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■長岡市子育ての駅千秋「てくてく」(2010年2月2日) 詳細トップ

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■長岡市子育ての駅千秋「てくてく」を視察してきました・

 長岡市子育ての駅千秋「てくてく」(以下てくてくという)が新潟日報で報道されました。
 〒9402108 新潟県長岡市千秋1−99−6
 電話 0258−21−3860
 開館日 水曜日を除く毎日
 開館時間 午前9時〜午後6時

 珍しく、行政の予想の3倍以上の利用者でにぎわっているというのです。
 私は1月31日の日曜日に視察に行ってきました。まず、100台の車が停めることの出来る広い駐車場がありました。これは絶対にこれから必要ですね。
 てくてくは□・△・○のコーナーと一時保育室とその他事務室やトイレなどがあるのですが、□・△・○のスペースから、駐車場とは反対の公園がどこからでも一望できるようになっています。公園と一体と建物がなっています。
 △部分(300u位の広さ)からの公園の様子です。公園自体は2haあります。平島公園の3倍位の大きさの大きな公園です。雪で見えませんが、遊具もたくさんあるようです。
 △部分では、イスと机があり、ここで自由に飲食をすることが可能です。これからの時代に飲食の禁止や昼休みには閉館して、誰も入れないような施設は生き残ることはできないと私は思いました。
 11時くらいについて、この場所で1時間くらい、園長先生の話を伺いました。50人以上の方々が食事をしたり、話をしていたりしました。
 □・△・○コーナー全体では350人位の来館者で賑わっていました。1300uの施設に350人以上の人が来るということはとてもすごいことです。
 1日の出入りで、1日1200人になるというのもよくわかりました。
 私のような仕事をしていると、細かいところに目がいきます。施設の運営では目に見えない細かいところもとても大切なのです。
 外が雪で寒いのに、窓に結露がないのです。このことを聞きましたら、結露を防ぐために、けっこう工夫をして設計してあるとのことでした。また窓の手前がちょうど、腰掛になるように設計してあるのが、グッドと思いました。
 △コーナーは普通の暖房で、□コーナーは運動コーナーなので暖房なし、○コーナーは床暖房でした。工夫ですね。
 工夫といえば掲示板です。乳幼児の来館が多いので、画鋲は危険なので、セロテープもしくはガムテープで掲示をしているとのことでした。広い掲示板のコーナーを最初から作ってありました。
 防炎で掲示板を兼ねるように最初から壁を設計しておくことはとても大切と思いました。ついでに、ホワイトマーカーで字を書いて消すことが出来るようにしたら、グッドですね。
 こうした施設では壁全部が最初から掲示板&パフォーマンスできるようにしておくことが大切と思いました。
 □コーナーは運動場です。ユニット遊具やエアー遊具・ぐるぐる回る遊具などがありました。新潟ふるさと村の子ども遊びコーナーを3倍くらいにした感じです。大きさは600uといった感じです。子どもは元気ですから、暖房なしはとても良いアイディアと思いました。
 子ども達の圧倒的な人気があったのが、右の大きなタイヤのようなエアー遊具です。とても楽しそうに遊んでいました。
 児童センターや子育て支援センターでの遊びは、そこでの遊びが家庭での日常遊びにつながるものと逆にそこでしか遊べないものの二つがあるように思います。その二つの上手い組み合わせをすることが大切と思います。
 最近、感じるのは一人の子どもに夫婦二人でついてくるだけではなくて、時には大お母さん大お父さんも付き添ってくることが多いことです。
 これはよいことなのでしょうが、このお父さん達のエネルギーをもっと社会の子育てへのエネルギーへと発展させることが必要と思います。
 写真はエアーの遊具で遊び子どもとお父さん達です。
 てくてくの○コーナーは遊具で遊んだり、絵本が読めたり、幼児の小さなボールプールがあったりしているコーナーです。
 写真のように日除けのスクリーンが最初から設置してありました。これはグッドアイディアです。
 また公園が見えるガラス張りのコーナーには座って子どもが見えるように長いイス風に座れるようになっていました。
 もう一つ大切なことは□・△・○のコーナーが、中央の入り口から一気に監視できるようになっていることです。安全管理上、トイレ等は除いて、きちんと監視できるようにしておくことは必要なことです。
 幼児用のデコボコ歩きです。幼児用のようですが、大人が乗ってもこわれるものではないようでした。遊具は幼児用であっても、大人も使えるようにして、ユニバーサルデザイン的な遊具等を増やすことが大切と思います。
 また、積み木・カプラ・折り紙なども大人から子どもまでがみんなで遊べるものにすることが大切と思います。ちょうど絵本が子どもだけではなくて、大人にも大切なものであるように。
 絵本のコーナーはちょっと区切ってありました。こうした見えるけれど区切っておいて、そこに腰掛けることができるようにするのも良いアイディアと思いました。
 ある大人は「子どもは人に見えないところが好きだ。隠れる場所を作ろう」と主張していますが、私は反対です。小学校低学年までの子ども達は、他人の目など気にしないのです。
 てくてくのように一時保育室とトイレ以外はいつでもだれでもが相互に見えるようになっていることはとっても大切です。
 □・△・○のコーナーは広い廊下でつながっています。けっこう走り回る子どもも多く、乳幼児と小学生の共存は、指導員にとって大変だと思いました。園長先生の話の中でも、「小学生・中学生と乳幼児との共存は難しいけれど、難しいからこそ必要ではないか」とのお話がありました。私もまったくそう思いました。
 乳幼児と小学生中学生が共存するためには、大人の意識改革が必要です。危険な行為をさせないように大人が声をかけること。乳幼児や小学校低学年では目を離さない手を出さないことが必要であると思います。
 手洗いコーナーやトイレ・玄関・靴置き場などもありましたが、予想外の入場者数で今、靴箱なども作ってもらっているとのことでした。
 入場無料ですが、内履きをしようしないで、靴下もしくは裸足での利用でした。安全管理上も裸足で犯罪をしようとはしないので、良いことだと思いました。裸足こそ日本文化と私は思います。
 これだけ他人数が利用すると、靴の間違いや傘の間違いも多くなっていると思います。それを防ぐためには風除室を作って、広々とした靴箱入れや傘立ての工夫・コインロッカーなどが、必要と思います。また、利用の多い時はガードマン兼駐車場整備係りも必要かなと思いました。
 長岡市グッドアイディアのてくてくでした。それにしても週6日を8人の職員で頑張っているとのことに、とても素晴らしいと思いました。
 途中でカメラの電池がなくなって、一時預かりの場所の写真を撮ることが出来ませんでした。2名くらいの保母さんが一時預かりを頑張っていました。
 これからもときたま遊びに行きたいと思いました。
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