-Essay- こちらでは日々感じる事、思う事、楽しい事、ハラ立つこと等をザックバランに綴っております。

 
「買う人売る人気をつけて」

  愛用しているノートパソコンを使っている時の音が結構気になって創作どころではない(笑)。そこで、ネットで質問したら、即座に「そらハードディスクが悪い。静かなのにしなされ」と返事が返ってきたので、同じくネットで商品を調べ、自宅から少し離れた所にあるお店で売っているのが分かりました。
「****っていう型番なんですけど」
「あ〜そのモデルは今ないですね。***ならあります」と、淡々とした返事。
「分かりました。」

 これだけならまだ、ごく普通のお店の店員と買い物客の会話で済むのですが、問題はその後。僕が
分かりました」と言い終える間も無く電話をガチャンと切られてしまいました。しかも商品の品番を再度調べて再び電話した時も全く同じ。それが相手にとって「買う見込み無し」と判断するには十分だったのでしょうが、兎に角こちらには「二度とあんな所に電話もしてやらない!」と思わせるには十分な位に不愉快でした。
 ムっと来て気分転換にテレビでも見ようとスイッチを入れると、又これが実にタイムリーに、ビジネス関連の番組で、「顔の見えないネット通販こそ、対面販売以上にフォローに気をつけよ」と謳う内容。ネット通販で掴んだお客に手書きの手紙を送ったり、クレーム時には「これでもか」って言う位のフォローを徹底的にしたり・・・自分もずいぶん勉強になるつもりでその番組を見ていました。
 結局HDDは、わざわざ地下鉄に乗って街のPC街に行ったら、最初のお店よりずっと安く並んでいるのを見つけて即購入。久しぶりに週末の、日頃の仕事中とは違う町の空気と食事を味わって帰ってきました。セットアップに丸一日かかってしまったけど、お陰ですっかり静かになった愛機に大満足しながら、こうして書いています。逆に言うと、今までずっと創造の翼が羽ばたくのを邪魔し続けていたのあの煩さは一体何だったんだ・・・
 振り返ると、ネットに限らず「通販」って、買いたくても遠くて買いに行けない、忙しい、体が悪くて出られない、又は店頭では恥ずかしくて買えない(笑)っていうニーズを満たす為にあるんで、そこそこに知識を集めた物が安さを求めて行くものじゃないんですよね。だからこそ、そんな人達にもモノを買ってもらおうと思ったら、テレビでやってた様な、対面販売に負けない商品開発と顧客サポートが必要な訳で・・
 よく「対人関係はもういやだから、在宅勤務やSOHOの仕事をしたい」なんて書き込みをよく見ます。自分自身も正直、そうだったらいいなと思う事がありますが、コミュニケーション不要=誰にでも出来る単純作業=安く叩かれて結局外で働いた方が、時給換算するとまだマシ。という図式は冷静に考えれば誰にでも分かる事で、むしろ経験と責任があるからこそ、人は自分の能力を高く売れるんですよね。
 又、そうし続けて行かなければならないんですよね。生きている以上は。
 全然関係ない話なのですが、最近英語を習いたいと全く思わなくなりました。日本語使って日本人とコミュニケーションをもっと取らなければならない事に沢山気が付いたので(笑)

  僕自身を取り巻く環境はまだまだ「春遠からじ!」ではありますが、早く名実共に初々しい春が来る様に頑張っています(って・・・立夏過ぎてるんだけど(苦笑))

2004年5月16日
-Back-

TOPに戻ります
ようこそ
オリジナル曲はこちらでどうぞ