その通り!〜日本経済記事「市場想像力、米に軍配」より

  矢継ぎ早ですが(笑)読んでて思わず「そうだよねぇ」と思えてしまったので、UPします。ずばり今日10月30日付け日本経済新聞7面の記事を読んでのことです。

 読んでない方の為に要約しますと

 ・「グーグルやアマゾンなどの米ネット企業と楽天が並ぶのはそもそも違和感がある」
  (証券アナリスト談)
 ・営業活動による現金収支(キャッシュフロー)でも違いが歴然としているだけでなく、収益の源泉にある独創的な技術と事業モデル。前者が他の追従を許さない、可能性を秘めた技術などであるのに対して、楽天は仮想商店街にヤフーやエキサイトなどのポータルを模倣し、上場後の時価総額をテコに異業種買収を繰り返す・・(楽天に限らず)これらをグーグル等と同じネット企業の範疇に含めるべきか。

  (・・・以上要約・・ってこういうのってどこまで使っていいんでしょうか?(汗))
 
 株価とか業績までは突っ込んだ事は無かったけど、僕もこういう事は常に考えていた。参加している個人や企業の書き込みや出品でもっているくせに、さも自社が情報を発信している様に謳っている企業の何と多いことか。
 
  僕も楽天の店舗から商品を買った事はあるが、決して「楽天だから」ではない。商品をネットで検索してて一番安かったお店がたまたま楽天だっただけのこと。多分楽天でなくてもそこで買ったと思うし、比較対照して買わなかった楽天出店の商品も沢山ある。ヤフーのTOPページは一日に何度も見るが、楽天のTOPは滅多に見ない。

 一昔前のnifty等のパソコン通信サービスの宣伝文句も「他の追従を許さない情報量」とかをうたい文句にしていた。niftyを使っていた頃にあるスタッフの言葉「niftyは何一つ情報を発進してはいません。情報を掲載(書き込み)する場所を提供しているだけです」はNiftyの会員だった10年の中でもっとも記憶に残っている。そのくせに著作権だけはしっかり主張する。パソ通時代のniftyもそうだったが、ヤフーのブログも書き込みの著作権は企業側にある事(この場合はフジテレビ)を了承「させられて」しまう。
 パソ通サービス系のプロバイダがネット時代になってもかつての勢いを取り戻せないでいるのは、書き込みの権利ばかりを主張してばかりで、会員にアフィリエイトの様なビジネスチャンスを与えなかった事だろうと思ってる。

 楽天の新監督に就任(決定したのかな?)する野村監督が、最初に提示された契約書を見て憮然としたそうな。「『楽天の監督という事で知名度が上がるのだから』契約期間中の講演会や出版等の収益の一部は会社と折半する」旨が明記されていたそうで、野村氏本人でなくても「なんてセコイんや」って思った方は少なくなかったと思う。
 僕の意識の中では今でも「楽天」は「ちょっと大きなショッピングモール」という事で変わりはない。ライブドアは僕にはもっと分からない。

 楽天やライブドアの企業努力を全面的に否定するつもりはないが、TV局の現場だって日々視聴率の取れる番組を作る為に、それこそ毎日死ぬ思いで制作業務に追われている。そんな努力も知らないで「ネットを使えばもっと面白い番組が出来ますよ」と言われたって、誰だって腹が立つに決まってる。特にホリエモンさんには、ゲスト出演でもない、自社サイトのブログ(=人のネタ)に頼らず、オリジナルの企画で、30分でもいっから番組を仕切って視聴率を稼いで貰いたいと思う(それも1回だけじゃだめだよ)
2005.10.30

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