12月16日(与えれば与えられる 愉快な不思議な電車の中)

今日は姫路白鷺道場での 相愛会長会議の帰り、電車の中で愉快なことがあった。年末週末の所為か 電車はほぼ満員に近かった。僕は座席に掛けたが、後ろの座席の中年の女性は 二人掛けの隣の座席に荷物を置いていた。
中年過ぎた男性が、その女性に「其処空いていますか」と尋ねると、その女性は「後で知り合いが来ますから」と言って、席を譲ろうとしないのである。その男性は むっというような顔つきであった。
僕は思った。この女性は変な人間だなあと。電車は混んでいるのであるから、隣の席を譲ればよいのになあと思った。変な利己主義な人間だなあと思った。 そこで僕はその中年過ぎの男性に「どうぞお掛け下さい、僕は後ろの車両に移りますから」と言って席を譲って 後ろの車両に乗り換えた。その車両もほぼ満員で、僕は吊革につかまって立っていた。
電車はやがて発車して、5分ぐらい経った頃、直ぐそばに掛けていた若い女性が、「どうぞお掛けになって下さい」と言って僕に座席を譲ってくれた。僕はそのとき思った。これは「与えれば与えられるの法則」がはたらいたのかなあと思って嬉しくなった。そしたら今度は、その座席をゆずってくれた若い女性のすぐ側の中年の女性が、「どうぞ掛けて下さい、私は直ぐ下車しますから」と言って、立って若い女性に席を譲った。あら、此処にも「与えれば与えられるの法則」がはたらいているなと、不思議と愉快とが重なって、僕はたまらなく嬉しくなった。
今日はまことに良い日でありました。ありがとうございます。