遂に香港返還である。
とはいえ、街並みに目立った変化はない。イギリス国旗を立てていた場所では
少なくとも中国の国旗に切り替わっているはずなので、厳密には変わっているはず
なのだが、街を行き交う人々も特別に変わった様子は無い。
なにはともあれ明け方から凄い雷雨だったのでどうなることかと思った。
とかなんとか言いつつも、今日は朝から飲茶であった。
今までの飲茶もおいしかったのだが、今日のは現地の人の食べている本格的な
(?)スタイルのものだったので、更に素晴らしい内容であった。
とはいえ、量も半端じゃなく出てきたのでかなり大変な状況となったのだが、
それでも味の素晴らしさのおかげでなんとかなったのである。
こればっかりは招待してくれた方々に感謝しすぎても感謝しきれない
思いである。ごちそうさまでした。
ここで十分にエネルギーを充填した後、いよいよ最も怪しい地帯に突入、で
あった。
いや、凄まじいエネルギーを感じてしまった。違法コピーのCD-ROMやビデオCDが
山のように売られている。我々が日本を出発した日に発売されたPSやSSのソフトも
コピー品が平気で店頭に20HK$(約300円)で並んでいるのには驚いた。かなり組織的
にコピーを行っているのであろう。まぁ、家庭用ゲーム機に関してはプロテクトが
かかっているので、そのままPSやSSに入れても動かないらしいのだが。
他にも、PS用ビデオCDデコーダーとか、色々とあやしいものが店頭に
並んでいて、なかなか凄い所であった。
さて、今日も行われた花火大会を見に行ったのだが、うーん、今ひとつな
内容であった。
今日は昨日と違って船から鑑賞できたのだが、1時間の予定時間の内、
最初の40分は電飾艶やかな船のパレードで終わってしまった。
いかに船の上とは言え、延々と40分も眺めているとあっという間に飽きてしまう
ものであった。
これに関しては、おそらくテレビ中継で観るのが一番よかったのであろう。
テレビのニュースを見ても、北京での盛大なお祭り騒ぎばかり報道しておいて、
香港での花火の映像はほとんどでてこなかったようである。
返還を喜んでるのは主に中国の人で、香港の人は特別嬉しいわけではない
のかもしれない。