ここでは、C言語の勉強の順番を示したいと思います。いま、どの辺りを勉強していて、これが出来るとどうなるのかを理解していることは大切だと思います。また、終わりが分からないよりも、一応の目標があった方がいいかとは思います。よって、今後の道しるべとして。
まずは、C言語のプログラミング方法からです。例えば、日本語は「文」であれば、「。」で終わると同じ様な感じですね。C言語もいろいろな決まりがあるし、許される書き方の範囲の中で最も見やすく、また、間違いにくい書き方、一般に用いられる書き方を示します。ただ、有る段階まで行かないと説明のしようのない場合もあるので、その場合は逐一、示していきたいと思います。
次は、「変数」の種類です。プログラムには変数と呼ばれる物があって、プログラムを実行するときに初めて、値が決まる物を変数と読んでいます。例えば、x−y座標系で右肩上がりの直線を数式で、 y=ax+b (a、b は定数)で、あるxが決まるとyが決まるように表しています。このxが変数です。具体的に書くと、足し算をしたい時、プログラム内で c = a + b として、実行時にキーボード入力等で a、b に値を代入し、c の値を画面上に表示すると言った感じになります。
続いて、「制御構文」です。つまり、条件判断や繰り返しの構文です。引き算をして絶対値を画面に表示したいとき、もしも引き算の答えが0よりも小さければ、答えに−1を掛けてから画面に表示する、などと言ったとき、「もしも〜ならば」が条件判断になります。数的には限られていて、条件判断では if文、switch文、繰り返しでは for文、do文、while文、の5つです。
さらに、「関数」へと続きます。関数は初めから用意されている物と、自分で作る関数がありますが、ここでは後者の自分で作る関数です。関数というのは初めての方にはぴんとこないと思いますが、例えば「Microsoft Visual C++ の使い方(その1)」のサンプルプログラムで使った、「printf」等が関数に当たります。これは初めから用意されている関数となりますが・・・。関数はC言語のプログラムを構成する単位とも言えるので、大切です。つまり、ある機能をぎゅっと詰め込んで、その機能をあちこちで簡単につかるようにした感じです。
この辺りまで来ると、簡単なプログラムが作れるようになるので、課題みたいなものを沢山出したいと思います。これにより、読者がプログラムに向いているかどうかが分かってきたりします・・・(^m^;)。前に書いたように、アルゴリズムは自分でプログラムを作らないと身に付かないので。
次に「配列」です。配列は変数の特殊な形です。同じ変数の名前でインデックス番号をつけて用います。イメージ的には戸棚みたいな物があって、そこに決まった大きさの物ならばいくつも同じ様なものが入れられる感じです。
続いて「ポインタ」。C言語の決まりとしては一番厄介な所です。先に変数を示しましたが、変数を家にたとえると、家には住人と住所があるように、変数にも保持する値とメモリ上でのアドレス(住所)が有ります。ま、間違いなくここで誰もが分からなくなるはずです。必ず。
ポインタの難関の後は、「構造体」です。構造体は沢山の変数を種類別にまとめるといったイメージです。プログラムが大きくなると変数の数も多くなりますが、多くなりすぎて分かり肉なった時など、機能、用途別などでまとめる考え方です。この辺はさらっと説明します。
最後に関数。初めの関数は自分で作る関数ですが、今度は初めから用意されているかんすうです。特に、自分で作る関数と区別するためにこちらの関数は「ライブラリ関数」と呼んだりします。ま、知っていれば使えることなので、本などを見て、使えれば十分なのでこれもさらっと説明する予定です。
以上でC言語の範囲はおしまいです。細かく書けばもっとあるかも知れませんが、とりあえず全体の感じはこのようになると思います。