何時か出るとは思ってたが、HDDを積んだ携帯電話が遂に登場しましたね。ニュースでは、**曲の音楽データを持ち歩ける、なんて何時もの例えを出してはいますが、ここで一言。もうPDAを通り越して「イッキにパソコンまでいっちゃえ!」
機能を特化しているとはいえ、ケータイの性能はもう完全に一昔前のPCを上回っていますから、容量さえ確保出来れば、あとは大きな画面とキーボードがあれば、もうパソコンとしても十分。近い将来、デスクトップのPCは、本体の無い、本当にキーボードとディスプレイだけの「コントローラー」の様になってしまうのかも知れません。僕は元々「邪魔な」筐体とファンの音が嫌いで、発色が劣ってもノートPCを選んできていますから、音の出ない小さな本体は大歓迎。出先では自前で構築しているデータベースを常に持ち歩いて出先でも使用出来るだけでなく、何時どんな場所でも常に自分好みの環境で作業が出来る事になるかも知れない。久しぶりにワクワクさせてはくれます。
定着すれば、職場の環境も変わるかも知れない。液晶も随分普及しましたが、それでも変わらず「邪魔な」CRTをオフィスに追いている職場が多いのもまだ事実で、今度はそれどころか本体すらも姿を消してしまい、皆さんは出社すると自分の携帯をコネクタに繋いで仕事のスタート。もうThinkPadもiMacもヘッタクレもありません(笑)HDDを携帯に載せているから、WindowsやOfficeを搭載し、従来と何ら変わることの無いアプリを使って仕事が出来るかも知れない。いや、それこそサーバー経由でアプリを共有するASPなんてことが、それこそ実用化するかも。仕事のファイルを勝手に持ち出したり出来ない様にする必要もあるかな?
いや、ひょっとしたら、今度こそ「出勤」という事が無くなるのかも知れない。
ビジネスとしてはどうでしょう?携帯メーカーは生き残っても、パソコンのメーカーは間違いなく淘汰されるでしょう。もう個人でのインターネットのプロバイダは、携帯会社の"3人勝ち"なんて事になったりして。PC用ブラウザ画面をケータイで見られる技術はもう実用化済み。TVも見られる時代だから、ケータイに直接録画なんて時代もそう遠く無い?じゃぁもうケータイだと困る事ってもうないじゃん?
カメラが付く直前の頃の携帯はものすごく小さくて、私も出先で無くしてしまったりしましたが、これからはもう肌身離さず持っていないといけないですね。
Windows95の頃にビル・ゲイツが書いた本の中で、「パソコンは手のひらサイズになって、どこでも持ち歩ける様になる」の図を見た電話会社の人が「パソコンがこうなるより、携帯電話がこうなる方が早い」なんて思ったそうですが、本当にその通りになりましたね。
数年は無理としても、10年位の後には、もうそんなシーンが当たり前になってる様な気がします。
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