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  tomoyanトランプを福祉公社の研修で(2003年6月17日)詳細トップ






     
     tomoyanトランプを福祉公社のひまわりの職員研修でやりました。
 
 算数好きになるtomoyanトランプ足していくつ?を新潟市の福祉公社のひまわりクラブの研修会でやってみました。これは児童館や児童クラブでは遊びを中心として児童の健全育成を図る場所である。したがって学習等は原則的にしないとの一つの考えに対し、私の遊びと学習の両立が必要ではないか。児童館・児童クラブにおける遊びが学習的要素を持つべきではないかとの考えの一つの試みである。
 「算数好きになるtomoyanトランプ足していくつ?」については
 http://www.na.rim.or.jp/~tomoyan/asobi/toranpuhtml.html
に詳しく掲載してあるのでみていただきたい。
 簡単にいうと普通の神経衰弱とおなじであるが、違うのは同じカードが取れるのではなくて、足して10になると取れるというものである。トランプには1〜K・ババまでがある。10・J・Q・K・ババが出たときは「ラッキー」で1枚だけでもらえる。意味のないものはないということも子どもに教えることも大事である。もちろん足して11・12・13・もあり、足して15となれば、1と2が1枚で取れるラッキー札となる。
             
 150人くらいの人たちを3人組(スリーパワー=2人〜5人のこと)4グループを作り、このトランプ遊びをしてもらいました。3人がスリーパワーで一つの法人となり、他の3グループと12人でトランプ一つを使ってやるものです。トランプ遊びをスリーパワーにすることはできない子どもの仲間に入れることが簡単にできるからです。また児童クラブのように途中でお迎えが来ても最初からスリーパワーにしておけば、3人が二人になりだけで遊びは中止されることなく続けることができます。児童クラブではぜひ使って欲しい手法です。
             
 どれをとろうかな。3人が相談したり、他のグループが取られないように祈ったりします。トランプ遊びを通してグループワークでいう小グループの親和的関係が助長されてきます。
             
 勝負が終わったらチームで何枚とれたか数えます。一番枚数を取れたチームは他のチームに「皆様のおかげで楽しく勝つことができました。ありがとうございます。」と挨拶をさせます。グループワークのおける遊びやゲームはワーカーの意図的なものである必要があります。ゲームを通して小グーループの仲間の中で仲良しになるだけではなく、他のグループとも仲良くなることが必要です。勝つということは楽しいことです。けれど負けてくれた仲間がいることを忘れさせてはいけないと思います。こうした細かい声かけの配慮こそがワーカーには求められているように思います。
             
 今回の研修会ではみんな盛り上がって「ラッキー」「やったー」などの声でうるさいほどでした。児童館・児童クラブの活動でワーカーが盛り上がっていることがあります。最初の導入段階でそうでも、だんだんワーカーは下がっていって、主体となる子どもが前にでるようにすることが大事だと思います。


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