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第6章 「打倒アルカディア号」
あいも変わらず釣れないタコ星人・・・今日は阿木川ダムというところに来ていた。
ここはダム湖であり、釣るスペースが少なく、丘っぱりには少々つらい場所である。
タコ星人は、とりあえず、ワームを取りだし釣りをはじめるが、いつものように、釣れない・・・
そんなフラストレーション溜まりまくりのタコ星人の横で・・・
ちゃーちゃーちゃちゃっちゃ ちゃっちゃちゃー♪・・・(ヤマトのテーマ)
「ぢゃっ!」
師匠の吉野が、さっそうとフローターで出航したのだ。
釣れないフラストレーションそして、どんどん沖へと漕ぎ出してゆく吉野・・・
その光景を見た瞬間、
ぷち!
いつも、リグを付けるとき、非常にどんくさいタコ星人であったが、このときばかりは早かった。
重くて遠投できるバイブレーションを神速を越える速度で付け、そして、いつもなら不正確なキャストがこのときばかりは、寸分の狂いもなく決まった!
しゅびっ!
ひゅるるるるる・・・・ さく!
その時、吉野の絶叫が、阿木川ダムにこだました。
「うああああああああっっ!」
ぶくぶくぶくぶく
「撃沈確認!」
沈んでゆく吉野を見ながら、今日もボウズだったのに、いつもとは違い、満足のタコ星人であった。
バイブレーションは武器です。
時々、琵琶湖を爆音をたてて、疾走するジェットスキーを見ると、撃沈したくなるのは僕だけでしょうか(ああ危険)
ちなみに、フローターの吉野に向かってキャストをしたのは事実です。
はずそうとしたのに、ほんとに当たってしまいました。
(針を隠したワームだったのが不幸中の幸いでしたが・・・)
みなさん、真似しないように(しないしない)
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