港の岸壁で現地の人々と酒を飲み交わす。
2年間の航海中、「酒と笑顔はパスポート」をモットーに
世界各地で友人を作った。
日本へ帰港した時、「私の遊び」のために多くの人たちが出迎えてくれ、嬉しいやら恥ずかしいやらというのが実感でした。
出迎えてくれた方々には本当に感謝しています。
「遊び」ですから、決して無理はしませんでした。
天候の悪い時は出航せず、「安全第一」をモットーに航海してきました。
平均速度4〜5ノット、自転車ぐらいのスピードで世界一周をしてきたのです。
そんなスピードでも、2年あれば地球を一周できてしまいます。
しかも途中の寄港地で道草ばかりしてきたのですから、実質もっと少ない時間で回ってしまったわけです。
つくづく「地球は小さい」と思いました。
しかし、訪れた国々の文化、風習、考え方は実に様々で、日本の常識が通用しないことを痛感させられました。
2年間の航海で回れたのは、わずか23ヶ国。
たったそれだけの国でも、言葉が違えば民族も違います。
豊かな国もあれば貧しい国もあります。
しかし、それぞれの国で、人々は生活をエンジョイしています。
日本を基準とした「幸福」は、決してワールドワイドなものではありません。
あらためて「世界は広い」と考えさせられました。
というわけで、「地球は小さいが、世界は広かった」、これが私の世界一周の感想です。