-Essay- こちらでは日々感じる事、思う事、楽しい事、ハラ立つこと等をザックバランに綴っております。

 
「風が教えてくれる」僕の唄

  1ヵ月半も休業状態にしていて御免なさい。ずっとプレッシャーのかかる生活を続けて来ました(汗)Mac側でもHPの制作環境を整え、これから更にグレードアップしてやるぞ!とは思っているのですが、中々その暇もない状態です。
 そんな所で、ちょっとリアルな話から(はよせいってば)

 先日、仲良しさんだった(って自分で思ってるだけかも)、このサイトを見に来てくれるリアルでの友達から、「(ここのサイトで歌っている曲って)、本当にあったことなんですか?」
と聞かれました。リアルでの感想なんて滅多にないので、照れくさくて(笑)ちょっとお茶を濁した返事で誤魔化しました。
 音楽を作ろう、特に詩を書こうという志を胸に抱いた人なら、必ず最初の1曲は自分の気持ちや夢を綴る事と思います。昔音楽系の広告で「失恋をした。いい曲が出来ると思った」というのがありましたが、何を隠そう僕もその通りで、当時3年前となっていた恋愛を振り返った時にペンを走らせたら、曲が出来てしまっていたというのが事の始まりでした。
 それを始めて知り合いに聞いて貰った時は「(思い出がありのままで)生々し過ぎる」との指摘を受けました。だから2曲目は軽いノリの曲を、3曲目は・・と、嗜好を凝らしたつもりではあるものの、音を打ち込みで作るのが面倒くさくなって(笑)今は殆ど似たような曲ばかり作るに留まっています。
 どんな時に詩が書けるのか?僕の場合、かつて「風が教えてくれる」と形容した事がある程、心を澄まして身の回りの事全てを受け容れていると詩が書きたくなる、という程に心が「作詞向け」?に研ぎ澄まされていた事もありました。(出来の良し悪しは別として)職場の上司が結婚する際に、奥さんがそれに至る迄にとった過激な行動に心を打たれて書き上げた曲、ネットで知り合った女性がメールで漏らしてくれた悩みに応えてあげようと思って作った曲・・・
 曲を創るという作業は、孤独の中に身を置かないと出来ない作業です。でも本当に孤独な人には作れない。常に誰かを感じ、喜び、悲しむ素直な気持ちを持ち続けていないと詩は書けないと思っています。仕事を変わる際に、別れる街とそこに住む人たちに感謝の気持ちを込めて創った曲、どう転んでも事実は一方的な失恋なのに、自分に都合の良い様に美化している曲(笑)でもきっと、僕が現状から抜け出せない一番の理由は、自分でも分かってはいるのですが、それらが「自分の為に書いている曲が多い」からなのでしょう。そして、詩を書く一番のエネルギー「人との出会い、触れ合い」に渇いている事も。甘えているのかも知れませんが、あの小椋 圭でさえ、大手銀行の支店長に上り詰めたのと同時に、人との出会いがこれ以上求められなくなったという事が、退職の引き金となっています。
 
 復活まで、もうちょっと待ってやって下さい。

2004年7月1日
-Back-

TOPに戻ります
ようこそ
オリジナル曲はこちらでどうぞ