式根島訓練後悔記?(海況悪し、我慢ガマンの4日間)
4月17日11時「かざぐるま」の横地船頭の見送りで、快晴南の風2〜3ノットでこれで帆走出来るかいな?で碧南新川港を出港!
長江君、寺島君連れて(偶然にも3人共に無職)外洋体験クルージングです。何故3人でか?3人寄ればモンキーの知恵だから!
実際今度のセーリング中、カッパを着ていないのは出港から伊良湖水道を抜ける迄3時間強だけ、
以後は帰港するまで強風&波浪の為に、カッパ上下は放せませんでした。私と寺島君はタバコも放しませんでした。
海況が急変し、地獄を見る直前の期待に胸を膨らませ、ノンビリ&リラックス状態での操船中!気分はハイ最高さあ行こう
**オマケの情報** 私のヨットは(市販のガスカセット使用&100 V12Vの3Wayです)ガス冷蔵庫です、一本で約24時間冷えますし
バッテリーあがりの心配が無いから気楽です。しかし冷えるまでに約1時間強かかります、其の為ドライアイスを2キロ入れました。
(1キロあたり400円)約2日間位持ちますので、ガスを使うのは翌々日からでOKなので一石二鳥!三サンシー(一姫、二太郎)
14時半伊良湖水道を通過した途端、20〜25ノットの南西の風「ばんざあ〜い」クオーターリー、進路100度にて
艇速9〜10ノット一路?式根島迄約135マイルをジャイブもタックも無しで一直線、但し波高3メーターでローリングが酷い!
翌朝4時には暗い為、式根島手前にて入港待ちし、夜明けを待って、無事05時野伏漁港に入港着岸、碧南〜野伏18時間。
早速式根漁協(04992−7-0006)へ行き停泊場所を尋ねましたが非常に親切です!関東では珍しい経験でした。
舫った岸壁は、新島〜式根島連絡船「にしき2」の係留場所と燃料入れ場の間で、非常に係留し易い場所です。
カモメが多く、最初は風情が有るなあって見とれていましたが、慣れるとぎゃあ〜ギャア〜と集団で鳴き、やかましいだけです。
糞も沢山落とされました!この港は停泊中も南風がビュ〜ビューと、吹きっぱなし。携帯電話はドコモだけが、島内何処もOK。
伊豆諸島名物の一つは温泉「太平洋に突き出た2大海中温泉」のキャッチフレーズの地鉈温泉と足付温泉は去年の10月1日の
21号台風で壊れ入浴出来ませんでした、事前に調べたら修復出来たと云う情報だったのに。地鉈温泉上の湯加減を調べる穴、
手を突っ込んだら(穴が有ると自然に?悲しい男の性か?Y船頭に感化されたか)OKだったので、海岸へ行ったのに。足付漁港隣の
「松が下雅温泉」海、漁船、岩場等を見ながら入浴最高の贅沢です、無料&混浴ですし女子高生も2人入っていたよ!
嘘じゃないです、本当ですよ!しかも昼飯も同じ食堂で食べました。うっふっふ!残念何が?水着着用なのだ!この温泉。
泊海岸、素敵な景色でしょう!入り江が深く中まで波が打ち込んで来ません、砂もパウダー状で裸足で歩いても痛く有りません。
おまけに20フィート位のカタマランが停泊していて、映画のワンシーンみたい。君のあそこはデカプリオ主演「ザ・ビーチ」ミニ版、
最高にロマンティックな筈ですが所詮男3人旅!何か足らない!?そうボヘミアンに若い女性を乗せ損なったのです、残念でした。
生徒諸君は民宿「鈴豊」(04992−7−0907、野伏港から歩いて直ぐ、しかし電話すると車で迎えに来てくれ親切でしたが、
「この天気だから、ヨットは来ない!キャンセルだと思っていた、良く来たね!ヨットはドタキャンが多いから」って云われました)で
夜と朝の食事をして船中泊です。無人のヨットより漁協の人も安心です。先生役の私は贅沢に?民宿泊まりです。
ところで皆さん信じないでしょうが、3泊4日の旅行中一滴も酒を飲んでいません、生徒達?はビールを美味そうに呑んでいます。
週刊」何故か私はピーピーの廻し下痢状態だったのです。面白いでしょう!正反対に何故か?寺島君は便秘だったのです。
天気予報を見ると、伊豆近辺は段々と天侯が悪くなる様子、新島行きを急遽中止し、逃げ出す事にし9時に御前崎港へ向け出港。
南西で25ノット前後の風しかも波高3メーター前後の中、290度で真のぼりクローズホールドで約55マイル、18時日没スレスレに
御前崎港の市場(写真のカツオが目印)向かって左側の製氷場斜め前の岸壁に舫う。此処は非常に静かで南西の風も全然来ず、
揺れないし船の中でもぐっすりと寝れるところです。但し早朝から氷を積み込む船が来るのでうるさくて朝寝坊は出来ない。
もっとも翌朝は朝5時出港予定なので、目覚まし代わりで我々には丁度良かった。
又超便利ですこの岸壁は、舫った船の目の前が食堂「魚河岸」 で、本日も酒抜きでカツカレーを食べる。カレーかれえ〜
食事を終えて店を出たら、「今晩は!渡辺さんですね!」と釣り帰りの人から声をかけられる。
ボヘミアンが係留して有ったからだって、去年寺島君と四国の仁尾マリーナへ行った時にも知らない人から「本を買ったよ」って
言われた例が有り、他府県での2度目の出来事に寺島君曰く「なべさん湯名人じゃん」ってお世辞を言われる。
お世辞に超弱い私の事、気を良くし舞い上がってしまって、結局今回の旅費は個人負担無し、無料にしてしまった。馬鹿だねえ〜!
近くにサークルKが有ると聞き、明日の船内食を買出しに皆で行くが、歩いて10分かからない位に近い。
コンビニからの帰り道、天然御前崎温泉1100メーターとの看板を見つける、温泉大好き人間の私の事見逃す筈は無い、
早速テクテクと歩いて温泉に入りに行くも、キツイ上り坂、4月の夜なのに汗ばむ、体力が随分落ちたものだ。
彼達は坂が嫌だと言って船に帰って行った。止めた方が良かったかな?っと思ったが途中まで来てもう引き返しても同じ、
御前崎灯台の方へ歩く事15分強やっと、「天然御前崎温泉がわ」にたどり着く、良いお湯で潮気も落ちスッキリ爽やか!
しかし帰りは船まで歩くのは嫌なので、御前崎タクシー(0548−63−2655)700円で帰る、楽
20日霧雨の中6時出港、視界は約4分の1マイル、御前岩が随分沖に有るので大回りして遠州灘へ出る。
やはり昨日御前崎港へ来て良かった、本日伊豆諸島は強風波浪注意報が出ている。
しかし西静岡地方も前線が通過、進路は270度なのに、南西で25〜30ノットの向かい風、しかも波高は3〜4メーター位、
飛んでも無い走っても無い最悪の状況です、波に叩かれ艇速低速です、これで約85マイルは疲れるなあ〜!
機帆走で登り角度を稼ぎながら、えんやこら、エンヤコラ伊良湖水道まで約65マイルを12時間かかってしまいました。
しかし、伊良湖水道を17時半に通過した途端に、風はバッタリ止み水面はさざなみ状態!今迄とは地獄と天国の差です!
只霧が深く視界は又4分の1マイル以下です、師崎水道や衣浦港内は狭く灯台や浮標が近くに行くまで確認がしずらく、
誰が最初に見つけるか、競争しながら&遊び感覚の夜間航行訓練です。
20時15分に14時間15分かかって碧南新川港碧南ヨットクラブの、自分のバースに舫いました。
出迎えの横地先生に、最初で最後今回のクルージングでの全員が揃った始めての、記念写真を撮って貰いました。
今回のクルーズは、あれだけ荒れた海況でしたから、セーリング自体を楽しむ事は正直言って出来なかったと思います。又
上陸地での時間も短く旅行気分も今一、中途半端だったと思いますが、二人共愚痴一つ言わず逆に駄洒落連発!、
勉強だ!訓練だ!と割り切り良く頑張ったと思います。偉いぞ!近い将来に自由自在に自分の好きなところへ、
安全にヨットで行ける様になると確信しました。再度!長江、寺島両君共良〜く頑張ったネ!偉〜い!
帰港後の帰る時、オーナーに「ゴミ」を持たせず、二人で自宅へ持ち帰ったのはマタマタ気配りが偉〜い!
次回チャンスが有ったら、セーリング事態が楽しいクルージングをしたいね。あんな状態ばかりでは無いんだから。
当然馬鹿なボケ船頭は、名古屋へ帰るも自宅に帰らず、女房と横地先生の奥さんを呼び出し飲み屋に直行、
3日間酒を抜いたので、私は絶好調!最初から純米吟醸「八海山」をグイグイ!がぶがぶ!極楽行きへのハイペース!
                                                                                 報告会と称する飲み会は、閉店過ぎの深夜2時まで続きました。
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