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 0歳からの親子で遊びましょう  詳細トップ






   

 児童健全育成財団のなんでも掲示板に「幼児サークルで児童館を使用したら、おもちゃは使っていけない」といわれたとの話がのっていました。児童館・児童センターの使命は何かという事を考えないで、規則規則で決めるのはいかがなものかと思いました。そういえば今から10年程前までは児童館は概ね3歳くらいからが利用対象だと規則に書いてあるから、3歳以下の乳幼児は来館させないとがんばっていた児童館もありました。3歳以上は保育園・幼稚園に行っているのにね。少しづつ下から世の中を変える世論を作らねばと思います。乳幼児の自主サークルについても書いていくつもりですが、まだ出来ていません。この下に近日中にリンクします。(2002年6月25日追加分・・下記は半月ほど前に書いたものです。)


 0歳からの親子で遊びましょうは22年前から始めた事業である。毎週火曜日と金曜日に週2回実施している。毎回15組から20組位の親子がやってくる。年齢は0歳から就園前のお母さんと乳幼児である。最初は母親と子どもを分けてやろうと思ったのですが、3歳未満の子どもはお母さんと離れるのを嫌がります。それなら親子で遊びましょうというパターンにしたらと始めたものです。


 10時30分くらいから一緒の活動を始めます。最初にかけっこをします。ウサギになったり、飛行機になったり、後ろ走りをしたり、親子でメリーゴーランドをやったりして走ります。次に僕らは空飛ぶ仲間・ガッチャピンキッズ・ホーキーポーキー・手を叩きましょなどのダンスを踊ります。お弁当箱の歌・グーチョキパーでなにしよう・なべなべ底抜けなどの手遊びをします。これで30分位たちます。そのあと季節の行事やその日の遊びをします。ボール遊び・飛行機作り・手形作り・こいのぼり作り・シャボン玉遊び・自然探索・ミニミニ運動会・チラシ遊び・バルーンで遊ぼう・映写会などです。10時半から11時半までの1時間の内容です。10時位に来て、自転車・三輪車などで自由遊び・11時半から12時までもう30分自由遊びが出来ます。


 親子で遊びましょうにすることによって、子どもだけの遊びではなく、お母さんの遊びにすることによって、0歳から4歳までが一緒に遊べるようになりました。ピヨピヨクラブ・パンダクラブ・キリンクラブのように1歳児・2歳児・3〜4歳児と年齢別に分けてやるところもあるようですが、私は一緒が良いと考えています。年齢別にすると同年齢のお母さん達がヘンに張り合ったりして、早期教育の児童センター版になったりすることもあるように思います。0歳から3〜4歳が一緒に遊ぶようになると、お母さん達もお互いに情報交換をします。夜泣きがひどいと言うような悩みに『うちの子もそうだったけれど、1歳こえたら、大丈夫』などという先輩ママの話でずいぶん元気が出てきます。3歳の子どものために参加していたつもりがおんぶされていた0歳の子どもが一番喜んでいると言うこともあります。3歳の子どもも、あかちゃんの子育てを見るのは良い効果があります。猿の子どもも人間の子どもも似ているところがあるようです。猿の子どもでいうと群れから離れ、親子で暮らした場合、母親になってから、子育てが出来ないことがあるそうです。小さいときに母親がいなくなった猿の子どもでも群れの中で暮らした場合は子育てができるのだそうです。人間の子どももあかちゃんが身近にいることは3歳くらいから小学生くらいまでも必要のようです。そんなことで親子で遊びましょうではあかちゃん大歓迎です。


 親子で遊びましょうを2〜3年経験した子どもは不登園・不登校になるケースがあまりありません。小さい子どもの不登園・不登校の場合、小さいときに大人の中だけで大事に育てられすぎ、子ども同士で遊べないことがあります。おもちゃの取り合い・自転車三輪車の取り合い・ボールの取り合い等でけんかをし、泣き、喚いて、叱られて子どもは成長していくようです。母親も大きい子ども・小さな子ども・女の子・男の子・内気な子ども・元気な子どもなどいろいろな子どもをみることで子育てがわかっていくようです。


 0歳から3歳くらいまでの子どもは母親と一緒にいて、他の子どもと交わり、また母親のところに戻って元気を取り戻して遊ぶのがよいようです。お母さんも最近では折り鶴が折れないお母さんが多くなってきました。完成品のおもちゃでしか遊んだことがないお母さんが増えてきたことによるようです。折紙・チラシ遊びでもまずお母さんが楽しんで遊ぶように提案しています。お母さんが楽しく遊べば小さい子どもも次第に遊ぶようになります。お母さんや他の子どもが遊ぶことを見ることの蓄積が大事だと思います。『せっかく来たのに一緒に遊べない』と言うお母さんに『見ることが遊んでいることと一緒なのです。』と声かけをしています。


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