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第7章 「タコ星人の一番長い日(前編)」
その日、タコ星人は、琵琶湖に来ていた。
朝マヅメを狙うべく、彼はいつものように、ルアーを取り出しリグをセットしはじめた。
ぶち
「ふ、不吉な・・・」
リグをセットしている最中に、急にくつの紐が切れたのだ。
(くつはいてたっけか?・・気にしない、気にしない)
そして、数回キャスティング・・・釣れない。
「ま、こんなもんだろ」
妙に納得するタコ星人を、突然閃光がつつんだ。
「きゃーっっ」
閃光(注:センコーではない)は、しばらくするとやんだ。
そして、そこにはタコ星人のみたことのない生きたちが・・・
「つねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつねつね(以下略)」
「なになになに??」
動揺するタコ星人
説明しよう!!(昔のシャリバン調で)
ツネ星人とは、ここ最近急に地球に大量に飛来してきた宇宙人である。
体長、姿形はさまざまであるが、つねにツネ吉を使用し、爆釣を繰り返す、結構恐ろしい生物である。
しかも、最近非常に恐ろしい勢いで、釣り場に増殖しつづけているのだ。
ちなみに、彼らの隣でハードルアーを巻きつづけるのは、精神的に非常につらい。
(なんせ、自分は釣れないんじゃないかという気にさせられるからね)
そして事件はおこった。
突如として、彼らが爆釣をはじめたのだ。
戦うタコ星人! 増殖し、爆釣を繰り返すツネ星人!!!
しかし、この時点でタコ星人には勝ち目がないのは、誰の目にも明らかだった。
「星にかえろっかな・・・」
そして、今までにない挫折をタコ星人は味わっていた。
(後編につづく)
特に教訓なんてのはないのだけど・・・。
ツネらーは最近増えましたね。
確かに良く釣れるのだけど、松坂はあの釣りは途中でたえられなくなります。
やっぱ、釣れなくっても、色々な方法を試したいよね。
でも、釣れるんだよなあ・・・
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