VSWRとはVoltage Standing Wave Ratio でありますが Voltageを Visual .S.W.R

としました。SWR計は針で指示するものが一般的です。

液晶でSWR特性をグラフで指示するものも市販されてはいます。

 本機では安価な市販の液晶モニターをディスプレーとして、表示することが出来るのが

特徴です。何と言ってもSWR特性が直感的に認識できることは、一度使えば手放せない

 測定器となることでしょう。

特徴:  1MHz-70MHzの広範囲なVSWRを一度に測定できる。

 小型軽量、電源を内蔵し使用場所を選ばない。

汎用部品を使用し、制作費も安い。

シビアな調整箇所がなく、再現性が良い。

目的周波数(カーソル)を中心として周波数軸を拡大できる。

カーソル周波数をデジタル表示。

SGとして、利用できる。 

ビデオ出力により、TV映像、VTR録画ができる。

画面を見ることにより、無線工学が直感的に理解学習できる。

簡単操作法: 

操作つまみは2つだけでFrequncyWidthです。

frequncy操作で周波数カーソルが動き、カウンターに表示します。 

Width操作はフルスイープからCWまで連続カバーします。

測定端子のオープン、ショートチェックが出来ます。電源電圧チェックと兼用です。 

外部出力ビデオ端子付です。

基準抵抗は外部に出ていて応用範囲が広がります。 

設計方針:

次の優先順位で回路設計を行いました。

1.使い易いこと。

2.安価なこと。 

3.部品入手し易いこと。

4.作り易いこと。

5.設計変更及び改造の容易なこと。

 

作る楽しみより、使う楽しみが目的です。

使い易いことが最優先ですからある程度回路が複雑化したのはやむをえません。 

安いモニターを利用し、簡易化したビデオ回路で画像を表示して画面を90度回転さ

せると容易に波形モニタとなります。  入手困難高価で特殊な部品は使用せず、安価な 

汎用部品での回路構成を心がけました。 

部品点数は多くなりましたが2.54ピッチICの半田付けが出来る方なら問題ありません。

 以上の文章は簡略して編集しております。

皆さんも奮って製作してみては如何でしょうか? なお、回路図はJA3HAWまで請求

いただければ実費にてお送りします。   

 

 

 

完成した基盤

V_SWRアナライザー

設計 JO1KXJ 福岡 OM
製作 JE1DYF 内藤 OM

最終作品の基盤

三段重ねを分解した写真

試作1号機

SWR検出部と電源部

製作発表時の写真

スイープ部裏面

スイープ部基盤

JR0FAB淺川OMの作品                           プリント基板はJA3HAWの作品です。

検出部の裏面