1995年頃購入した3次元デジタイザ。
買った時、あまり具体的な利用目的を考えていたわけじゃないのだが、 とにかく、3次元デジタイザが、特別価格で$700程度で入手できるということで、 そんな安く買えることは、この先ないかもしれないと思い、 半ば衝動買い(笑)。今になってもちゃんと使っていないのが情けない(苦笑)。 この製品の価値自体は今になってもそれほど下がってない気もする。 いずれ必要になることがあるといいな。
結構でかいんだこれが(笑)。この大きさのおかげで、
人間の頭部くらいの大きさのものが取り込める。
右下は、3次元デジタイザに接続しているノートパソコン Topper。
このパソコンを製造したメーカーのキャラベルは既に倒産。
486DX4というしょぼい性能だが、取り込みに使用するのには文句ない性能(笑)。
シリアルポートにつなぐ。
その名はDIGIMAX。3DCGソフトImagineを開発したImpulse社の製品。
とっくの昔に販売は終了。
このDIGIMAXで形状を取り込むには、取り込むものをしっかり固定しないといけない。
しかも、DIGIMAX本体からはネジが出ている程度。
だから、あんまり身近なものを手軽に取り込み…ってわけにいかない。
そこがこの装置の最大の欠点でもあるのだが、
さて、では、試しに何を使ってみようか。穴をあけたりすることもなく、
手軽に取り付けられるものはないか、周りを見回してみると…。
うーん、なかなか、適当なものが見あたらないなー。おや…。
なんだか、偶然、ちょうどうまくはまるものを発見(笑)。
でも、大きさがあまりに小さすぎて、
こんなものの形状が正確に取り込めるわけもないのだが、まあ、説明用ということで…。
ちなみに、紫のものもあったが、
DIGIMAXはアメリカ製なので、こちらを選ぶことにした。
全体の座標など取り込んでいられないので、
帽子のつばの部分だけを試しに取り込んで見ることにする。
位置を計測したいところに針を当てて、左の裏側にあるスイッチを押すと、
パソコンに座標が送られる。
左のダイヤルを回し、物体を回転させながらスイッチを押し、
次々に座標を取り込んでいくと…。
パソコンには、こんな風に入力される。
この画面ではわかりにくいが、あんまり正確に入力できなかった模様。
ミリ程度の精度はあると思うが、
ちゃんと固定してないから、ずれたのかもしれない。
なお、このソフトはMS-DOS用。 WindowsからのDOSボックスでも動作しないから、 画面キャプチャーもできない(笑)。Amiga用のソフトも付属してくる。
オブジェクトの保存形式は、ImagineのIOBか、DXF。