6月27日


 第1日目。

 朝5時起きで成田空港に向かう、というちょっと無茶なスケジュールに より、眠い目をこすりつつ香港の地に降り立つ。
 事前に、香港在住経験者から"Hongkong is so humid."と脅されていたのだが、 飛行機を降りた瞬間に実感。
 でもって、"It is very cold in the subway or bus."とか言われていたのも 軽く聞き流していたのだが、バスに乗った瞬間に実感。
 なんといっても冷房の効いたバスから降りると、気温と湿度差によって 眼鏡が真っ白に曇るのである。
 今日は気温29℃湿度78%とかであったのだが湿度はまだまだ上がるらしい。 というわけで外はめちゃくちゃ蒸し暑い、し、 乗り物や建物の中はやけくそになってるのかと思うほどがんがんに 冷房が効いている。すごーく体に悪そうな環境な気がするのは私だけ??

 1日ちょろちょろと買い物がてらウィンドウショッピングをしたのだが、 とりあえず衣服の類はかなり安い。
 で、日が落ちた後に、100万ドルの夜景を見るために山頂に登った…、 確かにとても奇麗な光景ではあるが、率直な感想は、なんで人間は こんな一ヶ所に極端に固まって暮らすのであろう?とゆう疑問であった。
 正気の沙汰ではない高さの高層住宅が林立してる風景や、不自然な迄に 徹底された冷房環境や、1km四方に5万人以上住んでいるという人口密度、等、 物凄く特殊な環境である、というのがこの街の感想である。
 たまにはこんな都市があってもいいかも、とも感じるので、この猥雑さが 中国返還後に徐々に無くなっていくのではないか、という不安を感じる のも確かではあるが。

 なんにせよ、凄く変な(誉め言葉)街であることは確かである。


 なんとなく気に入った、エスカレーターの「緊急停機」ボタン。
 結構いい線行ってると思う(何が?)。


 これは、誰がどう見ても某爆弾男ではないか!?
 と、突っ込みたくなるデザインの謎のマスコットキャラ。


 謎の返還記念バーゲンセールの告知。
 字の配置なんかが、何かを意識してるのではないかと邪推してしまう デザインである。
 ちゃんとひらがなまで使ってある、とか、漢数字表記が日本と全然違う、 とか、香港侮り難し、と思ってしまう一品である。