４月２９日。朝からの雨も止み１３時に、約１０ノットの北西の風を真横から受けて、フルセールで約２１マイル先の伊良湖水道向け。
クルーのＩ君、たけちゃんと３人で碧南新川港を出港、艇速約６ノット前後で順調に快適な航行、ウフフ・・・・幸先が良い！！
セールを揚げれば、暫く作業は無い、夜間航行に備え見張りを一人残してノンビリムード突入。ビール＆６個のスピーカーから音楽。

夜中にはドンドン寒くなって、風もドンドン強くなって来ました、時々モヤイロープや俵フェンダーのチェックをします。トホホ・・・・眠た～い！
翌朝、一番小さい俵フェンダーが割れて、プカプカ浮んでいました、早速拾いましたがあいにくの干潮で、苦労するタケチャン。

１５時、国際ＶＨＦで名古屋保安から「熊野灘１３メートルの流木情報」良かった！遠州灘だったら夜間見えないから、ビビリます。
１５時半同じくＶＨＦで、伊勢湾マーチスを１６チャンネルで呼び出し、伊良湖水道航路の巨大船情報を聞くがＯＫ。
１６時伊良湖水道通過（上が伊勢湾マーチス、下が伊良湖灯台）航路内を漁船が操業中？！そんなの有りですか？
伊良湖水道を通過し航路外へ出たら、新島へ向け東へ針路を変えて、後ろから風を受けて走るランニング。
新島迄１１５マイル近くを、一直線で行けるコースにオンです、コース途中に危険な暗礁や島は有りません。
遠州灘は非常に船舶の航行が多いので、１人が３時間見張りをして、６時間寝るスタイルを３人で交代で操船します。
操船と云っても、コンピューター制御の油圧式オートパイロットが働いていますから、見張りだけっ！夜中徹夜航行中で
一番怖いのは、居眠りがヤバイ！他船が近くに来て危険が感じられる場合は、メインセールを強力なトーチで照らします。

２０時頃風が強くなって来たので、２ポイントリーフ（２段縮帆）して安全を期す。その後風は弱まったが、暗闇での作業を避ける為
そのままに。４月３０日深夜２時御前崎の南方１０マイルを通過、朝方夜が明けると、まだか、まだか？まだか？と
前方を睨み付けるが左前方に伊豆半島の石廊崎は見えるが、中々新島は見えない。８時半過ぎ約２０マイル先に
うっすらと、前方左側から右側へ利島、新島、式根島、神津島の四島が見える。寝ている２人も、お起きて来て「ばんざ～い！！」

昨日関東からヨットは余り出ていない様で、広い港内は貸切状態。思えば確かに夜半から波高く、風も強くなったねえ～！
報道によると
*２９日ＧＷ初日、ヨットが転覆して死亡者がでた。７ｍのヨットが那珂湊マリーナを出港したが、約３０分後に那珂川河口付近で
波が高かったため引き返そうとしたところ、横波を受けて転覆したという。当時は海上強風警報と濃霧警報が発令中だった*

島内には西洋人の観光客が多く、何故か？露天風呂にも多く来ていました。東京から安くて近いリゾートなんでしょうか？
聞いたところ、殆どが外国からの旅行者では無く、日本に住んでいる外国人だそうです。どおりで混浴温泉に（水着着用です）

温泉から帰り少し休憩の後、徹夜航行明けだから、スタミナの付くものを食べて今日は早く休もうと云う事で、港の前の道路を左へ
（北）歩いて１０分強で信号機が有り右へ（東）へ２軒目の店。「夕浜亭」*０４９９２-５-１３０８*へ行き、満腹に成るまで呑み喰う。
ユッケビビンバがお薦めです。中華、焼肉なのに、何故か？刺身の盛り合わせ等、関係無い料理も有り。隣は「三佳食料品店」

翌日、５月１日も朝からピーカンの上天気、夕食まで若者は自由時間を許可します。信号機手前左側の「ナガタレンタカー」
*０４９９２-５-０２１５*で自転車を借りて島中アチコチ元気良く遊び回っていました。レンタカ店向かいに、ガソリンスタンド。

信号機から北に見えています居酒屋「日本橋」で夕食*０４９９２-５-１８９０*。ここは昼は蕎麦屋をやっています。
若者２人に金目鯛の煮付けは大評判でしたが、初めてだと云うクサヤだけは、流石に私のお薦めで食べましたが、酷い表情！