6月18日(水)

4時に起き5時出港、台風6号は石垣、宮古島近辺なので、今日は土佐清水港、或いは足摺港へ行こうと一瞬思ったが、

水野艇長のアドバイスを思い出し、足摺岬を太平洋に出たところからは、台風の影響の波が強いだろうなあ〜と、

途中から25マイル先の高知空港近くの吉川村ポートマリーナへ、急遽行き先を変更。土佐湾内は、「シイラずけ」と言う

筏が無数に有ります、これは竹の筏に笹竹がひらひらリボンみたいなものを付けて立ててるだけ、当然?灯火も有りません。

べた凪なら、半マイル位のレンジでレーダーに映るかも知れませんが、波やうねりが有ると区別が付きません、

ひたすらコックピット内、我慢我慢の起立状態でワッチ有るのみです。用事があっても、ゆっくりキャビンの中へは入れません。

高知ヨットクラブ」さんが各漁協から情報を集めて「土佐湾内シイラずけマップ」を作って、(土佐湾名物?恐怖のシイラズケ)

販売してクラブ運営費の足しにしたら如何でしょう?

*シイラ漁は、浮遊物の下を好むシイラの習性を利用し、竹で組んだ

シイラ筏を10海里から50海里沖合いに仕掛け、シイラ筏に

集まってる「シイラ」を獲る伝統漁法*


私は即買いますがGPSに位置をプロットして置いたら、

夜間航行も安全に出来るでしょう。
吉川マリーナは初めての所

港湾案内にも載ってない所、入り口は物部川河口東に有る赤灯台が

目印ですが、直ぐ近くまで行っても水路が非常に判りにくい所でした。

マリーナは北緯33度32分19東経133度42分10に有ります。

何度も、キャビン内のカーナビの位置確認に出入りして、「シイラずけ」の為に危ない目に何回も会いました。

カーナビは船内備え付けのGPSが故障した時のバックアップ用でも有り、陸の情報が多くあり

寄港先での地図代わりに超便利、車用で沢山製造しているので、安くて位置が正確です。

入港したらマリーナ係員の福井氏が「ここ!ここ!」とポンツーンで待っていて、

舫うの迄も手伝って呉れ10時に無事、ゲストポンツーンに舫い終わりました。

この吉川村ポートマリーナは(香美郡吉川村吉原рO8875−5−2145)で

吉川漁港に併設された、吉川村と吉川漁業組合で造った第三セクターのハーバーです。

去年行った、大分県の「マリンピア武蔵」を思い出しました。共に株式会社では無く

第三セクター、豪華では無いが質実剛健な感じがする諸設備(公共工事の様な採算度外視規格品で、

村の役人と、漁協の役員が考え決めた事故は起き難い立派な考え方。今は流行らない様ですが)

建設負担なしで、ちょん借りだけの地元民じゃない部外者のヨットマンには、非常に有難い事です。

飛行場の隣、ヨットが非常に少なく(ここは2艇)殆どモーターボート、係員の親切さ等、良く似ています。

贅沢を言わせて貰うなら、頭上をジェット旅客機が飛ぶので、騒音が物凄〜く五月蠅い!

早速、管理員の福井氏に色々情報を貰う、取り敢えず温泉とブランチを決定、タクシーを呼び黒潮温泉へ。

(平和タクシー「рO8875−4−3165」は数分で、黒潮温泉まで1020円の時と、1110円の時有り)

黒潮温泉高知県下最多の19種類の効能を持つ天然温泉で、高知黒潮ホテルに有ります。

温泉の露天風呂で頭と肩を雨に打たれ冷たく、体はぽかぽか温かく、天国天国!!

温の隣は黒潮ホテルのレストランで直ぐ食事がとれますから、非常に便利です。

オートパイロットが調子悪いので、マリーナの人の紹介業者を待っていたが来ると言った時間に来ず、今日は修理を諦める。

田舎の事です!のんびり行こう!夕方にも又、黒潮温泉に行きましたが、黒潮ホテルはツィンの客室が105室も有る

大きなホテルの割には値段が安い。高知空港から一番近いホテルなのですが、何せ吉川村は人口約1200人の村、

レストランで晩酌付き夕食をとっていると、浴衣姿にホテルのスリッパ姿がちらほら..無駄な気取り無し、

実質的なお客本位の営業スタイルが気に入りました。メニューも酒の肴になりそうな、居酒屋タイプのものがずらり

並んでいます。ウレヒィ〜!!気楽で安くて美味しくて、こんなホテルがチェーンで全国の港近くに有ると良いのになあ〜。

だってヨットでの旅行中は、きちんとした服装や履物での外出は面倒だから。

今日は黒潮ホテルで安くても豪華に飲食を終えて、「マリーナのクラブハウスを使っても良い」との福井氏の

好意でエアコン、TV、100V付きの建物に、一人占めでお寝ん寝です。

03夏九州、沖縄一人旅、1

6月16日(月)

7月初旬からべリタスの新谷艇長からのお誘いで、我が家は毎年夏は沖縄YYYクラブ伊江ゾート

でマリンスポーツ、冬は長野YYYクラブスノーコンドルでスキーの参加が毎年の行事になっています。

ここ2年沖縄から帰ったその日の夜、鹿児島の火山巡りヨットレースに参加の為出港、日程的にギリギリでした、

ヨット仲間と飲んで居る時、そんなに無理をしなくても、沖縄へヨットで行って

帰りに鹿児島へ寄ったら楽じゃないって言われて、それなら一回ヨットで行くか?ってな事です。

新谷氏からメールで「なべさんは沖縄へヨットで行くって言ってるが、気軽な言い方が西浦

(碧南から10マイル強の以前のホームポート)の隣に行く様な感じだね」って言われました。

皆さんベリタス、かざぐるま、ソレイユ、YUKI、K&Sその他忘れた、ヨットを持っているのだから、

何故使わないのかなあ〜?

我が愛妻は常識が有りますから、飛行機で他の皆さんと一緒に来るそうです。

ヨットで行くなら、貴方一人で行ったら!と、一緒に乗って呉れません。

女房曰く、「ヨットは見るもので、乗るものじゃ無い」そうで、

白い帆を揚げて、海面を滑るように帆走しているヨットは!見てるとロマンチック、

しかし実際に乗ると、揺れるは、濡れるは、傾くは、で碌な事は無いそうです。

まあ〜な訳で、クダラナイ訳で、一人で寂しく沖縄まで行く羽目になってしまった次第です。

皆様方!酒の席とは伊江島、口は災いの、酒は二日酔いの、誰も一緒には付き合っては呉れませんよ!

16日早朝、4時、かざぐるま横地艇長心配して「台風6号がフィリピン近くにいるのに、大丈夫?」

大丈夫!一遍しか人間は死なないよ〜だ&人生は、泡みたいなもの!何ちゃっておじさんは頑固なのです。

碧南にいても台風は来る時は来る、何処にいても同じ、台風の情報を小まめに集め予想をしっかり見極め、何処で準備を整え

耐え忍ぶかでしょう。かざぐるま、雅の見送りにて小雨の中、眠い眠いでボオ〜としながら高知県の室津港まで

210マイル直行予定で出航です。「おいおい!なべさん大丈夫!」て言いたそうな、見送りの方々でした。

毎度、ご心配をお掛け致しま〜す&餞別?や差し入れ等?ありがとうございました。

南南東の風約10ノットでマノボリしかし、伊良湖水道の引き潮に合わせての出航時間です。

大王崎東2マイルを10時にかわし220度に変針、直後甲羅が1メートルも有りそうな茶色の甲羅の海亀がドンブラどんぶら、

泳いでいるのでは有りません、浮いていました、死んでいるのでもないと思います、以前にも見たことが有りますが、

その時も甲羅が濡れていず泳いでもいませんでした。変針中でコンパスを見ながら舵を取っていたので、

写真を撮る事が出来ず非常に残念でした。一人でなかったら引き返して写真が撮れたでしょう。

順調に尾鷲沖南西15マイルを15時に通過、まだ黒潮の影響はあまり無い様です。

陸から(ドコモの送受信アンテナの位置によるだろうが)15マイルだが、まだ携帯電話が通じる様だ。

韓国のプサン帰りの「フライング」水野艇長より電話を頂き、最新の台風6号の情報を頂く。

彼も台風の進路が気になる位置にいるので、こまめに情報を集めている様だ。

海上のヨットの中より、陸上の方が最新情報が集め易いとは言え、親切にありがとう!

新宮沖で、今度は、イルカの大群が前後左右にヨットと一緒に泳いで来る。

亀の二の舞はしないぞって、コックピットから手の届く、

しかも濡れない所にカメラを準備して置いたので、何十枚か写真撮るが、

後でチェックしたら碌に写って無い、良いのは2〜3枚しか撮れていない。

両方が動いているし、海面に何時飛び出すか判らず

シャッター間隔の遅いデジカメでは非常に難しい、

今度連写の効く新しいのを買おうっと。最初の難所の一つ、

潮岬を南へ5マイル離して23時半、嫌な波でしたが

何故か?難なく通過!ここでどれだけ時間のロスが出るか

気にかけていたのに、拍子抜けと同時に幸先が良いじゃん、

とニンマリ。もっとも、南へ下りアビーム状態で一気に、

北西へ突っ走って抜けたんですが。

日にち変わって17日、相変わらずの雨の中、

13時半チラッと西正面に室戸岬が見える、

14マイル先です。岬先端近くは波が厳しいので、南へ3マイル離して16時半、土佐湾へ回り込む。

6月17日(火)

室戸岬港を右に見て通過、17時室津港の魚市場横(漁協下)の岸壁にたどり着くも、大潮の干潮にて岸壁が高く、

手が届かなかったから、デッキから約2メーターは有った筈、忍者感覚でロープ2本持って岸壁によじ登り船を舫う、

210マイルを37時間かかりました。漁協へ挨拶に行くと、受付の可愛いお嬢さんが「OKですよ!」愛想の良い子でした。

一昨年同じ所へ着岸して、氷係りらしいおじさんに聞いたら、奥の船溜まりへ行けって言われたが冗談じゃ内出血

奥の船溜まりは狭くて、係留場所によっては買い物や食事に行くのに、遠回りで不便です。

特に夜、酔っ払って船に帰るのに、ロープが散らばってたり、足元に非常に問題が有ります。もっとも、そんなに危ない程、

酒を飲む奴の方に問題が有るとは認めますが。船の中では、碌な餌は摂ってないので早速食堂へ、

まともな食事を食べに歩いて2〜3分の和食レストラン「みやび」(рQ2−2312)へ行き、生ビールがぶ飲み。

店名はレストランと澄ましているが、これは店の前に四国八十八箇所巡りの25番「津照寺」が有り、その寺へ来る巡礼客を

狙っているのではないでしょうか?店内は単なる近所の漁師が集まって一杯飲んで情報交換?でもしている様な店です。

サエズリとか珍しい料理が多く有ります。飲んでいる最中、「フライング」水野艇長より電話、「危ないから高知港近くの、

吉川村ポートマリンで台風避難したらどうか?」のアドバイスが有りました、有難い事です。

追伸、この「みやび」の道路向かい側には、スーパーマーケットが有り、非常に便利です。

今から飲みに行くので今日はお仕舞〜い!!

6月19日(木)

何故か朝寝が得意な私も、長距離クルーズ時は自然に5時迄には目が覚めます。去年九州で気が付いたんですが、

沖縄もそうですが流石、台風銀座と言われる地域、(しかも海に余り関係ない人にも、位置情報が判り易い枕崎、

足摺岬、室戸岬等目印が有る)TVでは台風が近ずくと、ひっきりなしに台風情報が洪水の様に流れます。

早速NHKのTVを観ます。午前中に台風6号は五島列島、長崎、鹿児島の各地が暴風圏に入るそうです、

以後北北東の福岡、対馬方面へ行きそうで、明日以後太平洋の荒波が収まるまでここで居座りを決め込むつもりですが、

もう足摺岬方面には来ないので一安心。今8時台風の進路ど真ん中に「フライング」水野氏がいます。

電話の様子では佐世保の向かい側、西の越前大島に舫っているそうです。

「もうそろそろ6号様が通過する頃で、15時には関門海峡通過予想だ」と他人事の様な平静さ!台風対策は万全だから

心配無しとの事、さすが特超大ベテラン、逆にボヘミアンの方を、君の船は大丈夫か?と心配されてしまいました。

11時頃朝昼兼用の食事に、マリーナ事務所の横から歩いて1分非常に近く雨の日は特に便利な「シーパーク

08875−5−3259」へ行く。名前はレストランか喫茶店みたいだが、単なる地元の漁師さん達の溜まり場風にも見えた。

食堂風なのに弱じゃ無く、焼を頼んだらコーヒー迄付いてきた、喫茶店にも見える。昼、雨の中マリーナ

紹介の電気関係業者のA氏がみえたが、「Raytheon ST4000+」何て見た事も聞いた事も無いとの事、しかし

親切にあちこち電話をかけてくださるが、殆ど同じ事。この地区では漁船やモーターボートのオートパイロットは

油圧式が殆どで、修理出来ない。判らない機械は、メーカーへ送って、修理して送り返して貰っているそうです。

結局、三河ヨットに電話してメーカーから、宅急便でマリーナへモーターを送って貰う事で、取り敢えず一件落着、でも

部品が到着しても、別の箇所の故障だったらどうしょう?まあ〜海上では無いので、危険は無いしその時は其の時!

新品一式を送って貰えば良い!気分はゆったりで行こう!もう台風情報は見る必要が無くなったので、

ごろ寝しながら本を読んでると、マリーナで2艇しか無いヨットの内の1艇「LAYLA」の土方氏がボヘミアンに来る。

約一週間前に購入され、仮係留中だそうで、色々ヨットの話等情報交換をする。

夕方、雨の中をトボトボと約10分歩いて、サウナ&晩酌に「松の湯 п@08875−4−2832」へ行く。

行ってビックリ!ここは素晴らしい!風呂(500円)は入らなくて食事だけでもOK。

風呂を取ったら、単なる居酒屋!定食から単品の酒の肴、おでん迄、まるっきりの100%居酒屋。

サウナ賃の元を取るぞっとばかりに3回も入り、湯上りに最高の生ビールをガブガブと4杯!

そこへ、昼に知り合った土方氏「多分ここだと思った」と日本酒の差し入れを持って登場。

ビックリしました!結局5杯で止めるつもりの生ビールが、話に花が咲き10杯以上の飲み過ぎ。

気分が良いのと、明日は出港しないしオートパイロットのモーター付け替え以外、用事は無いので

酔っ払ってしまい、最終的に何杯飲んだか判りません、土方氏「そんなに飲んで大丈夫?」

勘定を心配して呉れたのか?体を気遣って呉れたのか?多分人柄から言って後者でしょう!

大丈夫なのです有難い事に、ここは22時閉店ですから、午前様になり明日苦しむ事は有りません。

梅雨時期とは言え連日の雨にはウンザリ。「照るテル坊〜主ツル坊〜主明日天気にしてお呉れ〜♪」


6月20日(金)

朝起きたらクラブハウスじゃ無くヨットの中でした、

ビックリ出航以来始めてのピーカン!

青天井で太陽がサンサン!おはようさん

今日はヨットの上は、必ず物干し場に変身します。

午前中は船内の濡れ物(一部水漏れ箇所有り)

の処理、後は日干し作業。

朝昼兼用の食事&情報交換会を、

例の「シーパーク」へテクテクと約1分歩いて行く。、

漁師は結構退屈なのか話し好きな人が多い様で、

食事をしながら色々漁や海の話を聞く。

もっとも、漁師の方も風で帆走するヨットに興味を持っている人が、非常に多いんですが。

先ず、何処でも聞かれるネ!「この船変わってる&幾らするの?」まあ〜良いかっ?

食事が終わると、くろねこヤマトの宅急便が、オートパイロットのモーターを配達に来てくれた。

オートヘルムのドライブから付属のモーターを外し、新品のモーターの配線をハンダ付けし、交換修理終了、

スイッチを入れたら結構元気良く回る!しめしめ!

終わって修理工具をかたずけていると、「オレンジ」が「メロン」を持って来て呉れました。「高知ヨットクラブ」の河野氏が

慰問と言うか、激励と言うかメロンを持って訪ねて来てくれました。河野氏のヨットの艇名は「オレンジ」だそうです。

ボヘミアンのホームページを時々見て頂いている様で、初対面の気がしませんでした。エンジンもバラバラにして

組み立てる事が出来るそうで、私は全くのメカ音痴、メカニックに強い方には、無条件で尊敬の念を持ってしまいます。

今回の航海後悔になるかも?何処と何処が壊れるやら?日頃の点検整備をキチンとしても、

故障の確率が減るだけで、何時、何処で故障するか海の上では、自分自身が頼りですから。河野氏に「高知ヨットクラブの

ビアパーティ-が、明日の土曜日夕方有るけど如何?」と誘われましたが、女房始め仲間が沖縄の伊江島へ来る日にちが

決まっているので、余り日程的に余裕が無く、残念ながらお断りする。酒の誘いをを断るなんて少し成長したかな?

それにしても、社長と言う忙しい仕事時間中、わざわざ有難う御座いました。

河野氏が帰られて直ぐ、昨日の土方氏が見え、ボヘミアンの隣にさっき係留した、漁船の漁師さん達と一緒にお喋りの後、

車で5分の所に有る高知空港へ、贅沢かな?っとも考えたが予備用に船内に積んで置こうと注文して有った、

新型のオートパイロット「マークU」のモーター付のドライブをピックアップしに、車に乗せてって貰う。

その後、明日の出港に備え買い物に、近所のスーパーへ連れてって貰い、後サウナ&居酒屋の「松の湯」へ送って頂く。

ありがとうございました。サウナ3回で寛いで後、明日、朝4時出港と決めていたので、21時迄と決めて見ず知らずの

漁師さん達と飲み会。船に帰ってきたら、漁船洋生丸の西内船長から、手紙、トリマラン入り私の似顔絵と、

自慢の奥さん手作りの寿司が、ヨットに置いて呉れて有りました。マタマタありがとう!!
                                                           
                                                            (日の出と共に出港)

21日(土)

朝4時、鹿児島のロケット打ち上げ基地が有って、種子島と共に有名な、内之浦港向け出港、

メインセールを揚げようとオートパイロットのスイッチを入れ風に立て、ウインチを巻きだしたら、「あっ!エッ!うっそお〜!」

ヨットがぐるぐる、ヨーグルト
?左回り旋回を始めるではないか?故障箇所はモーターでは無かった様です。

昨日わざわざ東京から取り寄せ、何の為に恐る恐る細かいハンダ付けをして、モーターを交換したんだ!

素人判断はこれだから困るねぇ!自分の軽はずみな判断にガックリ、モーター代金はガッカリ

結局は手動でずっと操船しなければいけない訳で、ユックリ食事も、トイレに行っといれ!と言われても、ウンコも出来ない。

ましてや徹夜航行なんかした日にゃ、無職歴15年目に入るのを誇りとしている私には、相当な重労働でしょう、

これが直る迄、朝出港夜入港のスタイルで行こう。今日は土曜、明日は日曜、メーカー、代理店共休みで早くても月曜日発送、

火曜日受け取りかな?週末に引っかかるとは二重に運が悪い、最近あまり悪い事はしてないつもりだが?あくまでつもり。

三河ヨットの堀江社長に電話して、宮崎の「サンマリーナ宮崎」に、部品を送る様手配を頼んで、行き先の予定に急遽宮崎を

追加し、本日は清水サバで有名な土佐清水港に変更。12時半、足摺岬の真南数百メーターを通過、潮がぶっつかりあい

気持ちの悪いチョッピーな波。しかし、12時53分、高知の900Khz「RKCラジオ」で私の大好きな&「かざぐるま」横地艇長の

得意のカラオケソング、ロットスチュアートの「セーリング」がかかる、これで心がす〜とした、           単純!

音楽は心の栄養って言うが?言わないかな?本当みたいな気がしました。70マイルを10時間で14時土佐清水港の

突き当たりのヤンマー前に到着、岸壁に着岸時大潮の干潮で手が届かず、偶然居合わせた保安庁の職員が手伝って呉れた。

流石!公僕公務員!海の男はシビルサーバントを良く心得ている、保安庁の教育は素晴らしい。こう云う事ばっかり有ると、

税金は素直に払えるネ!皆さん、節税は良いが脱税は駄目ヨ。そうそう、40フィート位の関東のヨットが1艇係留してました、

現代的な?関東の人は流行に
敏感です。最近の風潮で、人は人、自分は自分、個人主義を、しっかりを身に着けています。

ヨットが入港して来ても、駆け寄って来て舫いロープ取ろう!何てお節介な事はしませんネ。小さな親切大きなお世話!

小さな親切大きな下心?余計な事するな!って怒る人がいるかもネ。「君子危うきに近寄らず」かな?

友人や知り合いは多い方が楽しいかもしれないが、数じゃない!自分と考え方や、相性が良いか悪いかも考えてから

付き合わなくっちゃ!出会いがコレデハネ、だからも挨拶にも行かなかったが、当然相手の人も来なかった。良かったあ〜!

サイキ」の壁谷艇長から電話有り、室戸にて鹿児島火山レースの回航要員の交代で、今日から乗船との事、

九州の何処かの港で会って飲もうとのお誘いが有り、大歓迎!!連絡をお互い取りつつ、都合の良いところで

合流しようって決定。私が一人乗りなので、気を使って呉れたのでしょう、同じヨット乗りでも、雲泥の差有り。

県営サンマリーナ宮崎の「プカプカ」カタマランの艇長後藤氏から広場にメール有り、「焼酎を飲もう、素通りは駄目よ」

嬉しいです、飲み会のお誘い!これぞヨットの友人!私の事、当然断る訳は無し、明後日の宮崎入港が今から楽しみです。

話しは変わり、ここ土佐清水港は数回来ていますが、中々退屈しない楽しい港町です。

船の係留場所から歩いて2〜3分でスナック、居酒屋、挙句の果てにフィリピンバー迄有る、

(風呂屋、コインランドリー等は、もちろん)最近の寂れた漁師町とは賑やかさが格段に違います。

だから、この港町の店等の案内は省略します。どうせ何処かの普通の居酒屋案内ですから。

今から、雨の中          トボトボ歩いて3〜4分のサウナ付き銭湯「旭湯」へ行き、

帰りに居酒屋へより1杯じゃない何杯か飲んで、そしてお年寄りよろしく、お早い寝んね〜。

1軒だけ寿司屋を紹介して置きましょう、「浪花すし ぽっぽ 2−3706」自慢の丸秘料理有り。

明日も、朝4時起きで、いよいよ九州、宮崎県日向市の細島港内門川漁港行き72マイルですから。

6月16日(月)碧南新川港、4時出港〜

17日(火)〜17時、室津港入港(高知県)210マイル=37時間

18日(水)5時、室津港出港〜10時、吉川ポートマリーナ入港(高知県)25マイル=5時間

19日(木)6号台風様子見で、吉川ポート、マリーナで待機

20日(金)同じく

21日(土)4時、吉川ポートマリーナ出港〜14時、土佐清水入港(高知県)70マイル=10時間

22日(日)4時、土佐清水出港〜15時半、細島港内門川漁港入港(宮崎県)72マイル=11時間半

23日(月)4時、門川漁港出港〜10時、サンマリーナ宮崎入港 35マイル=6時間

24日(火)気象条件悪く、高屋温泉

25日(水)4時、サンマリーナ宮崎出港〜14時、内之浦港入港鹿児島県)69マイル=10時間

26日(木)4時、内之浦港〜17時、一奏港入港(鹿児島県屋久島)65マイル=13時間

27日(金)5時、一奏港出港〜14時、口之島西の浜港入港、民宿「はまゆう」泊まり、(鹿児島県)45マイル=9時間

28日(土)気象条件悪く、民宿「はまゆう」泊まり、

29日(日)15時、西の浜港出港〜

30日(月)〜14時、奄美大島名瀬港入港(鹿児島県)92マイル=23時間

7月1日(火)5時、名瀬港出港

2日(水)〜7時半、伊江島港入港(沖縄県)145マイル=26時間半

2日(水)〜12日(土)、YYYクラブ伊江リゾート宿泊(10泊11日)

12日(土)伊江港出港〜

13日(日)9時半、悪石島安良浜港入港(鹿児島県)、200マイル=27時間半

14日(月)6時半、悪石島出港〜13時、口之島入港、民宿「黒潮丸」泊、39マイル=6時間半

15日(火)7時、口之島(西の浜港)出港〜硫黄島16時入港、53マイル=9時間

16日(水)8時半、硫黄島出港〜鹿児島本港(大会本部臨時ハーバー)60マイル=8時間半

16日(水)〜25日(金)まで9泊10日「グリーンホテル錦生館」宿泊

25日(金)10時、鹿児島本港出港〜根占港入港、15時入港「ネジメ温泉」ネッピー館泊、 26マイル=5時間

26日(土)9時45分、根占港出港〜11時15分、山川港入港 7マイル=1時間半

27日(日)5時、山川港〜14時、内之浦港入港 51マイル=9時間

28日(月)6時、内之浦港出港〜15時、サンマリーナ宮崎入港 50マイル=9時間

30日(水)8時、宮崎出港〜13時半、門川漁港(日向市 )35マイル=5時間半

31日(木)5時、門川漁港〜15時、土佐清水港 73マイル=10時間

8月1日(金)4時半、土佐清水港〜

2日(土)〜5時半、紀伊勝浦港 170マイル=25時間

3日(日)勝浦泊(台風10号予報、危険?)

4日(月)4時半、紀伊勝浦港〜15時半、南鳥羽生浦湾、本浦 77マイル=13時間

5日(火)銀鱗宿泊

6日(水)9時、南鳥羽生浦湾、本浦〜13時半、碧南新川港 33マイル=4時間

                       全行程52日間、 1754マイル=283時間

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