謎)。 『雪』の外見はセーラームーンまこちゃんです。 料理が好きだというところまで同じです。 で、声はひなぎくそっくり(笑)。 『桜』もどっかで見たことあるような気がします。 オリジナリティがありそうなのは『葵』だけです。 でも割とありふれた顔です。 絵的にいちばん好きなのは『桜』ですね。 最近はショートヘアな女の子が好みらしいです(爆)。

で、内容ですが、いいです。結構、いいです。 期待していなかっただけに、これは嬉しい誤算です。 弘子ちゃんファンは買いです。 へきるの演技もよいです。 委員長(岡村明美)と公英(笠原弘子)の絡みで「おにいさまへ…」をやるかという期待は外れました。 そこまでは濃くありませんでした。 実に残念ですね。 「カリメロ」でもよかったんですが (岡村明美=プリシラ、笠原弘子=ロシータですから)、 それもありませんでした(いったい、何を期待してるんだろう? (笑))。

いちばんよかったのは、弘子ちゃんによる稲垣足穂の「空中世界」の朗読。 くぅ〜。 冬馬由美の宮沢賢治「冬と銀河ステーション」もよいですね。

ところで、 劇中で登場する 『読者に理解できない作品は意味がない』 という言葉は某エヴァンゲリオンに対する批判かと思いました(笑)。 それから、「放課後」部分のドラマは楽しませてもらいました。 「おまけ」の弘子ちゃん。 「鬼平犯科帳」を全部読んだという発言はナイスですね。

収録内容一覧

1 プロローグ・さくらの花の咲くころに (渡辺美里) 椎名へきる
2 屋上で・初恋 (島崎藤村) 笠原弘子
3 授業・レモン哀歌 (高村光太郎) 子安武人
4 授業・人に (高村光太郎) 椎名へきる
5 授業・空中世界 (稲垣足穂) 笠原弘子
6 授業・みだれ髪 (与謝野晶子) 鶴ひとみ
7 授業・寶玉 (ボードレール/堀口大学訳) 鶴ひとみ
8 授業・冬と銀河ステーション (宮沢賢治) 冬馬由美
9 授業・レダ (リルケ/手塚富雄訳) 椎名へきる
10 放課後・A MOONSHINE (稲垣足穂) 冬馬由美
11 エピローグ・Teenage Flower (シェイクスピア) 椎名へきる
12 おまけ (出演声優のひとこと集)


[『朗読』のトップページへ戻る]
[『趣味』のトップページへ戻る]
[Tsuporoneのホームページへ戻る]


Google

Access Count: 

Copyright (c) 1996,1997,1998,1999,2000,2001,2002,2003,2004,2005,2006,2007,2008,2009, 2010, 2011, 2012 by Hiroshi Tsujimura (tsupo@na.rim.or.jp) Some Rights Reserved.
Last Modified: Wednesday, 29-Aug-2007 03:34:01 JST