近頃思うこと

要するに私なりに書き連ねる「徒然草」のページです。 どうでもいいことをうだうだ書いていきます。

近況」のページが即興的に感じたことを書いているのに対し、 このページは常日頃から感じているネガティブなことを書いたり、 ネガティブな社会現象について批判することが主眼です。

1999年4月以降は、「活動メモ」の方でいろいろ書いています。 このページや「近況」のページで書いていたことは、今後、「活動メモ」に書いていきます。「活動メモ」の方である程度文章が蓄積したところで、このページ(近頃思うこと)に本来載せるはずだった記事の要約を載せることになると思います。


ネチケット

この言葉をつくった人のセンスを疑ってしまいます。

etiquette の頭に network の n を付加した言葉ということですが、 英語では通常、頭に n を付加すると否定的な意味になります。 つまり、netiquette という言葉は、 「マナーに反すること」とでもいった意味になってしまい、 この言葉をつくった人の意図とは全然別のものになります。 でも、この言葉をつくったのって、英語圏の人なんですよね?

日本でも「ネチケット」って言葉をやたら使いたがる人がいるようですが、 そういう人を見かけると、『あんた、馬鹿ぁ?』と言いたくなってしまいます。 なんで、こんな気持ちの悪い言葉を平気で使えるのか、 その人の言語感覚を疑ってしまいます。

他に、近頃気になるセンスの悪い言葉として、 「ウィンテル(wintel)」というのがあります。 windows + intel が由来だそうですが、すごく気持ちの悪い言葉です。 もし、Windows も Intel も嫌いで、この世から抹殺したいと思ってつくった、 というのであれば、評価できますが、そうじゃないんでしょ? > つくった人 (って誰だ?)

ちなみに、私は Windows はそんなに好きではありませんが、 Intel はそんなに嫌いではありません。

(1997.04.12 記)


デザイン道路

前から書こう、書こうと思ってたのが、これ。 名古屋でデザイン博開催を期に主要な歩道の舗装をやり直して、 色とりどり、バリエーション豊富なデザインを施したもの。

見た目は確かによくなったけど、舗装をやり直したのは、 名古屋の人以外が目にする機会の高そうなところで、 生活に密着したようなローカル度の高いところは対象外。 さすが、偉大な名古屋だけのことはある。

で、できてから数年経過した訳ですが、 あんまりメインテナンスが行き届いていないところが多いようで、 名古屋の汚さを強調する役割を果たしています。

とりあえず、デザイン道路の見た目、っていうのは置いておいて。 この歩道の最大の問題点は、雨が降ったときのことを考慮してないところ。 雨の日はすごく滑りやすい(特に、今池のガスビル付近の歩道)。

自転車で歩道を走って初めて気がつく問題点もあります。 桜通りの高丘〜久屋大通の区間の歩道。凸凹だらけです。 細いタイヤを使ってる自転車(って、最近はそういう自転車ってあんまりないか)だと、 ほとんど確実にパンクするんじゃないかな?

雨の日に滑りやすいのは、すごく困る。 最近の靴はただでさえ滑りやすい素材を使っている (この辺は、靴のメーカーに文句が言いたい)上、 歩道までも滑りやすいのでは、 雨の日は外出するな、ってことなんですね? > 名古屋市

(1997.04.12 記)


Save Candy Toys Campaign (キャンディトイ保護キャンペーン)

Save the Candy Toy!

このキャンペーン、私も賛同します。どういうキャンペーンかというと。

まず、背景説明。

最近、スーパーとかのお菓子売り場に行くと、 おまけつき菓子の箱が破られているのをよく見かけるようになりました。 どうも全国的に、見かけられる事例のようです。

私自身も名古屋市内、千葉県内のいくつかのスーパーで見かけました。 お菓子だけじゃなくて、おもちゃ売り場でも箱が破られていたり、 ビニール袋が開封されてたり。 千葉・某所のダイエーでは、 子供がビニール袋を破って、おまけのカードが何か確認してから袋に戻す、 という光景を目撃してしまいました。すごいショック。

私が子供の頃はこんなことなかったのに。 マナーがここまで悪くなってくると、この先どうなってしまうのか、 非常に不安です。

商品を開封してしまうこと自体も問題ですが、 開封した後、そのままその商品を買わずに帰ってしまう、というのも問題です。 商品を壊してしまったら、壊してしまった人が買い取る、 という常識さえ、今や常識ではなくなっているようです。 すでに開封されてしまっているお菓子は商品としての価値がありませんし、 食品の安全性も保証されません。

で、こういう事例が続くと、 スーパーで食玩(おもちゃなどのおまけがついているお菓子) を扱わなくなってしまうことが十分あり得る訳です。 買いもしないお菓子を勝手に開封するという行為は、 売り手(メーカーや小売業者)だけじゃなく、買い手にも迷惑です。 絶対、そういう行為はやめて欲しい。

キャンペーンというのは、この「やめて欲しい」という主張のことです。 キャンディトイ保護キャンペーンについては、 儂さんの PocketMonsters のWebページを見てください (なぜか、被害にあってる食玩のほとんどはポケモン関係なんですよねぇ)。

P.S.
なんで名古屋在住の私が、千葉県内のスーパーの事情に詳しいかというと、 ときどき千葉まで、買い出しに行ってるからなんです。 東京方面への出張のついでとか、おもちゃショーなどのイベントのついでとか。 千葉県内のスーパーは、食玩の品揃えの豊富さで突出してますから、 コレクターには重要な巡礼地です。 ちなみに、東京都内だと、調布市が重要ですね(蔵前-両国-浅草橋よりも重要)。

(1997.07.20 記)


トレーディングカード

トレーディングカードを集めるのが何やらブームだそうですが、 比較的最近になって参入した企業が出すカードはあまりにもユーザー (最近のカード購入者は、収集家というよりも消費者に近い気がするので、 この言葉を使います) を馬鹿にしているとしか思えないようなものが氾濫しています。 ギャルゲー(女の子を育成するゲームや、 登場キャラクターのほとんどが女の子であるようなゲームのこと)関係は、 ユーザー自体の質もアレなんで、カードの質がひどくても、 仕方がないといえば仕方がないのかなぁ、という気はしますが。

それはともかく、どれほどひどいか実感するために、 コミックマーケット55 (1998年12月29,30日、東京国際展示場[東京ビッグサイト]で開催) の企業ブースでA社(会場限定発売のカード)とB社(先行発売のカード) のカードを各1箱買ってみました。


まず、A社のカード。前回のコミックマーケット(以下、「コミケ」と略す)から、 登場。コミケ会場でのみ販売し、 コミック業界の活性化・参加作家の人気の底上げを目的とするそうです。 1パック10枚入り500円(税込)のパックが10パックで1箱。 一般的なトレーディングカードが、 1パック10枚入り300円(税別)であることを考えると、 非常に高価です。

で、 それだけの価値のあるカードが入っているのかと期待してパックを開封してみると。 一部有名作家のカードを除き、これでも売り物か、 というレベルの稚拙な絵柄のオンパレード。 わざわざ箔押しするだけの価値のない絵まで、 ゴールド仕上げ、箔押し、レインボーホロ。 作家の人気の底上げじゃなくて、カードの価格を底上げするのが目的なんじゃないの? やたら厚い紙をつかってるし。

ひどいのは絵だけではありません。 コレクションを整理する上で重要な意味を持つリストカード (どんなカードがあるかのリストが印刷されているカード) に至っては、 単なるカード番号の羅列に終わっていて、 結局どういう作家のどんなカードがあるのかさっぱりわからないというありさま。

A社のカードがひどいという噂は各方面から聞いていましたが、 ここまでひどいとは思ってもみませんでした。


続いてB社。こちらは、 私の好きなアニメ 「プリンセスナイン 如月女子高校野球部」 のカードを買ってみました。

秋頃に、「プリンセスナイン」のカードが出ると聞いたときは、 A社と並んで評判の悪いC社の製品として出るんじゃなかろうな、 と心配で心配でたまらなかったのですが、 今まで名前を聞いたことのないB社の製品であることがコミケ会場にて判明。 早速、1箱購入して開封してみると。

どことなくD社のカードダスマスターズを真似たような感じ (だけど、D社と比べると稚拙さは隠し切れない)のカード構成、 絵の構図、絵の選択基準。 1箱にスペシャルカード3枚、 サブスペシャルカード6枚というのは一見豪華ですが、 スペシャルカードはレギュラーカードより紙質が悪い、 サブスペシャルカードはわざわざパール紙を使う必要性が感じられない、 など、不満もあります。A社同様、紙が厚すぎる。 1パック10枚入り400円(税別)というのも高価すぎる。 でもまぁ、A社のカードと比べると、絵柄的には、割とまともなカードでしょう。


ということで、A社、B社のカードとも、 一般的なトレーディングカードより高価な割には、内容がしょぼい、 用紙の選択がまずい、といった共通点が浮かび上がってきます。 B社はまだカードを作り始めて間もないということで、今後の改善に期待するとして、 カードを作り始めてからまだ1年経っていないとはいえ、 カードショップとしては何年もの経験をもつA社には、 もはや期待しないでおきましょう。

本当は、A社の「丹下桜カード」とか買ってみたいんだけど、 そんなことしたらA社をつけあがらせるだけだから、買わないでおきましょう。 何の罪もない丹下桜嬢には非常に申し訳ないんですけど。

いちおう、注釈を入れておきます。A社は「未来蜂歌留多商会」(Future Bee)、B社は「Commit」、C社は「ブロッコリ」、D社は「バンダイ」です。

(1999.01.04 記)


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Last Modified: Wednesday, 29-Aug-2007 04:11:13 JST