オリコ金魚かぶとは二色兜からびっくり金魚ちゃんへとの折り紙を変化させたものです。かぶとと金魚を両立させたことと、切れ込みを入れないところにオリジナルなところがあります。オリジナル折り紙工作を短くしてオリコとしました。
折り紙は正方形で切れ込みを入れないとの制約の面があります。制約のあることは厄介なこともありますが、逆に面白い点もあります。俳句のように制約の中で表現してみたいと思います。
☆びっくり金魚ちゃん
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折り紙の完成品を子どもたちに教えるのではなくて、折り紙の折り方を教えることが大切と私は考えています。指導者としては立派なものを子どもたちに作らせるとある程度の満足になります。でも子ども自身がきちんとした折り方を覚えて能力を高めることの方が大切と思います。折り方をしっかり折れれば自然とその中で創造力や自主性が出てきます。
折り紙指導を通してしっかりと話を聴ける子ども・きちんと折り目正しく折れる子どもになれるように働きかけたいものです。 |
オリコ金魚かぶとの折り方

@折り紙を△に折る A半分に折り下げ、正方形にする

B下の部分を△に折りあげる C反対部分も折りあげる

D△部分を左右とも広げて裏を出す E裏部分を半分中に入れる

E下の△を1枚上に折りあげ、折り下げる F二重になるよう折って、上に折りあげる

Gひっくり返して左右を斜めに折る Hこんな感じにして

I縦に開いて半分にする J尾ひれの部分を引き出し下を少し折る

J起こしてあげると金魚かぶとになります K尾ひれを押してあげると反動で起きます
大きな紙で作ればかぶれるかぶとになります。こどもの日などに作ってあげたいですね。小さなものを金魚が起き上がるのでこれもまた楽しいものです。
Dの部分で裏に折り返すことで両面折り紙の良さを活かしています。ちょうど目のように見えるのが楽しいものです。子どもたちは、目にマジックなどで色を塗ったり、かぶとに飾りをつけたりして遊びます。職員や指導員の仕事は子どもたちが自主性や創造性を発揮できる環境と能力を準備することですね。自主性や創造性を直接に育てることは出来ません。
みんなが楽しく活動できるためには、自己中心に道具を独占したり、他人の作品をケチつけたり等の言動をさせないことが必要となりますね。しっかりと話を聴くことができる子どもは能力を発揮しやすいものです。躾の基本は耳と目と心が+されて本当に聞くから聴くになることだと私は思います。
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