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第11章 「沈黙の魚体」
その日とある湖で、タコ星人は苦悩していた。そう、この連載が始まって以来1年以上が経過するというのに、彼は、
1尾たりともバスを釣っていないのである。
脱サラをし、この僻地である地球までやってきて、敗北の連続。
ボウズの悪夢が、彼を苦しめていた。
その時、苦悩するタコ星人の目の前を1尾のバスが通過した。
そう、そのバスは日本レコードをはるかにしのぎそうな大きさだったのだ!!
ぬー…
タコ 「艦長!!2時の方向に敵影です!!」
吉野 「よし、全弾くれてやれ!!」
そう、このバスの出現こそが、後に伝説とまでなるバスとの戦いの序章だったのだ…!!
すばやく、タコ星人はリグると、タコ星人はキャストした。
タコ 「メガ粒子砲発射!!」
メガ粒子砲
手が複数あるタコ星人にのみ可能な技。 全ての手足を使用し、音速の約80%のキャスティング
スピードでキャストすることによって、一度に驚異的な 数の爆撃を可能としている。
ひゅるるるるる
ずどどどどど!!
バス 「バラストブロー!!急速浮上!!」
…しかし、そのバスは見事にそれを回避した。
タコ 「艦長!!全てかわされました」
吉野 「なにーー!!敵は化け物か!? 次、3時の角度に魚雷発射!!」
タコ星人はルアーをキャストすると、バスの目の前を通すべく、高速リトリーブを開始した。
しゅばばばば!!
タコ 「ふふ、逃げ場などあるものか!!」
バスをひっかけるような勢いで、タコ星人はリールを巻く!!
そのバスは気づいていないのか、ゆっくりとと潜航してゆく…
だが、もう少しでバスというところで、急にそのバスは動きを見せる!!
バス 「今だ!!全速前進、面舵いっぱい!!」
バスはルアーがかかるかという寸前で方向を全速で変えた。
吉野 「なんだと!!なんてスピードだ!!」
タコ 「か、艦長!!岩です!!かわしきれません!!」
吉野 「やまとめっっ」
タコ 「うわあああああっっ!!」
ちゅどーん
そしてルアーは岩につきささった
バスはあざ笑うかのようにその巨大な魚体を浮上させると、湖深くへと潜って行ったのだった…
見えバスをねらうのはほどほどにしましょう(笑) こちらから見えている場合、相手からも見えています まつざかも、今までにどれだけのでか見えバスに
あざわらわれたことか…
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