§後書き
読んで下さってありがとうございます。短編23本中、お気に召した作品が1本でもあれば光栄です。この作品は天地無用のCD『天地開闢時空の道行』をヒントにして作ったものでして、基本的な構成としてはキャラが異世界に飛ばされて、そこで騒ぎを起こすという設定になってます。
そんなわけで、各作品の後書きです。ネタばれしてるので、作品を読んだ後に読むことをおすすめします。
§プロローグ 『肉体労働者、誠』
冒頭の必死こいて実験装置を組み立てる誠というのは、オフィシャルでも創作館でも神の目を研究する誠についてやたらデスクワークをしているというイメージが強いため、それに対する私なりの考えです。いくら紙の上で考えたって、実際にやってみなきゃどうなるか分からないという考えがありますんで…。
誠のめちゃくちゃな実験計画が露呈されるシーンでもあります。(笑)
§1 『焼肉、東雲屋』
CDドラマなんかでありそうな内容ですね。(笑) きれいにまとまっており、気に入ってます。
§2 『名探偵、アフラ』
本当はアフラがもっとかっこよくなるはずだったんですが、かっこ悪くなってしまいました。(^^; ファトラがでしゃばりすぎてしまったのが反省点です。食い倒れ人形というのは苦し紛れに出した設定です。(^^;;; ファトラが朱雀仮面と名乗っておりますが、他にも金色仮面とか、候補がありました。(笑)
§3 『酒池肉林』
内容のない作品ですね。まともなのは悪臭爆弾くらいでしょうか。
§4 『帝王、陣内』
誠が女装するという、私が大好きなネタです。(笑) 性転換までしとります。(爆) 突然アレーレが出没するというのは作者の怠慢の産物ですね。(^^; ファトラのシスコン描写を初めて行った作品でもあります。(笑)
§5 『お約束にバグ』
気に入ってる作品の一つです。自分ではいいできだと思ってます。なんでファトラだけに靴があうのかと言う人もいらっしゃるでしょうけど、これはあのメンバーの中ではファトラが一番若いからということにしておいて下さい。(^^;
§6 『酒池肉林 part.2』
『酒池肉林』よりさらに内容のない話ですね。シスコンファトラ出てますけど。(笑)
§7 『二人旅』
アフラが壊れております。(^^; シェーラファンにはちょっと申し訳ないです…。7.5の方ではさらに壊れてますね。(^^;;;
§8 『XYZ Files』
身も蓋もないような内容ですが、結構気に入ってます。(笑) 誠が鬼神に改造されておりますが、漫才用サイボーグに改造されるというオチも考えておりました。この場合、誠がツッコミで、TV版イフリータがボケになる予定でした。
§9 『一発芸』
読んだままの内容です。4コマ漫画にした方がよさそうな内容ですね。
§10 『花婿泥棒』
ミーズの奮闘ぶりが全てな作品です。毎回の戦いのテーマを考えるのが大変でした。(笑)
§11 『県立東雲学園』
これまたおばかな作品です。陣内の女装という、触れてはならないものに触れてしまった作品でもあります。(^^;
§12 『責任とってね』
おばかな内容です。4コマ漫画にした方がよさそうですね。
§13 『不思議の国のファトラ』
もっとおもしろい内容になるはずだったんですが、こうなってしまいました。
§14 『ファトラの恥ずかしい秘密』
力だけで押し切った内容です。文章の運びをいかにするかが問題でした。割とおもしろいんじゃないかと自負してます。(笑)
§15 『かぐや姫』
寝間着の値段は一般人,大神官,ロシュタリア第2王女,ロシュタリア第1王女の順であがるようになってます。オチがよくないですね。
§16 『泥レス』
閑話休題的作品です。暗黙のうちに次の『赤ずきん』に続いております。(笑)
§17 『赤ずきん』
オチがいまいちです。このへんの作品になってくると、主導権の状態とかが実にいい加減ですね。(^^; キャラのイメージが良くないですし…。メチャクチャであるとも言えると思います。
§18 『屈折した愛と、もっと屈折した愛』
途中まではシリアスなんですが、最後にギャグに落としてます。ルーンのイメージが良くないですね。ファトラのシスコンぶりがもろに表われている作品でもあります。(笑)
§19 『ロシュタリア華撃団』
長い作品です。元々は作中の劇がやりたいがために作りました。ファトラがヒロインで、アフラが男役というのはけっこうはまってると思うんですが、いかがなもんでしょ。陣内が勝利しているという、大変珍しい作品でもあります。
§20 『光源氏物語』
お気に入りの作品の一つです。ルーンちゃんというのはTV版ルーンのことです。誠のスケコマシぶりが凄いですね。(^^; そのうち天罰が下ることでしょう。(笑)
§21 『羽衣的ぜんまい』
お気に入りの作品です。REMY MARTINさんからネタを頂きました。REMY MARTINさんに感謝。(^^)
ファトラが虐待されておりますが、笑える内容ということで私はいいと思います。虐待されてばかりではなく、元凶である誠をめった打ちにしていますし。(笑)
§エピローグ 『でも、変わらない』
大団円的な終わり方にしようと思ったんですが、芸がないと思ったんで、ひねった終わり方にしました。エルハザードが今後も続くといいなという願いが込められております。(笑)
各作品の後書きは以上です。
もともとこのシリーズはオムニバス形式の作品として企画され、短編5本の予定だったのが、いつのまにか23本にもなってしまいました。もっとも、それでもやりたりない部分もあります。2本ほど、やる予定だったのに結局やれなかった作品もありました。まあ、今回のシリーズの趣旨は、通常ではやれない話をやるとか、単独では不適切な作品を作るとかいったことだったので、一応成功はしてると思います。
今後の展望として、エルハザード以外の他の作品を元ネタとした作品としては、『ヤッターマン』とか『Dr.スランプ アラレちゃん』とかをベースにした作品をやりたいななんて思っているんですが、ネタが古すぎですね。(^^; ヤッターマンでは誠と菜々美が善玉で、陣内とディーバとカツオが悪玉です。(笑) アラレちゃんでは誠がセンベイで、TV版イフリータがアラレで、シェーラたちをあかねたちに対応させて、陣内がマシリトで、ファトラとアレーレがにこちゃん大王と手下という配役です。(笑) 機会があったらやりたいですね。(^^; ファトラとアレーレの配役が笑えすぎ。(笑)