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4枚ダイアモンド 詳細トップ

折り紙

                

 くす玉ユニットシリーズは夏休みなどに放課後児童クラブや児童館でやるととても良い折り紙です。ユニバーサルデザイン的な活動なので、保育園の年中組から小学校高学年まで異年齢の子どもたちが作ることが出来ます。3枚ならダイアモンド・6枚で立方体・12枚でくすだま・30枚で大きなくすだまが出来ます。ダイアモンドは年長組さんでも出来るし、6枚→2年生、12枚→3年生、30枚→高学年くらいが作れます。90枚もあるのですが、私も作ることが出来ないほど難しいです。
 ユニットシリーズが面白いのはいろいろと変容させることが出来ることです。6枚でコマユニット、4枚でダイアモンド変形などが子どもたちのアイディアで作ることが出来ました。
 子どもたちの想像性を上手く引き出して創造的な作品を作れるようになると、職員→子どもといった一方的関係から子ども→子どもの相互関係が深まり、とても良いグループ関係が作れるようです。
 夏休みは長時間子どもたちが施設等にいることになります。私の元職場では朝7時から夕方6時半まで学校休業時間中はやっていたが12時間近くいる子どももいることになる。メリハリをつけないと上手くいかない。夏休みの工作などを取り入れて90分くらい時間を使っていた。指定された工作を終えた子どもにはユニット折り紙を作らせることで、時間を有意義に活用させることが出来た。
 ユニット折り紙は枚数の多いものにしなくても、大きくする・小さくする、速く作る・ゆっくり作る、材質を変えるなどで高次な活動にすることもできる。

        4枚組ダイアモンドの作り方

             
@折り紙を半分に折り、半分のところまでまた折る。  A長方形に合わせ折りにする

            
B開いて左隅を△折りにする        C半分まで折りあげる
    
            
D△部分を折り返す              E右を4分の3まで△に折りあげる

            
F180度ひっくり返す             G最初と同様に左隅を△折りする

            
H反対部分と同様に△折り         I△部分を差し込む。これを4枚作る

            
J2枚を膨らむように折る           K残りの2枚をへこむように折る

                
L膨らんだ方を2枚組み合わせる      Mへこんだ方を組み合わせる

              
N二つを合わせるとこんな感じ       Oこれを組み合わせて4枚ダイアモンドなります

 Iの形をユニット折り紙の基本形と言います。LMのように組み合わせると2次ユニットです。たいてい2次ユニットを組み合わせて作ることになります。
 2次ユニットで3枚の組み合わせを私はゲジゲジユニットと言っています。
   
 上の写真がゲジゲジユニットです。ゲジゲジユニット2セットでコマユニットが出来ます。4枚で12枚くすだまユニットになります。

 Iの基本形は左隅△折りと右隅△折りでは上手く組み合わせることが出来ません。小学校低学年までの子どもたちは鏡文字を書くように、左右の違いを上手く理解することが出来ないことが多くあります。4枚作って同じ方向になっているか確かめた方が良いと思います。
 
 折り紙を教えてあげるのではなくて、きちんと折るおり方を教えるとの態度が職員には必要です。また、出来る子どもがいたら、上手く教える係をさせて子ども同士の教え合いを尊重することが大切です。

 2014年7月7日追加
 小さいのを作って、穴開けポンチで穴を開けて、ひもをつけてみました。
             
   出来上がった感じ             ポンチはダイソーで2ヶセット108円でした。
  
             
   金づちでたたいて穴を開ける      あけるとこんな感じ

   2015年8月8日追加
  ジャンボキラキラシャボン玉を作るのに見つけたのが回転式穴あけ器とスクリューポンチです。これは便利なので紹介します。amazonで2000円以内で販売されていました。
        


 この後にひもをつけ、ボンドでコ―テングしてとめました。中に鈴を入れてあげたら、鳴って面白いとも思いました。また、超大きな紙で作れば、クリスマスプレゼント入れになりますね。
 ※穴を開けるときは上の写真のように輪切りにした木の上で打ち抜くのが便利です。紙の上や段ボールでやってみましたが、上手く出来ませんでした。そういえば職人は同じようなものを使っていますね。平島公園のプラタナスを伐採した時に記念に切ってもらったものを取っておいたのが役立ちました。

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