66歳を筆頭に60歳二人そして42歳の私で合計228歳!で行ってきた。
予定があってないに等しい、その場限りの気分次第で動ける四人の珍道中である。
連日、先輩方は民宿どまり。私は見張り番をかねて節約の船中泊。
船頭さまの厚き温情により、夜のキャビンは使い放題!なのである。二年前の式根島行きでは空振りに終わったものの、
今回のクルージングは伊豆七島めぐり、しかもあの新島にも寄る訳だから、、、ムフフ、、、
(事情通の横地氏によると、今でも海岸ではゴム袋が風に舞う!ほどだとか。)
寄港した各港では、さすがに一際目立つニューボヘミアンに随分と多くの人たちが視線を送っている。
特に新島では連絡船乗り場のすぐ横が、プレジャーボート専用の係留場所という絶好のロケーション。
しかも今回は三連休ともからんでおり、連絡船乗り場には多くの観光客でにぎわっていた。
太平洋を一望する湯の浜温泉では、多くの若者達が水着姿で賑わっている。
夏の強い日差しと海を吹き抜けてゆく心地よい風… ごろんと横になり、もう最高だア〜と思っていると
ボヘミアン船長が「写真送るからメール頂戴!」と、横でおねーチャンをくどいている。
あらゆる機会を逃さない先輩の処世術に脱帽、そして勉強になるなあ〜!
夜になると街のメインストリートには若者達が歩いている。さすが、神津島と違って若者達のスポーツ天国といった感じをうける。
しかし、すし屋も8時で閉まってしまう!というのには驚いた。やはり、この島には独特の時間が流れているのだ。と、思う。
先輩方とは早めに別れ、期待に胸を膨らませつつ訪問者の待つはずの船に帰る。
途中どしゃ降り。船頭にお借りした傘も役に立たないほどの雨でパンツまで濡らしながらやっと帰り着く。
そこには・・・・誰もいなかった。。。
熟年クルーズ同行記
今回のクルージングは、初めての経験が多かったが、なかでも思い出深いのはトイレの分解掃除。
トイレづまり用のスポンスポン(正式名称不明、島で購入するが、店のおばあちゃんに「アレでつまらせたんじゃろう〜」
には笑えた)でも直らず、ついに分解することに。どうやって直せばいいのかを聞いたところ、船長の指示は「やれば分かる」
との事で、とにかくポンプをはずしてみると、案の定カッターの刃に異物が噛んでいた。
自分の船では詰まったことがないから初めての経験だったが、やってみると意外と簡単!
これなら、いつトイレが詰まっても直せる自信がついた。これはありがたい貴重な経験をさせていただけたものだ。
それにしても今回のクルージングで感心したのは、諸先輩方の手際の良さと知恵である。
まずは、船長さまの情報収集力。どこからともなく東京都の粋なはからいを調べてきて、どこの民宿でも三千円引き!
これのおかげで、民宿での飲み代はタダのようなものである。
初めての港でも入港後に鈴木氏が漁協にあいさつに。温厚な鈴木氏のおかげで、どこでもトラブルなく気持ちよく係留できた。
関東の港はプレジャーボートに冷たいという認識を変えざるを得なかった。
勘定奉行横地氏。何処へ行っても支払いをまとめて下さるので、まるで添乗員さん同行の旅行をしているかのようであった。
買出しの際も「こっちの方が安いよ〜」とアドバイスまでして下さる。
旅なれた先輩方のおかげで、終始余裕を持った行程であわてることも無く楽しいクルージング(観光?)が
出来た事を大変感謝しております。有難うございました!
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投稿者・寺島
投稿者・寺島
私と式根島
中年短パン仲間