人との繋がりの不思議

  思い出話の中で飯田高校の先輩の林和良さんの事を書いた。残念ながら 林さんは1991年に64歳の若さで他界されてしまったがその後、林夫人とは賀状交換等で繋がりは続いていた。
林夫人からのお電話

昨年末、林夫人より私のところに電話があり「息子が親父の事を書いてある記事をネットで読んだが、いったい誰が書いたのだろうか?と聞いてきたので 親類や知人に尋ねたが不明、ひょっとして貴方ではありませんか」との問い合わせ。実は林夫人には記事を書いたことを知らせていなかったが、「そうです。私が書きました・・・」と白状いたしました。(^^)
色々と昔の思い出話をさせていただいたが、夫人の手元には私の書いた記事が無い様子でしたので、すぐに印刷&コピーをとり、昭和25年3月に撮影した古ぼけた写真等を添えて夫人宛に郵送した。 

先日林夫人より資料郵送のお礼として昔米国に居られた時に覚えられた手作りのクッキー(写真参照)と共に喬木村におられる和良さんのお姉さんにも私の送った資料を一式コピーして送った事が手紙の中に書かれてあった。お姉さんがおられた事はぼんやりとしか記憶が無かった

林夫人から届いた手作りのクッキー


お姉さまからのお電話
今日突然電話が鳴った。「喬木村の中川です。」と女性の声、はて一体何方だろうと首をかしげたら林 和良の姉ですと名乗られて驚いた・・東京の林夫人から弟(和良さん)の記事や 思い出の写真が届いてとても懐かしく嬉しかったとのお話、これだけなら特に記述する事でなく普通の出来事なのだが、お姉さんの話を聞いてびっくり仰天した。

お嫁入りした中川家に清君という義弟が居たが、なんと彼は私の飯田高校の同級生だった。 もう60年も昔の事だがその頃は私も彼も飯田高校に通っていた時、その時にお姉さんは中川栄に嫁いでこられたんだ・・・まったく知らなかった話。

頁の関係で和良さんの記事の隣に 阿島の池田さんの記事があったがお姉さんは池田さんの事を良く知っており 色々と当時の思い出話を聞かせていただいた。

昭和25年に撮った写真に写っている和良さんと もう一人の先輩の本山栄信さん(現在喬木村の安養寺住職)もお姉さんはよく知っており早速この写真を持参して本山さんと共に和良さんや当時の思い出話に花が咲いたと 嬉しそうな声で教えて頂いた。

まったく思いもかけぬ展開で林夫人から和良さんのお姉さんのことを、そして彼女から同級生の家に嫁いだ事、古い私の知らなかった池田さんのお話、安養寺の本山先輩の現状等あっという間に私の思い出の範囲が広がって人と人との繋がりの不思議さに驚嘆と同時に有難いなあと
つくずく感じた次第である。

平成20年1月26日

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