立体おひな様 詳細トップ
             (2021年1月7日)
 もうすぐ3月。日本の国は四季に富んだ良い国だと私は思っています。自然を大切にすると共に日本の伝統文化である折り紙も子どもたちに継承していきたいですね。
 人は物によって作られ、物を創ることによって自己表現をして生きているように思います。物である折り紙にも感謝しつつ、立体折り紙を作ってみたいと思います。
 
 
立体おひな様の完成の様子です。水にも強いオリエステル折り紙や防水性のある折り紙を使用すると水に浮かすことも出来ます。
 YouTube立体お雛様
 
 
 昨日連絡したら、仲間が早速作ってくれました。

 
 @折り紙を折る時は『折り目正しく折ることが大切。それが折り目正しい生活にもつながる』との考えが私は好きです。力の弱い子どもでももしっかり折れるように、一回開いて一重で基本折りを教えることが必要です。
 鶴を折る時は裏が出るように一回△に折ります。写真は三角に折り、開いて△にまた折って開いた様子です。

 
 A横に半分に折ります。

 
 BAを一回開いて縦に半分にします。表から見ると縦横が山折り、斜め方向が谷折りとなります。

 
 CBを表にして左右から押してあげると鶴の基本折りとなります。

 
 D鶴の作り方を少し変形させて折っていきます。まずは一回上に△に上げます。

 
 E中心線まで▽に下ろします。
  
 
 F元に戻します。

 
 G斜め三角合わせ折りにします。。

 
 HGをひっくり返します。

 
 I斜め三角合わせ折りにします。

 
 J上の△部分に折れ線をつけておきます。

 
 KJをIのように戻してから、開いてつぶすように折ります。これを折り紙用語で花弁折りというそうです。
  
 
 L左右とも開いてつぶすと(花弁折りにすると)鶴の折り方の上部分だけが違った感じなります。

 
 MLをひっくり返して花弁折りにします。

 
 N左右とも花弁折りにします。

 
 ONを上下反対にして写真のように置きます。
  
 
 P写真のようにお雛様の部分を立つようにします。

 
 Q折り紙が破れないようにひっくり返して裏が出るように持ちあげていきます。私はこれをひっくり返し折りと言っています。。

 
 R右側が持ち上がって垂直になってきたところです。

 
 S左側もひっくり返し折りにすると、お雛様が船に乗って立体的に出来ます。

 折り鶴の基本的な折り方をしっかりとマスターすると子ども達は折り紙が好きになります。折り鶴を教えるというのではなくて、△折り、□折り、山折り、谷折り、斜め△合わせ折り、中割折り、座布団折り、花弁折り、ひっくり返し折りなどの折り方をしっかりと伝えるようにしたいと思っています。
 最初から「今日はお雛様を作ります」などと言わないで、
「△折りをやろう。次は□折りだが、□に折って立てて気合いで倒そう」みたいに身体を動かしながらやると、男の子も楽しくできるし、上手い子どもと下手な子どもの時間調整もできます。お試しあれ。


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