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■秋の七草(2013年9月1日)     詳細トップ






   


 秋の七草 ハギ 
「ハギ・キキョウ / クズ・フジバカマ / オミナエシ / オバナ・ナデシコ / 秋の七草」というのが五七調の秋の七草の覚え方とのことです。
 『あたいきみをあいし』(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)と覚える春の七草の方が食べられるので私は好きですね。
 でも秋の月と萩は似合うし、なんとなく物悲しいとことが好きですね。
 旧暦(太陰暦)では1月〜3月が春・4月〜6月が夏・7月〜9月が秋・10月〜12月が冬です。そこで8月は秋の真ん中なので中秋です。(7月は初秋・9月は晩秋。同様に10月は初冬という感じで使います。もちろん概ね太陽暦と1ケ月半位のずれがあります。)旧暦8月15日の満月が中秋の名月となります。今年は太陽暦で9月16日月曜日となります。 楽しみですね。

          

 秋の七草 ききょう
 花言葉は「変わらぬ愛」「気品」「誠実」「従順」とある。紫の気品高い色は高貴さを感じさせる。桔梗の紋が明智光秀の紋でもあるので、複雑な気持ちになりますね。

     

   秋の七草 クズ
 葛というと言葉が屑と一緒で、役に立たないかのように聞こえます。私が少年時代には山の木々に絡みついて、木を傷めるので無用な存在のように思えました。けれど、葛の根は葛根湯という漢方薬にもなるし、葛の澱粉はくず粉で高いものです。また、ツルはツル細工になります。使い方によっては貴重ですね。また葛はマメ科です。マメ科の植物はクローバーもそうですが、根粒菌という菌を持ち、空気中の窒素を取り込むことができますので、地味が悪いところでも元気です。秋の七草は紫色が多いですね。

 

 

  秋の七草 藤袴
 名前の由来 花の色が藤色で、花弁の形が 袴(はかま)のよう。とのことである。フジバカマを私はあまり知らない。でも万葉集で有名です。
 山上憶良が万葉集の歌で選定し今に至っている。

   秋の野に 咲きたる花を
  指折り(およびをり)
  かき数ふれば
  七種(ななくさ)の花
  萩の花 尾花葛花 撫子の花
  女郎花 また藤袴
  朝貌(あさがお)の花
 山上憶良と言えば、
  銀(しろがね)
  金(くがね)も玉も
  何せむに 
まされる宝
子にしかめやも 
との歌がありますが、日本人の心の原点と私は思います。   

 

秋の七草 女郎花

 オミナエシの花の名前の由来には面白いものがあるそうです。
 白米は男性が食べるのでオトコメシ(男飯)⇒オトコエシ。
黄色い粟は女性が食べたのでオンナメシ(女飯)⇒オミナエシ。
女郎花の花が粟メシに似ているところからオンナメシ(女飯)⇒オミナエシ。の名が付いたとか」と書いてあります。白米よりも粟がある意味では大切にされる時代のなったのかもしれません。五穀米などが白米よりも高いですから。

  秋の七草 尾花

 尾花=おばな=ススキは秋を一番感じさせてくれる植物のように思います。私の家が新潟市に引っ越してきた頃はイオンの辺りは一面ススキやガマの穂が生えていた。ススキは茅葺の屋根に使われている茅でもある。イネ科の代表的な植物である。

 

    秋の七草 撫子

ウィキペディアより参照
 「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌などに多く参照される。古く『万葉集』から詠まれる。季の景物としては秋に取り扱う。『枕草子』では、「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあり、当時の貴族に愛玩されたことがうかがえる。また異名である常夏は『源氏物語』の巻名のひとつとなっており、前栽に色とりどりのトコナツを彩りよく植えていた様子が描かれている。ナデシコ属は古くから園芸品種として栽培され、また種間交雑による園芸種が多く作られている。中国では早くからセキチクが園芸化され、平安時代の日本に渡来し、四季咲きの性格を持つことから「常夏」と呼ばれた。
 なんとか街路樹の下に植えて、ずっと持たせたいと考えているが、雑草取りをしないとだめですね。

 秋の七草の科と属

ハギはマメ科ハギ属

キキョウはキキョウ科キキョウ族

クズはマメ科クズ属

フジバカマはキク科ヒヨドリバナ属

オミナエシはオミナエシ科オミナエシ属

オバナはイネ科ススキ族だそうです。

ナデシコナはデシコ科ナデシコ属

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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