鳴海璃生
森下に引きずられるようにしてゴールした私を、火村が軽く片手を上げて迎えてくれた。たった50m程の距離を走っただけなのに、私のか弱い心臓は元気にタップダンスを踏みならし、活量の少ない肺は仕事量の増大に不満を唱え、既に呼吸をする時間さえ惜しい。
腰を折り、両膝に手をついてハァハァと荒い息をつく私の隣りで、火村が呑気に煙草をふかしている。風に揺れる前髪を煩げに掻き上げて、火村はゆったりと紫煙を吐きだした。白い煙がゆらゆらと頼りなく揺れながら光の中に溶けていく。
---畜生。涼しげな顔しやがって。
普段では見られないぐらいの爽やかな表情。口許に浮かぶ楽しげな笑い。全くもってむかつくことこの上ない。
「---何で俺だけ走らなあかんねん」
ハァ〜と大きく息をつき、喉の奥から言葉を絞り出す。それに、火村が外人のような仕種で肩を竦めた。
「俺のせいじゃねぇだろ。お前を指名したのは、森下さんだぜ」
ジャケットのポケットから取り出した簡易灰皿に短くなった煙草の吸い殻を捨て、火村はチラリと数メートル先にある白いテントへと視線を走らせた。視界の先では、森下が事務方のような男性とプログラムらしきものを挟んで何やら話し込んでいる。私はその様子を横目に眺め、ニヤリと意地悪く微笑んでやった。
「自分は関係あらへんて顔してられるのも、今だけやで。森下さんの頭の中では、君かてメンバーの一人なんやからな」
走り終えた後にちらりと聞いた森下の話によると、どうやら火村と私は人数の揃わなかった捜査一課のメンバー補充に当てられたらしい。鵜の目鷹の目で犠牲者---もとい---協力者を捜しているところに、このド阿呆な犯罪学者先生がのこのこと現れたというわけだ。日頃の行いが悪いせいで、そんなとってもタイミングのいい真似を晒すから、私のような善良な一般市民までが巻き込まれることになってしまったのだ。
なのに、元々の原因である火村に、我関せずみたいな顔をさせて溜まるもんか。原因なら原因なりの責任てやつをきっちりととって貰おうじゃないか。
高い青空に向かって固く心に誓った時、私達を呼ぶ明るい声が風に乗って届けられた。身体を捻るように振り返ると、手に持ったプログラムを振り回しながら森下刑事が私達の方へと走ってきていた。トレーナーにジーンズというラフな恰好とも相まって、例え刑事だと判っていても俄には信じられない。
「どないしたんですか?」
問い掛ける私に、森下はにっこりと微笑みかけた。その辺のお嬢さん方なら思わず心臓を高鳴らせるような微笑みだが、このあとに続く言葉が何となく想像できるだけに思わず身体が退けてしまう。
森下は手にしていたプログラムを、がさごそと私達の前で開いた。覗き込むようにして、競技の順番が印刷されたそれを視線で辿る。どうやら競技の方は、午前の部から順調に進んでいるらしい。印刷された競技の名前と目の前の光景を見比べてみると、今行われている競技が午後の部に入って四つ目の競技であることが確認できた。
「あのですね---」
言葉遣いに厳しい上司に注意されている口癖を口にしながら、森下は午後の部の5番目に印刷されている競技を指し示した。
「お二人には、この競技に出て頂きたいんですが…」
口調は柔らかな問い掛けだが、その根底には覆すことのできない決定が含まれている。やれやれと思いながら森下の指先へと視線を落とすと、そこには『二人三脚リレー』という、内容が判りやすい競技名が書いてあった。
ここまで引っ張られてきたからには、競技の一つや二つに参加することも吝かではない。だが私的願望を口にするならば、駆けっこはちょっとご勘弁願いたい。
そんな私のささやかな願いを知ることもなく、森下はがっしりと私の腕を掴み、参加選手達が群れている場所へ連れて行こうとした。隣りで逃げるように身を引いた火村のジャケットの裾を、咄嗟に握りしめる。火村が顔を顰め、険悪な眼差しで睨みつけてくるが、そんなの知るもんか。こいつと私は一蓮托生の身だ。一人だけ楽しようなんて真似、絶対に許すもんか。
まるで連行される犯人の気分で連れて行かれたその場所には、とても刑事とは言い難い人相のお歴々や、思わず引いてしまう屈強な体型をした警察官が群れをなしていた。その中から見知った顔が、私達を見つけて近づいてくる。
「火村先生、有栖川さん。今日も宜しく頼みますよ」
黒いトレーナーとジャージ姿の船曳警部が、いつもは強い光を湛えた眸を細め、満面の笑みで笑いかけてきた。真ん丸い禿頭を隠しているのは、トレーナーとお揃いの黒い帽子。その上に白い鉢巻きが撒かれているのが、何ともユニークだ。いつも警部のお腹の上で丸い弧を描くサスペンダーが、さすがに今日は見あたらないのが少し残念だった。
「私は第2走者なんですわ。足には自信がありませんから、若い方で宜しく頼みます」
豪快に笑う警部に、私は固まったような笑みを返した。普段フィールドワークで鍛えている火村はまだしも、か弱い推理作家にそれを期待されても…。
「有栖川さーん、火村先生」
森下の声に、私はチラリと隣りに立つ犯罪学者へと視線を走らせた。船曳警部の前ということもあってか、さすがに先刻までの仏頂面は、いつものクールな表情の下に上手く隠している。だがどこか手持ち無沙汰に視線を外した様子からは、隠しきれない不機嫌さがにじみ出ていた。そんな犯罪学者に向かって心の中で中指を立て、私は森下の方へと駆け寄った。
「すみません、何ですか?」
「たいした事やないんですけど、一応競技の内容を説明しておきますね」
明るく屈託のない口調からは、火村の不機嫌さに気づいた様子は微塵も感じられない。心の中で小さく溜め息をつき、私は森下の手元を覗き込んだ。
少しくしゃくしゃになったプログラムには、余りきれいとは言い難い文字で、走り書きのようなメモが書いてあったり、競技名の上に歪な丸印がついていたりした。借り物競走や二人三脚リレーに丸がついている所から察するに、印がついているのはどうやら自分が参加する競技のようだ。一課では1番のペーペーということもあって強面の先輩達に押しつけられたのか、彼が参加する競技の数はチラリと一瞥しただけでも結構な数に上っている。
「あのですね、二人三脚いうても一応100mずつのリレー形式になってまして、バトンの代わりに襷を遣り取りします。それで、有栖川さんと火村先生には第3走者をお願いします」
プログラムに載っている簡単なフィールドの地図を指さしながら、森下は熱心な口調で説明してくれた。私はチラリチラリと火村の様子を気に掛けながら、森下の説明に曖昧な応えを返した。まさかこの場に及んで逃げるとは考えられないが、火村のことだ。注意してしすぎるということはない。
「第1走者は合同でチームを組んだ2課の連中がやります。第2走者は2課の課長とうちの班長ですので、襷は班長から受け取って下さい。アンカーは僕と鮫山さんですから、どちらに襷を渡して下さっても構いません」
森下の言葉に、火村よりよほど大学教授然とした雰囲気を持つ刑事の顔を脳裏に描く。目の前の森下刑事とは違い、どこか固いイメージを持つ警部補に運動会などという行事が似合っているとは、お世辞にも言い難かった。何ともはや気の毒なことだ。所詮刑事もサラリーマンなんやなぁ…などと思いつつも、自分も同じ境遇に晒されていることを思えば、たいした同情の念も浮かばない。
「それじゃ、有栖川さん。他の課の連中に負けないように頑張りましょうね」
にっこりと微笑みながら、森下刑事が軽く私の肩を叩いた。その清々しい笑みに表情を強ばらせながら、私は緩く頷くことしかできなかった。
森下と話し込んでいる間に、どうやら私達の出る二人三脚の番が回ってきたらしい。森下に促され、うんざりとした様子で入場門---とは言っても、それらしく旗が立っている程度だ---の前に立つ火村の元へと走る。わいわいがやがやと、童心に返ったような警官達の中で、仏頂面の助教授の辺りだけは空気の色が違っていた。
「お待たせ」
私は火村の背中をポンと軽く叩いた。妙に明るい私の様子に、火村が眉を寄せる。ここまでお膳立てが整ってしまっては、今さら文句を言っても後の祭りだ。やるしかないのなら、少しでも楽しまねば損ではないか。言うなればやけくそというか、もう開き直るしかないってな心境だ。
「俺達第3走者やて」
森下の話を簡単に説明する。助教授は相も変わらずの仏頂面だが、ここまで来たからにはいい加減に覚悟を決めて貰おうではないか。
「船曳警部から襷を貰うんやそうや。えっと、俺達のスタート場所は---」
それぞれ所定の場所に参加者が散り始めたトラックをぐるりと見回す。ちょうど入場門の反対側の位置に森下刑事の姿が見えた。ということは---。
「あっちや。来賓席と反対側やな。ほな、とっとと行こか」
「何だよ、お前ずいぶんとやる気じゃねぇか」
ぐい、と腕を掴んだ私に向かって、火村はさも嫌そうに顔を顰めた。うんざりした様子も露わな眼差しを正面から受け止め、私はニヤリと勝ち誇ったような笑いを返す。
「往生際が悪いのは男らしくないで、センセ」
「良く言うぜ、万年運動不足の推理作家のくせして。先に言っとくがな、俺の足引っ張るんじゃねぇぞ」
「ドーンと任せとけや」
口許に皮肉気な笑みを刻んだ犯罪学者に向かって、私は胸を張って勝利のVサインを作ってみせた。◇◇◇ 言い訳程度に白線の引かれたスタートラインに並び、私は屈み込んで互いの足首を小型の一反木綿のような白い布で結んだ。小学生の時の経験から、余り緩く結ぶと逆に走りにくくなってしまうので、互いの足首が離れないように心持ちきつめに結ぶ。
「よっ」と掛け声を掛けて立ち上がろうとした途端、結んだ足首の不安定さに上半身がぐらりと揺れる。支えるように私の左腕を掴んだ火村が、呆れたような視線を注いだ。言葉よりも雄弁に物を言う眼差しに罰の悪さを感じ、私は慌てて辺りの様子を見回す振りをして火村の視線を避けた。
私達と同様に足首を結びあった警官達が、どこか危なげな足取りでそれぞれのレーンへと向かう。本来のリレーのルールならば、前の走者の順位に従ってレーンの位置を変えていく。だが二人三脚による移動の不自由さを補うために、この競技ではそれぞれのレーンの位置は予め固定されたままだ。
1番内側の第1レーンに立った私は、隣りに並ぶ火村の肩に手を掛け、上半身を捩るようにして後ろを振り返った。第2走者の船曳警部と2課の課長が第3位で襷を受け取り、ほてほと走り出す。
2課の課長も船曳警部と似たり寄ったりの真ん丸い体型だったので、二人が並んで走る姿はどこかユーモラスで、笑いを誘う。だがその割りに---と言っては失礼だが---二人の走りはなかなかのもので、10m程離れていた2位との距離が、少しずつではあるが縮まってきているように思えた。
「船曳警部、なかなか凄いで」
楽しげな私の口調に、火村が冷めた視線を返す。
「人のことに気を取られてねぇで、ちゃんと走れよ」
「判ってるって。君こそこけるんやないで」
笑いながらの私の台詞に火村は軽く鼻を鳴らし、後方へと視線を注いだ。隣りでは1位で入ってきた交通課の警官が青い襷を受け取り、走り出していく。
「アリス、来るぜ。ちゃんと襷受け取れよ」
「わぁってるって」
三つ横のレーンから、2位で襷を受け取った警官が走り出した。それと殆ど同時に荒い息をつきながら走ってきた船曳警部が、思いっきり腕を伸ばすようにして私に赤い襷を手渡してくれた。あたふたとした動作でそれを肩に掛けると同時に、火村が右手で私の肩を抱き寄せた。
「行くぜ」
低い声と共に1歩を踏み出す。途端、前のめりに身体がつんのめる。肩に掛けた右手に力を込め、火村が抱きしめるように私の身体を支えてくれたおかげで、何とか倒れ込むことだけは防ぐことができた。
「何やってんだよ、ドジ」
理不尽な怒鳴り声に、私は声の主をぎろりと睨みつけた。スタート早々こけそうになったのは、絶対に私一人の責任じゃない。
「何言うてんねん。君が、どっちの足から出すか言わへんからやないか」
何も考えずに足を踏み出した場合、大抵の人間は利き足から踏み出すことが多い。それが私は右足で、火村は反対の左足だったことが災いしたのだ。
「判ったよ。じゃ、右足からだ」
「よっしゃ」
火村の声に、私は思い切りよく右足を踏み出した。その瞬間ぐらりと天地が揺れ、火村と私は重なり合うように地面に倒れ込んでしまった。
「重いッ! どけや」
「バカ野郎、何で反対の足を出すんだよ」
転んだままの恰好で、二人同時に怒鳴り合う。私はどう考えても納得のいかない助教授の罵りに、すぐ目の前にある男前の顔を睨みつけた。
「何言うてんねん。君が右足からやって言うたんやろ。俺は、ちゃんと言われた通りにしたで」
「だったら、何で倒れるんだよ」
「そんなん知るかッ! 君が逆の足出したんと違うか?」
私の上に倒れ込んでいた火村の身体を引き剥がし、地面に尻餅をついたままの姿勢で睨み合う。だがその一瞬後に、私達二人は同時に声を上げた。罰の悪い思いで、結ばれた足首に視線を注ぐ。「右足」と言った火村も、それに従って足を出した私も、互いに大事なことを忘れていたのだ。
つまり二人三脚の場合、互いに布で結ばれている足は、左右逆の足になるってことだ。
結ばれた方の足を指したつもりで「右足」と言った火村と、言葉通りに素直に右足を出してしまった私。結ばれている足とそうじゃない足を出し合ったのだから、こけてしまうのは必然の成り行きともいえる。
「---君の言い方が悪いんやで」
白い布で結ばれた足首を見つめ、ふてたようなぼそりと呟く。
「悪かったよ」
低い小さな声で謝られ、思わず私は隣りの犯罪学者をまじまじと見つめてしまった。普段の態度が傍若無人を地でいっているだけに、偶に素直に謝られるとどうしていいのか、その対処に困ってしまう。
「火村先生、有栖川さん。早く立ち上がって走ってくださいよぉ!」
森下刑事の大声が、唐突に鼓膜を振るわせた。その声に、二人同時に視線を移す。トラックの頂点辺りに位置する第4走者のスタート地点で、森下刑事が高々と上げた両腕を大きく左右に振り回してた。そっと隣りを伺うと、火村がニヤリ笑って気まずい空気に終止符を打った。
小さく安堵の息をつき、辺りの様子に視線を巡らせる。船曳警部達に大きく離されていた5位の走者から襷を受け取った二人組が、呼吸を合わせながら走りだそうとしていた。
「チッ、しょーがねぇな」
ぐいと、火村が私の身体を引き上げる。まるで操り人形のように火村に為されるまま、私の身体は重力に逆らって勢いよく立ち上がった。抱きしめるように肩に腕を回され、とくんと小さく鼓動が跳ねる。
「いいか、アリス。結んだ方の足からだぜ」
「わ、判った」
ジャケットの背中を握りしめ、頭の中で「左足、左足」と何度となく唱える。
「行くぜ」
火村の声に小さく頷き、私は白い布で結ばれた左足を踏み出した。最初は、呼吸と歩幅を合わせるようにゆっくりと---。そして、徐々に走るスピードを上げていく。
スタートラインでもたもたしていたため、3位から最下位にまで落ちてしまった私達だったが、なかなか呼吸を合わせられずにモタモタヨタヨタと頼りない足取りで走っていた4位と5位の走者達は簡単に追い抜くことができた。スタート地点から約70m程走った所で、前を行く2位の走者の背中が間近に見えてきた。
「アリス、あいつら抜くぞ」
低く呟いた火村が、僅かにスピードを上げる。いい加減心臓がバクバクと踊り出している私は、返事を返す余裕も無く、代わりに何度も大きく頷いた。肩におかれた火村の指先に力が入り、少しずつ走るスピードが速くなっていく。同時に、耳元で風の流れる音が大きくなっていった。
1m程先にあった二つの背中がぐんぐん間近に迫ってくる。運動不足を誇る私の身体は、既にあちこちで悲鳴を上げ始めている。だが、ここで止まるわけにはいかない。肩におかれた火村の掌の温かさに励まされるように、私は交互に足を動かし続けた。
視界の中で徐々に大きくなってきた二つの背中が、あっと言う間に傍らを通り過ぎていき、視界の中から消え去った。唯一残ったのは、数メートル先に揺れている二つの陰。だがそれも、意識の中から少しずつ遠くなっていく。
感じるのは頬を撫でる風の心地良さ。
踊るように鼓動を刻む心臓の音。
鼓膜に触れる荒い息遣い。
肩におかれた掌の力強さ。
洋服越しに伝わる慣れ親しんだ温かさ。
「アリス、あと少しだ」
限界に近づいてきた私を励ますような低い声。力無くコクコクと頷き、前方へと視線を上げる。ぼんやりと霞んでいるような視界の先で、大きく手を振る森下刑事の姿が揺れた。
「…森‥下さん、これ…」
力無く腕を伸ばし、肩から抜き取った襷を森下に渡す。
「あとは任せておいて下さい」
力強い仕種でそれを受け取った森下刑事は、にっこりと微笑んで振り向きざまにVサインを作った。そして勢いよく走り出す。徐々に遠離って行く森下刑事達の後ろ姿を見つめながら、がくがくと震える私の足は、力無くその場で跪きそうになった。
「おっと」
既に立っているのもやっとな状態の私を抱えるようにして、火村がトラックからフィールドへと入る。数歩進んだ所で、私は崩れ落ちるように緑の芝生の上に倒れ込んだ。それにつられて、火村も芝生の上に腰を下ろす。
「万年運動不足の推理作家にしちゃ頑張ったじゃねぇか」
足首を結んだ白い布を解きながら、火村がニヤリと不適な笑みを口許に刻んだ。それを横目に見つめ、私はバッタリと芝生の上に寝ころんだ。2度3度と大きく深呼吸をして荒い息を宥め、私は揚々の態で言葉を絞り出した。
「当たり前や。研究室に籠もっとるような犯罪学者には負けられへん」
「はっ、良く言うぜ」
足首から解いた白い布をくるくると掌に巻き付けた火村は、芝生の上に後ろ手をつき、眩しそうに双眸を眇めて青空を仰ぐ。僅かに額に浮いた汗が陽の光を弾き、乾いた風が白髪混じりの前髪を揺らす。
常には無い火村ののんびりとした表情を見上げながら、まぁ偶にはこんならしくない休日の過ごし方もいいか…と思った。End/2000.11.09
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