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  紫外線ビーズ遊び(2005年3月27日) 詳細トップ






       
 紫外線ビーズは一ヶ月程前に新潟県立自然科学館へ児童クラブの子どもたちを連れて出かけた時に見つけたものである。紫外線ビーズを使った工作をやっていたので、そのビーズの入手先を聞いたところ、自然科学館の人たちとはとても仲良しになっているので、心よく教えてくださった。新潟市の理科教材店である馬場機械店(025−233−3911)で扱っていた。
 ちょうど放送大学院の臨床心理プログラムで子どもの発達について再学習をしていたのとお正月休みにNHKで「地球大進化46億年人類への旅」を見たばかりだったのでとても興味があった。
 人類も生命の進化の歴史を着実に踏んで成長してきたわけで、サルの仲間から進化した人間は青・黄色の二原色の世界から地球の寒冷化による木の実等の減少を乗り切るために赤を入れた三原色の世界を手に入れたという。だから色の変化には本能的に興味を示すはずである。紫外線感知ビーズは紫外線を浴びると赤・青・紫・黄・橙などの色に変化する。紫外線がなくなるとまたもとの白に戻る。これを繰り返すというものである。

     

 UVチェックビーズは上のような黒いプラスチックの容器に240ヶ程入って2200円程度で販売されている。理科教材の商品である。

     


 これを出してみると白い普通のビーズである。このビーズを日光に当てると下のように鮮やかに色が変わる。

     


 このビーズを使って私はドングリネックレスやストラップを作ってみた。

      

 白い部分が紫外線感知ビーズである。これを日光の当たるところに出すと

    

 鮮やかに色が変わる。保育園児や小学生に作らせて遊ばせてみた。とても大喜びであった。
 室内で作った後に
「このビーズは特別のビーズでお日様に当たると色が変わります。赤や橙になった人はとても心のやさしい人・紫は金持ちになれます。黄色はラッキーなことが起きるでしょう。青は幸せです。でも悪い子どもは黒になります。」と脅してから外へ出させたらとても子どもたちは大喜びでした。

 子どもの扱いというのは多少おっかないことを言わないと楽しくならないものです。地球大進化46億年で学んだことは地球は母なる地球といった存在ではなくて荒ぶる父地球といった存在であったことでした。そしてその地球の大変容(隕石の激突による灼熱地獄・地球全凍結・大陸大移動・火山の大爆発などなど)によって生命は進化してきたということです。生命である人間も厳しい環境がないと成長しないともいえることを学びました。
 紫外線感知ビーズはなんでもチャレンジしたがる子どもたちにとてもよい素材であると私は思います。
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