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失敗の哲学という本を見つけました。
 畑村洋太郎さんが監修した失敗の哲学という本を買いました。日本実業出版社から1500円で出ています。
 私は以前より2勝8敗主義を主張していたので、失敗の哲学ということにとても興味があった。以下は2002年の4月28日に書いた2勝8敗主義の文章である。

             10割打者

 仕事をする時に完璧主義を目指すタイプといろいろ取り組んで見るタイプがあるようだ。日本の学校社会ではテスト優先主義のようです。テストに上手く書いたほうが点数が良いことから完璧主義が巾を利かせているようである。1勝0敗の10割打者である。学生時代に体育の授業があったが、授業記録を大学ノートに記録し、それを教授に提出した。そこで優・良・可・不可の成績がついた。小学校の教頭をやっている友達がいる。彼は真面目にノートをつけていなかった。私は毎回真面目につけていたので、ノートを貸してあげたら、彼は優で私は良だった。確かにあとおいできれいに書いたほうがよくみれますから。(大学の先生には感謝している。汚い私の字をチェックし、間違い字,嘘字をみんな赤ペンで直してくれた。そして小学校の教員になるにはもう少し字をキレイにとのコメント付きでした。大学の体育の教授なのにね。感謝感謝)

           社会に出れば3割打者が必要
 学生時代が完璧主義1勝0敗主義でも、社会にでればそうではない。1勝0敗より、2勝8敗は2倍の利益を生んでいるし、3割打者になればトップ。4割ということは記録破りになる。ドンドンチャレンジして1勝9敗が2勝8敗になり,3割打者を目指すのが良いと思う。ところが学校が10割を求めたがり、親も子の失敗を恐れる。結果としてひ弱な子が出来たり,ちょっとしたことですぐ挫折してしまう子どもが増加している。遊びの世界も一緒で失敗したくないから遊ばないという子どもも多い。
 児童館・児童クラブは成績をつけなくて良いところである。失敗をどんどん恐れない子どもを作っていかなくては。そのためには職員が常にチャレンジし、失敗し、みんなに謝ることもやっていかなくてはと思う。
            失敗を恐れない
 昨日のことである。2年生の女の子がお菓子のある部屋に一人で入っていた。私は烈火のごとく「また勝手にこんなところに入って。」と怒鳴った。すると同僚に「ちょっとおもらししたから着替えに入れただけなのになに怒っているの。謝りなさい。」と叱られた。私は土下座をして謝った。
 間違い,失敗はよくあること。そのときはしっかり謝りましょう。そういう姿勢を大人も持つのがよいと思います。そうすると子どもも失敗を恐れないでチャレンジするようになります。
 1勝0敗主義、減点主義から2勝8敗主義へと転換を図らなくては。


 というのが1年ほど前の文章である。今回は失敗の哲学という本にであったので、私の失敗談を多く紹介して、失敗から学んでいくものを明らかにしていきたいと思う。今回のお漏らしをして部屋で着替えていた子どもを怒ってしまったことは同僚の声かけがグッドタイミングであった。そして私自身がすぐに謝ったことが良かった。失敗はするものだから、素直に謝ることが大事である。

 同じような例がまだある。廊下にすれ違いざまに手で押して「バカ」と悪態をついて逃げていった子どもがいた。追いかけたらK君がいたので、「今悪態をついたのは誰だ」「Cです」そこでCを捕まえて怒鳴った。Cはきょとんとしている。他の子どもによく聞いてみたらC君ではなく犯人はK君だったのです。私はC君をかなり強く叱ったのでそれこそ土下座をしてきちんと謝ることになりました。K君にはここまでくると怒る気にもならず、「おまえなあ?」で終わりました。

 

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