ホーム > 小児科 > 鑑別 > |
胆道閉塞症と新生児肝炎について鑑別 |
[サイトマップ] | |
[このカテゴリに新規登録] |
登録件数:4件
胆道閉塞症と新生児肝炎について
胆道閉塞症の予後は生後60日以内の手術終了の適否が予後を左右する(肝硬変に移行)。それまでに新生児肝炎との鑑別をする。
鑑別診断
灰白便がみられる。十二指腸ゾンデで胆汁の排出がみられない。超音波検査で胆道がない。肝生検で胆汁うっ滞像がつよい。肝シンチグラムで十二指腸への排出が見られない。血清リポタンパクX陽性。試験開腹により確認。
胆道閉塞症の臨床徴候・検査所見
黄疸〜生後1ヶ月ごろ GOT,GPT は中等度に上昇。
便〜最初黄色で、灰白色に ALP、LAP、総コレステロール、総胆汁は次第に上昇
血清ビリルビン値〜5mg/dl。2mg/dl以上は直接型
新生児肝炎の臨床徴候・検査所見
肝内胆汁うっ滞症を主徴とする肝炎、生後2ヶ月後いないに黄疸にきずく。灰白便と濃黄色尿を伴い、顕性黄疸は1ヶ月以上持続。二次性のものは除外。ALP、LAPは軽度の上昇にとどまる。
[トップに戻る]