信長の野望〜天翔記〜
対戦レポート

 1999年ゴールデンウィーク前日より、委員長宅で信長の野望〜天翔記〜の対戦が行われた。我、ここにその一部始終を記そう。
 シナリオは0、「信長の誕生」。メンバーは自分(南部家)、OBGS(島津家)、S木(北条家)、委員長(毛利家)の四人。
 ルールは簡単、一番初めに滅んだ家の負け。一時休息以外、セーブ、ロードは認められない。編集機能などは勝手に使ってはならない。それ以外は、基本的ルールに基づくことならばなんでもOK。同盟、裏切り、暗殺、引抜・・・やりたい放題。
 一番最初に滅びた家は、罰ゲームとして焼き肉を他三人に食いたい放題おごらねばならない。
 以上のようなルールの中で、泊り込み信長の野望対戦は始まった。
ちなみに、ゲーム開始前の各プレイヤーの友好関係はこんな感じでした。(実際のゲーム中の大名同士の友好度ではありません&現実世界でもこういう仲というわけではありません。)
南部家<−>北条家:おもいっきり敵対モード。南北朝状態。
南部家<−>毛利家:そこそこ友好っぽいが、腹の中ではどうだか?
南部家<−>島津家:領土が離れすぎていて敵対も何も無い。
北条家<−>毛利家:少々敵対状態?領土が接触したら戦闘にはいるかもといった所。
北条家<−>島津家:間に毛利家があるのだが、特に挟み撃ちにしようとかいう話は出なかったし、友好でも敵対でも無い状態。
毛利家<−>島津家:毛利が島津を攻めなかったという意味では、友好だったのかも。




※勢力図のコンピュータ国の文字の大きさは、その勢力と比例します。


1ターン目
天文三年春
ダイジェスト
      毛利家  尼子家へ合戦を仕掛け、二つ城を奪う。
      南部家  蠣崎家へ合戦を仕掛け、蠣崎家を滅ぼす。
      島津家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。
コメント
 シナリオ0の毛利家は、基本的に当主元就以外は使えないキャラばかり。しかし、元就自身がずば抜けた能力の持ち主なので、一人でどんどん突っ走って隣国を攻めていけば良い。序盤で手強い相手は、尼子家当主の経久だけ。
 西の大国、大内家とは同盟関係なので、共同で東の尼子家を攻めれば序盤は楽。コバンザメ戦法とでも言うのだろうか・・・。しかし、その頼みの綱の大内家は後に・・・(つづく)

 南部家当主晴政は、このシナリオでは最強の、騎馬Aを誇る。東北は弱小大名ばかりなので、当分は力押しで進んで行けるのだ。もっとも、この頃は家臣には大した武将はいないのだが・・・。
 南部家の北には蝦夷徳山館の蠣崎家しかいない。一番初めのターンでそこを潰しておけば、今後は南の敵だけ見ていれば良くなるのだ。蠣崎家には気の毒だが、一気に潰すのが常套手段。苦も無く、蠣崎家は滅亡した。蝦夷は南部領に。

 島津家は、九州の最南端。後に九州にその名を轟かす島津家も、このころはまだ力が弱く、さらに二国に別れている。まずは、内政で国力の充実を図る。
 
 北条家は、ご存知北条早雲の血を引く関東の名門。西の今川家とは同盟関係なので、攻められる心配は無い。北方の国々は弱小国の集まりだが今回は内政で国力を高めただけだった。


2ターン目
天文三年夏
ダイジェスト
   長雨の被害あり。
      南部家城下で一揆発生。
      毛利家  内政に費やす。
      島津家  内政に費やす。
      南部家  内政に費やす。
      北条家  里見家へ合戦を仕掛け、一つ城を奪う。その後再び里見家へ合戦を仕掛け、将兵のいない城を奪う。里見家が滅びる。

コメント

 季節が変わった瞬間、南部領の、取ったばかりの徳山館で民衆が反乱。金を与えてみたが、全く引き下がる気配はなかった・・・無念だ・・・何も悪い事してないのに・・・(ウソツケ)

 今回動いたのは北条家。南の里見家は獅子身中の虫的存在。だが、さほどに強くないので、あっさりと攻め滅ぼしてしまった。これで、南からの敵の侵入の危険は無くなった訳だ。
 早くも、プレイヤー同士の熾烈な領土拡大合戦の予感。


3ターン目
天文三年秋

ダイジェスト
      各地で凶作発生。
      南部家  安東家へ合戦を仕掛け、苦戦の末勝利。南部晴政、弁舌を獲得。安東家滅びる。
      島津家  内政に費やす。
      毛利家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。

コメント

 軍備を整えた南部家当主晴政が、いよいよ南下を開始。まず標的になったのが、西の安東家。兵力ではわずかに安東家の方が多かったが、南部家得意の騎馬突撃の強襲で、苦戦しながらも安東家を滅ぼした。
 城を占領した際に何故か晴政が弁舌技能を覚えたが、戦闘マシンの晴政がこの技能を使うことは一生無いだろう・・・どうせなら、騎馬がSとかに上がってくれた方が良かったなぁ・・・


4ターン目
天文三年冬

ダイジェスト
      北条家  内政に費やす。
      南部家  内政に費やす。
      島津家  内政に費やす。
      毛利家  内政に費やす。
コメント

 春に備え、各自内政を行う。南部、北条、毛利それぞれが戦争で領土を増やしている中で、島津だけが未だに不気味に沈黙を守っている。作戦の内なのか、他国に攻め入るだけの兵力が無いのか・・・


5ターン目
天文四年春

ダイジェスト
      島津家に姫武将が生まれる。

      北条家  内政に費やす。
      南部家  戸沢家に合戦を仕掛け、二つ城を奪う。再度戸沢家に合戦を仕掛け、戸沢家を滅亡させる。
      毛利家  内政に費やす。
      島津家  内政に費やす。
コメント

 島津家に姫武将が入ってきた。父親がなかなか優秀なので、娘もかなりの能力値だ。真に羨ましい限り・・・こればっかりはランダムだからなぁ・・・。

 勢いに乗る南部家、春になったと同時に、戸沢家を攻撃する。兵力ではどっちもどっちだが、武将の能力の差(というか、晴政の一人舞台)で、勝利。戸沢家はその短い歴史の幕を降ろした。しかし相変わらず、晴政以外は使えない。ああ、大浦為信、沼田祐光、九戸政実、滝本重行、下斗米将家等の(そこそこ)名将達はいつ配下に加わる事やら・・・(後半二名は出てこないけど)



6ターン目
天文四年夏

ダイジェスト
      北条家  内政に費やす。
      南部家  内政に費やす。
      島津家  内政に費やす。
      毛利家  尼子家へ合戦を仕掛け、一つ城を奪う。
コメント

 ほとんどの国が内政に追われている中、軍備を整えた毛利が、再び尼子家を攻める。少しずつ、強敵尼子を滅亡へと追いやっている。  


7ターン目
天文四年秋

ダイジェスト
      南部家  内政に費やす。
      島津家 肝付家に攻められ、一つ城を奪われる。
      毛利家  内政に費やす。
      島津家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。
コメント

 各自内政に励んでいた。
 そんな中、平和を保っていた島津家だったが、ついに戦火に襲われた。予想外の肝付家の侵攻により、城が一つ奪われる。先が不安である。


 8ターン目
天文四年冬

ダイジェスト
      島津家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。
      南部家 伊達家と大崎家の争いに巻き込まれる。
      南部家、伊達家と葛西家の争いに巻き込まれる。
      毛利家  内政に費やす。
      南部家  内政に費やす。
コメント

 コンピュータ勢力も、各地で着々と領土を増やしている。九州では大友家が、中国では大内家が、北陸では長尾家が。四国、中部では群雄割拠だが、少しずつ覇者への道を進む、武田家、斎藤家、などの面々も。
 奥州では、第二の実力者、伊達家が領土を増やすべく、近隣国に侵攻を開始。南部家は、巻き込まれる形となった。葛西家当主晴胤は、後に南部の四天王の一角となる男である。


  9ターン目
天文五年春

ダイジェスト
      島津家  内政に費やす。
      毛利家  内政に費やす。
      南部家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。
      南部家 伊達家と葛西家の争いに巻き込まれる。葛西家滅亡。
コメント

 勢いに乗る伊達家は、再び葛西家を攻撃。南部家は、伊達側に着き、共に葛西家を滅ぼした。当主晴胤、浪人となり、放浪する。


   10ターン目
天文五年夏

ダイジェスト
      北条家  内政に費やす。
      毛利家  内政に費やす。
      南部家  伊達家に合戦を仕掛け、二つ城を奪う。
      島津家  内政に費やす。
コメント

 ついに伊達家と接した南部家。葛西家との紛争で疲弊した伊達家を、南部家当主晴政を筆頭に、家臣一団を率いて出陣。城を二つ奪取する。 



    11ターン目
天文五年秋

ダイジェスト
      豊作
      島津家  内政に費やす。
      北条家 大石家等々に攻められ、二つ城を奪われる。補給路を分断される。
      毛利家  尼子家へ合戦を仕掛け、二つ城を奪う。
      北条家  大石家へ合戦を仕掛け、武田の参戦により、惨敗。城が一つになる。しつこくさらに挑戦、今度は武田がいないところを攻める。城三つ奪う。
     島津家  肝付家に攻められる。城を二つ奪って、一つ獲られる。再度肝付家に攻められる。種子島の島津を攻めて城を奪う。そこに逃れる。
      南部家  内政に費やす。
コメント

 各地の豊作が引き金になった如く、ついに、各国が行動を開始した。
 まず、北条家周辺の弱小国家が手を組んで、北条家に攻撃を仕掛けてきた。連合軍の統率の前に、主力部隊を前線に置いていなかった北条家はなす術も無く敗北した。補給路までもが分断され、いよいよピンチ!
 中央での有力大名達に負けじと、毛利家は尼子を攻撃。中国地方統一は時間の問題か?
 北条家は、主力を率いて大石家に復讐戦を開始する。しかし、ダークホース武田家の参戦が北条家の命運を分けた。武田家当主信虎の騎馬隊の前に北条側の部隊は次々と壊滅。城へと逃げ帰ったが、その城すらも大石家等に次々と落とされてしまった。小田原城落とされるか普通〜?なにやってんの!
 幸運と言うべきか、武田軍団は城攻めには参加しなかったので、旧北条領は大石家などの領土となった。もともと、武田家だけに負けた様なものなので、生き残り部隊がその奪われた城の奪取に成功。しかし、その夥しい兵の被害を、どう補うつもりなのか・・・
 瀕死に陥るのは北条だけだは無かった。ここ九州の雄、島津家も肝付家の攻撃を受けていた。もう一つの島津家は肝付家に着いたが、さほどの力は持っていない。ここで島津家は予想外の戦略に出た。自国の居城を捨て、もう一つの島津家に特攻を開始したのである。結果、島津家は城一つ奪われただけで済んだが、新たにもう一つの島津家の城を二つも奪い取ったのである。
 しかし、肝付家の執拗な攻撃は再度続き、島津家は再び居城を捨て、種子島のもう一つの島津家の城を奪い、そこに逃れる。他の城は、全て落城した。北条と島津、先に滅ぶのはどちらか・・・!?
 南部家のみは、珍しく何事も無くこの季節を過ごした。


 12ターン目
天文五年冬

ダイジェスト
      大雪    南部領、全てに被害。
      北条家  武田家へ合戦を仕掛け、城を奪う。捕まえた武将に対し、再三の登用要請をするが、失敗。
      毛利家  内政に費やす。
      島津家  内政に費やす。
      南部家  相馬家小高城へ合戦を仕掛け、二つ城を獲る。伊達家へ合戦を仕掛け、伊達家を滅亡させる。田村家を攻める。晴政が捕まるが、開放される。晴政の騎馬がSになる。
コメント
 大雪が、南部領を襲った。東北の大名は、いつも雪に悩まされる・・・今年はおとなしくしていろとの天の意思やも知れん。
 武田家の主力部隊が、よそを向いていることに気づいた北条家が、復讐と言わんばかりに背後から武田家を攻撃。楽々と城を奪う。
 南部家は、本格的に奥州掃除を決行。手始めに、相馬家を攻撃。近隣の国はすべて敵に回るが、なんとか勝利。そして、相馬家の後ろ盾が無くなった伊達家との決着の時がやってきた。双方持てる限りの兵力を持って戦闘開始。しかしもはや伊達に力は残っておらず、苦も無く全滅させる。伊達家当主稙宗は放浪。ここで調子に乗ったのが行けなかったのか、続く田村家攻撃で思わぬアクシデントが起こる。なめてかかっていた田村家は、焼討を駆使した戦術で予想外に善戦。南部晴政は騎馬がSに成長したが、敵の攻撃で混乱を起こし、なんと捕らえられる。なんとか逃がしてもらったが、もし首を斬られていたら、南部の戦力は半減していただろう・・・ワンマン国家は、当主が死ぬと脆いものである・・・。今後気を付けねば・・・。なあ、毛利君。


  13ターン目
天文六年春

ダイジェスト
      伊達稙宗が南部家の小高城を奪って大名になる。
      北条家  内政に費やす。
      毛利家  尼子の白鹿城を攻める。吉川興経を配下に加える。尼子家全滅。
      島津家  内政に費やす。
      南部家  内政に費やす。
コメント
 滅ぼしたばかりの伊達稙宗が、南部家の小高城を奪い、旗上げした。伊達政宗が欲しかったため、許して放逐したのが原因か・・・我々はこれを、第一次伊達家の乱と言っている。このゲーム、城を奪って大名になった奴は、最初から何故かけっこう兵が多い。自国が弱いうちだったら、致命傷になりかねないのだ。伊達家、許すまじ!
 尼子勢はもはや虫の息。毛利は尼子新宮党征伐隊を派遣。一気に撃破した。これで、西国はほぼ大内、毛利の二強の手に落ちた・・・。あとは、近隣の弱小国の掃除か。


   14ターン目
天文六年夏

ダイジェスト
      南部家  内政に費やす。
      毛利家  暗殺に費やす。山名某を討つ。
      島津家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。
コメント
 皆が内政をしている所に、暗殺能力を持つ毛利元就が活動。弱小山名家の一門を暗殺する。
 北条家の風魔小太郎も暗殺を使えるが、今はそれどころでは無いらしい。あの栄華を誇った北条家も、今や関東の弱小大名軍団の一つにまで落ちぶれるとは・・・


    15ターン目
天文六年秋

ダイジェスト
      島津家  内政に費やす。
      毛利家  売買に励む。
      南部家  北信愛を第二軍団長に任命する。田村家を攻撃する。巻き添えを食らった蘆名家、伊達家も滅びる。城が合計五つ増える。
      北条家  内政に費やす。
コメント
 余裕が出来た毛利家は、商人との商いで金を稼ぐ。なんか、弁舌持ってる奴がいっぱいいて、羨ましいぞ!晴政も弁舌もってるが、智謀がアレなので猫に小判だ!
 領地が多くなってきたので、南部家は一門の北信愛(後の、南部家四天王の一人)に第二軍団を任せ、当主自らは田村家へ侵攻を開始。ついでに、名家、伊達家を滅ぼす。名家の盛氏は、久々に手強い相手だった。



 16ターン目
天文六年冬

ダイジェスト
      北条家  大名氏綱が病死。氏康が後を継ぐ。
      蘆名盛氏が南部の二本松城を奪って大名になる。
      島津家  内政に励む。
      毛利家  訓練、商売に励む。
      島津家  肝付家が攻めてくる。当主忠良の活躍。城を一つだけ奪われる。肝付兼続死亡。蒲生某が後を継ぐ。
      北条家  内政に励む。
      南部家  相馬家を攻撃。相馬家、那須家を滅ぼす。城一つ奪われ、三つ奪う。
コメント
 北条家当主氏綱の死により、ついに関東最強武将、北条氏康が当主の座についた。これで、北条家の未来は保証されたか!?
 そんな中、南部領では二本松城で滅ぼしたばかりの名家の残党どもが城を奪い大名となる。予想外の事で、すぐに兵を向けられなかった。しかし、何故南部領ではよく城を奪われるのだろうか?
 毛利は相変わらず商売やってるが、ほっとく。
 そして、ついに島津滅亡の危機がやってきた。長年のライバル、肝付家が攻めてきたのである。迎え撃つ島津家の当主忠良の兵力は雀の涙。これに対し、肝付の兵は持てるだけの兵力で攻めてくる。誰もが島津の滅亡を信じて疑わなかったその時、篭城に徹していた忠良の、徴兵、混乱を駆使した作戦で、本城を守り切ることに成功。被害は、種子島城を取られただけだった。しかも、相手の大名まで捕らえている。もちろん斬首。この戦いにより、肝付家は大名を失ったばかりでは無く、多くの将兵達の命が失われた。
 ここで島津が生き延びた為、勝敗の行方はまたわからなくなった・・・
 南部家は、奥州統一に向かい、次の標的を相馬家に向けた。相馬、那須、佐竹連合は想像よりも強く、こちらが城を奪った隙に、佐竹の武将、江戸忠通に小高城を奪われてしまった。忠通、許すまじ!
まあ、相馬、那須は滅ぼせたからよしとするか。


  17ターン目
天文七年春

ダイジェスト
      島津家  蒲生家の種子島城に攻撃。種子島城を奪取する。
      毛利家  商売に励む。
      北条家  内政に費やす。
      南部家  佐竹家に攻撃。佐竹家全滅。小高城を奪った敵、江戸忠通を討ち取る。城を三つ奪う。
コメント
 島津がついに反撃を開始した。種子島城に向かう当主忠良と娘、島津花。難なく種子島城奪回に成功した。
 すでに戦争が日課になっている南部家は、小高城を奪ったにっくき敵、佐竹家に攻撃を開始。一気に全滅させた。もちろん、江戸忠通は捕らえて斬首。これで、奥州統一までもう少しだ!ウヒラウヒラ。


   18ターン目
天文七年夏

ダイジェスト
      北条家  足利家を攻撃。四面楚歌の中、江戸城を守り切る。大石家を攻撃。一人暗殺で殺すが戦局に寄与しない。満足のための殺人。
      南部家  家臣団の叱咤に骨を砕く。
      島津家  内政に費やす。
      毛利家  内政費やす。浦上某暗殺により死亡。
コメント
 北条家、領土を増やそうと関東足利家に攻撃をしかけるが、近隣諸国が全て敵に回り、逆に逃げ回るはめに。江戸城に殺到する敵国の武将達を何とか防ぎきる事には成功した。しかし懲りない北条は、続いて大石家を攻撃。この攻撃も、結局は兵力の減少を招いただけだった。しっかりしろよ、関東最強大名・・・
 南部家は、部下の教育に励む。馬鹿ばっかなので、叱咤の嵐。つくづく、配下の優秀な(はずの)毛利や北条が羨ましい。ああ、大浦為信や沼田祐光や最上義光が欲しい・・大浦政信は別にいらない。


    19ターン目
天文七年秋

ダイジェスト
      北条家  内政に費やす。
      島津家  伊東家が攻めてくる。なんと、守り切る。
      南部家  軍備を整える。
      島津家  伊東家へ攻撃をする。戦争の目的は徴兵?結局伊東家の城を二つ奪う。伊東家三つ城を持ちながら、家臣は大名一人だけになってしまった。
      毛利家  暗殺と売買に励む。
コメント
 もはや、北条家は風前の灯火であった。内政をしながら、周りの弱小国連合の動向に怯える。
 北条よりもさらに危険なのが、この島津家。もはや何も出来ない蒲生家に変わって、伊東家が攻めてきた。また、島津の最後か!?と誰もが思ったが、結局また生き延びた。北条家にとっては、どちらが少しでも生き延びれるかの勝負なので、さぞ悔しがったことだろう。
 南部家は、打倒名家に向け、兵力を整える。
 先程伊東家を追い返したばかりの島津家だが、今度はその伊東家に反撃を開始。戦場で得意の徴兵を行いながら、城を奪う。これで、伊東家も当分はおとなしいだろう。
 毛利家は、味をしめたのか、暗殺と商売に励んでいる。


 20ターン目
天文七年冬

ダイジェスト
      南部家 湊城で一揆勃発。
      島津家  蒲生家に攻撃開始。城を一つ奪う。
      毛利家  山名家山名某を殺した。
      北条家  内政に費やす。
      南部家  鬼庭左月斎良直の騎馬がBになる。蘆名家との戦闘で、二軍が散々に敗れる。
コメント
 南部領内で、一揆勃発。内政をほとんど省みていないので、当然といえば当然・・・これだから、戦闘マシンは・・・
 島津は、長年の強敵(とも)蒲生家に攻撃。城を一つ奪う。もはや、戦況は逆転した。これで、滅ぶ要素はほとんど無くなったわけだ。がんばれ北条!
 毛利家はまた暗殺を楽しんでる。可哀相なのはいつも殺される山名某。恨みでもあるのか!?
 南部家でこの時に当主以外で戦闘に使えたのは、この鬼庭佐月斎良直だけだろう。晴政自ら八条流馬術(たぶん)を伝授する。
 そして、南部家はいよいよ蘆名家との戦闘を開始。北信愛率いる二軍が攻撃を仕掛けるも、完膚なきまでに敗れる。盛氏、おそるべし・・・



  21ターン目
天文八年春

ダイジェスト
      南部家  蘆名との雪辱戦。蘆名を滅亡させる。
      島津家  配下の教育に勤める。
      北条家  内政に費やす。
      毛利家  暗殺に費やす。
コメント
 蘆名家に配下を散々にやられた南部家。今度は当主晴政率いる主力部隊が攻撃を開始。ついに、蘆名家は滅んだのであった。
 島津家は、ここで大きな問題に接することとなった。蒲生家、伊東家などを滅ぼすのは容易だが、そのすぐ向こう側には、膨大の兵を持ったもう一つの島津家が待ち構えているのだ。もう一つの島津家は、プレイヤーの島津と伊東、蒲生が争っている間に、兵力を蓄えていたのだ。蒲生家などが盾の役割をしているので、助かっている状態。もっとも、もう一つの島津と伊東、蒲生家などは同盟を結んでいるので、彼らを滅ぼしてもう一つの島津が攻めてくる可能性は無い。仕方ないので、配下を育てることに専念しているらしい。
 毛利家は、相変わらず。がんばれ山名!


   22ターン目
天文八年夏

ダイジェスト
      南部家  最上家を攻撃。鬼庭良直の騎馬がAに上昇。最上家、大宝寺家滅亡。
      毛利家  暗殺失敗。
      島津家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。
コメント
 奥州統一までの最後の仕上げ。最上家、大宝寺家を同時に攻撃。ついに奥州を統一した!この辺りで、軍備の乏しい北条家を使っているS木から「こっちに来るのあと二年待ってくれ」との声が。毛利家を使っている委員長も、余裕だからと賛同するので、南部家はその矛先を西の長尾家へと向けたが・・・この発言により、また勝負はわからなくなった・・・もっとも、島津を使っているOBGSはどう思っていたのかは今となっては知る由は無い。
 毛利家は、暗殺に失敗。がんばったな、山名!


   23ターン目
天文八年秋

ダイジェスト
      山名家が赤松家に攻撃。毛利家、赤松につく。どさくさに紛れて、城一個奪う。山名当主死亡。垣屋某が当主の座につく。
      島津家  内政に費やす。
      毛利家  内政に費やす。
      北条家  武田の小田原城へ合戦を仕掛け、原虎胤が騎馬Aになる。小田原城を奪取し、江戸城を奪われる。
      南部家  徴兵令を出す。
      三村家が垣屋家を攻撃。毛利家は垣屋家につく。三村家大名が死に、滅亡する。
コメント
 散々な目にあいながら、ついに毛利家の暗殺を見破った山名家。ここぞとばかりに赤松家を攻撃。しかし、運が悪いことに、毛利が赤松側に着く。そのおかげで、城を奪われるわ、当主は殺されるわ・・・結局、最後まで良い事無しの山名一門でした。ここで、血は絶え、垣屋某が後を継いだ。
 北条家、本来の居城、小田原城を取り戻さんと、武田家へ攻め入る。念願かなって小田原を奪い返すが、何故か別働隊に江戸城を奪われてしまった・・・±(プラスマイナス)0で、結局兵の死に損・・・敵将原虎胤は騎馬能力UPしてるし・・・
 南部家は、今のうちに領土全域から徴兵。これで、当分はどこに攻められてもOKだ。
 コンピュータ三村家が、垣屋家を攻撃。何故か、毛利家は垣屋家に着く。可哀相なのは三村家。恐らく、毛利がこちらに着くと思ったんだろう。あえなく当主が死に、滅亡してしまう。毛利家を主君の仇と見ている垣屋家では、さぞ複雑な心境だった事だろう。


    24ターン目
天文八年冬

ダイジェスト
      北条家  武田の稲村城へ合戦を仕掛け、城を三つ奪う。内政をよくしているが、内容が伴っていない。
      毛利家  内政に費やす。
      南部家  長尾家の本庄城へ合戦を仕掛け、二つ城を奪う。
      島津家  内政に費やす。
コメント
 武田家は、主力部隊を北の実力者、村上家に向けていた。その隙を突いた北条家の攻撃は功を奏し、城を三つ奪い取る。しかし、パラメータを見るに、内政に励んでいるはずの北条家の開墾、商業データは全然高くなっておらず、一同に爆笑される事となった・・・
 南部家、いよいよ北陸の大名、長尾家討伐に向かう。さすがに強く、南部家臣団は混乱の坩堝となるが、当主晴政の活躍で、見事勝利する。


     25ターン目
天文九年春

ダイジェスト
      南部家  奥州探題になる。
      北条家  内政に費やす。
      北条家、小田家に攻められる。城を2つ奪われる。もう一度小田家に攻められ、城を奪われる。
      南部家  長尾家津川城へ合戦を仕掛け、城を奪う。
      島津家  内政に費やす
      毛利家  内政に費やす。
コメント
 南部家、ついに朝廷から正式に奥州探題に任命される。これで、長い間の苦労が報われた!
 この当時のコンピュータ勢力の状況は、九州北部では、大友家が台頭しており、竜造寺などはほそぼそと生きていた。だが、さすがに南の方まではその手が及んでおらず、蒲生、伊東などの小大名などは生き残っている。南まで行き渡っていない理由としては、大内家と絶え間無く争っていたからであろう。島津家は、このおかげで生き残っている。
 中国、四国は、大内家が力を伸ばしていた。長宗我部家も、現在は弱小勢力に過ぎず、とても対抗出来る力は無い。九州の大友とは、絶えず争っている。大内の東側は毛利家が治めており、毛利家より東側は、弱小大名が細々と生きているという感じ。
 中部地方はほとんど群雄割拠。その中で僅かに突出しているのが、六角家、細川家、今川家、村上家、浅井家などの面々だ。それよりも東へ行くと、北条家付近の弱小大名達ばかりで、とくに目立った大名は見られない。長尾家は南部家に攻撃に曝され、畠山家は度重なる戦争で、今やそこそこの力しか持っていなかった。
 その弱小大名達に押されているのが、本来なら有力大名のはずの北条家。早速、小田家に攻撃され、城を次々と取られていく。・・・いいのか、こんなんで!?
 南部家は、再び長尾家を攻撃、城を奪取した。



 26ターン目
天文九年夏

ダイジェスト
      南部家  長尾家栃尾城へ合戦を仕掛け、四つ城を奪う。
      北条家、小田家に攻められる。甘利虎泰暗殺により死亡。城三つ奪う。城一個獲られる。小田大名政治死亡。菅谷勝貞が後を継ぐ。北条家の居城が孤立する。
      毛利家  商売に励む。
      北条家  菅谷家と戦争する。稲村城奪取。補給路が繋がる。
      島津家  内政に費やす。
コメント
 南部家、勢いに乗り、次々と長尾家の城を落としていく。もはや、この勢いはだれにも止められないように見えたが・・・!?
 近隣の弱小家にとっても、北条家は絶好の標的らしい。小田家、再び攻撃を開始。今回は北条家が善戦し、拠点を孤立されながらも、敵大名を討ち取る。小田家当主には、菅谷勝貞がついた。
 北条家、すぐさま反撃を開始。補給路を繋ぐことに成功。


  27ターン目
天文九年秋

ダイジェスト
      南部家  新発田城を伊達稙宗に奪われる。
      北条家  内政に費やす。
      毛利家  商売繁盛。赤松に攻撃を仕掛ける。城一つ奪う。細川家を攻める。城一個奪う。百地三太夫に逃げられる。 細川の砥石城を攻める。城二つ獲る。細川の天霧城を攻撃。城一つ奪う。
      島津家  内政に費やす。
      南部家  伊達攻略の為、兵を集める。
コメント
 伊達稙宗復活!再び南部の城を奪い、歴史の表舞台に姿を現わした。これが後に言う、第二次伊達家の乱である。今度ばかりは、本気で頭に来た・・・
 毛利家、商売の終わりと共に、猛攻を開始する。目当ては、細川配下の忍者、百地三太夫。手始めに赤松を攻撃し、すぐさま凄まじい勢いで、細川を攻撃。逃げる百地に追う毛利。この季節だけで、ついには四国の天霧城までも奪い取った。細川家、一気に滅亡寸前に陥る。
 その頃、南部家は伊達を完膚なきまでに滅ぼさんと、兵力を集結させていた。


   28ターン目
天文九年冬

ダイジェスト
      北条家  内政に費やす。
      村上家が上杉家に攻める。南部巻き込まれ、村上側へと思ったが、お気に入りの武将の説得により上杉家へ。村上、上杉両家が戦う間に空き城へ侵攻、奪い取る。奪い取った城の数三つ、被害皆無。
     北条家、足利家に攻められる。かかる敵を悉く打ち払い、撃破。
      毛利家  細川家十河城へ合戦を仕掛け、奪取。細川家白地城へ合戦を仕掛け、奪取。別所家上月城へ合戦を仕掛け、奪取。
      南部家  伊達家新発田城に攻撃。伊達家当主を斬殺、伊達家は滅亡。東西南北四天王が揃う。
      島津家  内政に費やす。
コメント
 今回の信長の野望勝負で、村上家デビュー戦がこれだった。上杉、村上、両家ともかなりの軍勢。それに巻き込まれたのが、南部家。初めは村上家に着こうとしたが、上杉家の使者がけっこう気に入ってる武将だったので、上杉に着くことにした。戦闘の方は、結局上杉が圧倒した。特に、こちらが協力する必要も無かったようだ。
 北条家が、足利家に攻められた。コンピュータ側の団結力は凄まじく、隣国全員一丸となって北条を苦しめたが、なんとか城を守り切った。
 毛利家、四国を蹂躪する。そんなに百地三太夫が欲しいのか・・・結局、攻めても攻めても逃げられるなかり・・・。しかし、これだけ戦っても負けないところはさすが。
 怒りの頂点に達した南部家、伊達家を総攻撃。ついに元凶を捕らえ、その首を斬り捨てた。この戦闘で、思わぬ収穫があった。葛西晴胤を登用した事である。これで、南部家東西南北四天王が揃った。メンバーは次の通り。南長義、北信愛、葛西晴胤、安東舜季。


    29ターン目
天文十年春

ダイジェスト
      南部家の葛西が出奔した。四天王の一角が崩れる。
      毛利家に姫武将が生まれた。
      島津家に姫武将が生まれた。
      南部家  再び四天王が揃う。
      毛利家  米を買う(相場1.6)。細川家を攻める。城一個奪う。将軍足利家に対し攻撃を開始。細川家巻き添えを喰う。将軍家落ちる。城、合計三つ奪う。足利将軍打ち首。再度、細川を攻撃。城二つ奪う。
      北条家  内政に費やす。
      島津家  内政に費やす。
コメント
 さっそくだが、南部四天王が崩壊。先程捕らえたばかりの、葛西晴胤が出奔してしまった。
 毛利、島津に姫武将が生まれた。北条家、特に悔しがる。南部もひそかに悔しい。
 南部家、すかさず葛西に対し登用を始める。苦も無く、葛西が帰ってきた。四天王、復活!
 毛利家、ここに来てさすがに米が尽きた。相場は1.6と高かったが、背に腹は変えられない。大金をはたいて、米を買う。そのまま、今度は近畿地方にまで乗り出してきた。細川を攻めた後、ついでに足利将軍家を攻撃。ここに、室町幕府の歴史は幕を閉じた。そして、さらに細川を攻撃したが、百地三太夫は逃げの一手。結局、諦めて中国に戻った。


     30ターン目
天文十年夏

ダイジェスト
      六角家が、毛利家に友好度を親密にしてくれと言ってきた。直後、何故かその毛利を攻撃。城を一つ奪う。
      毛利家  垣屋家を攻撃。城二つ奪う。元就の足軽がSになる。細川の鳥取城攻略。城二つ奪う。垣屋の羽衣石城に戦争しかける。城二つ奪う。垣屋家滅亡。
      北条家  訓練に費やす。
      島津家  教育、内政に費やす。
      南部家  長尾家琵琶島城へ合戦を仕掛け、城を三つ奪う。蘆名盛氏、足軽がSになる。長尾家魚津城へ合戦を仕掛け、城を二つ奪う。長尾家当主斬殺により、長尾家滅亡する。三木家も領地を奪われ、滅亡する。
コメント
 毛利と六角家の宿命の対決は、この時から始まったのだ。六角家は、毛利と有効を深めに来たかと思いきや、いきなり毛利に攻撃を開始。元就不在の城はなす術も無く、陥落した。
 毛利家、近畿地方は放っておいて、とりあえず中国地方東部の大名達に攻撃を開始した。垣屋、細川の残党、そして再び垣屋家と攻め、ついに垣屋家は滅亡した。どさくさに紛れて、元就の足軽能力がSに・・・。
 南部家、長尾家との決戦。元就に対抗すべく、蘆名盛氏の足軽がSに上昇する。当に、毛利家とぶつかった時の為の秘密兵器的な存在まで成長していた。長尾家は、度重なる攻撃で滅亡。たまたま巻き添えを食った三木家も、気が付いたら無くなってた。しかし、それによって西の強豪、畠山家の居城と接することになった・・・。



   31ターン目
天文十年秋

ダイジェスト
      南部家  三木良頼が志願、配下になる。
      北条家  武田の興国寺城へ合戦を仕掛け、二つ奪う。風魔小太郎を失う。村上義清の騎馬Sになる。村上の飯田城へ合戦を仕掛け、城を奪う。風魔は未だに帰らず・・。村上の高遠城へ合戦を仕掛け、城を奪う。風魔は未だに帰らず・・。
      毛利家  別所家の高田城へ合戦を仕掛け、城を奪う。
      南部家  兵士の調整、真田幸隆の登用に成功する。
      南部家、畠山家に攻められ、城を三つ失う。
      島津家  内政に費やす。
コメント
 南部家に、さっき滅んだばかりの三木家の良頼が降ってきた。来るものは拒まず・・・。
 北条家、武田に攻撃をしかけるが、ここで出てきたのが村上義清。こいつの騎馬隊のせいで、武田家の城は取れたものの、腹心の風魔小太郎を捕らえられてしまった。初め、村上家当主義清を追いつめていたが、油断した隙に近くにいた小太郎に捨て身の特攻を開始。無残にも、小太郎つかまる。しかも、ちゃっかり騎馬がSに上昇してるし。
 戦には勝ったものの、風魔小太郎は帰ってこない。取り返すべく幾度と無く村上家を攻めるが、村上方に引き抜かれた小太郎は逃げるばかりで帰ってこない。北条、墓穴を自ら掘ることに・・・
 毛利家、別所家を攻撃。中国地方では、大内を除けばもはや対抗できる勢力は無かった・・・。
 南部家は、ひとまず領内の兵力を調整。真田幸隆の登用も成功し、僅かに油断があったのかもしれない。
 畠山家の南部家攻撃は、予想できたはずだったが、その兵力までは予想出来なかった。相馬盛胤率いる部隊は全滅。有能な部下達を奪われ、城までも奪われてしまった・・・。


 32ターン目
天文十年冬

ダイジェスト
      疫病と飢饉の発生
      島津家  内政に費やす。
      北条家  武田家躑躅ヵ崎城へ合戦を仕掛け、城を奪う。居城を失い武田家は滅亡する。武田信玄を登用する。村上家上原城へ合戦を仕掛け、城四つ奪う。
      島津家  蒲生に攻められる。城一つ奪われる。
      毛利、大内に攻められる。城三個獲られる。毛利、大内に攻められる。城の被害一つ。毛利、大内に攻められる。被害城一つ。大内義隆死亡。河野通直が後を継ぐ。
      毛利家  内政に費やす。
      南部家  上杉家忍城へ合戦を仕掛け、上杉家、足利家滅亡。
      武田信繁が、北条家の上原城を奪う。、城を三つ失う。
コメント
 北条家、武田家との決戦!獅子奮迅の戦いぶりで、見事武田家を滅ぼした。武田信玄晴信を登用し、勢いに乗る北条家は、続いて村上家を攻撃。城は奪えたものの、風魔小太郎は未だ返らず。
 九州では、蒲生家の逆襲が始まった。島津家を襲った蒲生家は、城を一つ奪うが、結局はそこまでだった。島津家も、そんなに気にしてはいないようだ。
 ここまで順調に進めてきた毛利家、ついに滅亡への秒読みが始まった。まさしく、誰もが予想だにしていなかった事が起きた。大内家からの同盟破棄である。東を攻めるために毛利家が邪魔になったのか、拡大する毛利領に自国の危機を感じたのか、理由は定かではない。しかし、まさしくそれは起こった。東にばかり目を向けていた毛利は、背後から殺到する大内勢の勢いに飲みこまれ、次々とその城を奪われて行く。そんな中、立ち上がったのが毛利家当主元就だった。大内家当主義隆を捕らえ、首を斬ることに成功。しかし、大内家は主君が河野通直に変わっただけで、その勢いは衰える事を知らなかった・・・。
 約束の二年が過ぎた南部家、いよいよその矛先を南へと向けた。手始めに、上杉家を攻撃。ついでに、邪魔をした関東足利家まで滅ぼしてしまった。これで、北条家との戦は近い・・・!!
 しかも、北条家は、滅ぼしたばかりの武田家に城を奪われてしまったのだ!
 先に滅ぶのは、北条か、毛利か、それとも島津か・・・!?


33ターン目
天文十一年春

ダイジェスト
      毛利家  六角家勝龍寺城へ合戦を仕掛け、元就死亡。娘の慧が後を継ぐ。打倒、六角定頼。
      島津家  軍備を整え、蒲生領種子島城に戦争を仕掛ける。城を二つ奪う。蒲生領加治木城を攻める。城一つ奪う。
      北条家  岡本禅哲を登用。軍備を整える。
      別所家が毛利家を攻撃する。
      南部家  村上家の忍城を攻撃。城三つ奪う。
コメント
 毛利家、ここで痛恨の一撃を受ける事となった。六角家を攻めた所、当主の元就が逆につかまってしまったのだ!跡を継いだのは、娘の毛利慧。父の仇、六角家の打倒を誓う。
 島津家、蒲生家に攻撃を続ける。もはや蒲生家は敵では無く、次々とその軍門に降っていった。
 北条家は、軍備を整える。新たに登用した岡本禅哲は、内政向けで戦闘には使えないのだが・・・
 毛利家、まさしく絶滅の危機!中国地方の弱小国の残党どもが、競って攻撃を開始したのだ。今回はなんとかしのげたが、まさしく四面楚歌である。
 南部家は、村上家を攻撃。少しづつ、北条家へと近づいて行く。
 もはや、毛利、北条の生き残り合戦へと変わっていた。


34ターン目
天文十一年夏

ダイジェスト
      島津家  内政に費やす。
      毛利家が、友好を高めたばかりの長宗我部家に攻められる。
      毛利家  内政に費やす。
      北条家  内政に費やす。
      南部家  結城家に攻撃。城三つ奪う。結城家滅亡。大石家、大名死亡。上杉憲政が後を継ぐ。上杉家に攻撃。上杉家滅亡。宇都宮領に第二軍が攻撃。宇都宮全滅。村上家を攻撃。村上全滅。
コメント
 毛利家は、完全に運命の女神に見放された。四国の領土は、長宗我部家に取られてしまった。どうやら、毛利家は友好を深めると攻めたくなるようにプログラムされているらしい(?)。
 南部家は、近隣の弱小国を次々と撃破。結城、大石の跡を継いだ上杉、宇都宮、村上と、次々と歴史上からその姿を消していった。さあ、北条家との決戦は目前だ!


35ターン目
天文十一年秋

ダイジェスト
      武田家、北条家へ攻撃。南部家第二軍が勝手に武田側へつき、参戦。
      南部家  軍団の再編成。第二軍が、菅谷家を攻略。城二つ奪う。
      島津家  軍備を整える。
      北条家  義清が入った早々軍師になる。
      毛利家  軍備を整える。
コメント
 南部と北条の合戦は、思わぬ所で幕を切った。北条家へ攻め入った武田家に、南部の委任国、第二軍が勝手に武田方に着いて参戦したのだ。二軍は、四天王の軍。北条家は、散々に敗れ去った。
 南部一軍は、菅谷家を攻撃。これで、北条との間には邪魔者はほぼいなくなったわけだ・・・
 北条家は、村上義清をすかさず登用。早速軍師になった義清は、散々に配下の行動に口を出す。でしゃばるな、新参者め!



36ターン目
天文十一年冬

ダイジェスト
      河野家が背後から毛利を攻撃。徐々に侵攻中。
      北条家  軍備を整える。
      島津家  配下を教育。
      毛利家  内政等、いろいろ。
      南部家  畠山家魚津城へ合戦を仕掛け、前回城を奪ってくれた遊佐続光を斬る。畠山当主死亡、温井が後を継ぐ。第三軍、北条家江戸城へ合戦を仕掛け、四天王の活躍目覚ましく、二つの城を奪う。

コメント
 河野家の攻撃は、もはや誰にも止めることは出来ない。毛利家は、逃げ続けることしか出来なかった。
 南部家は、先程の恨みを晴らすべく、一部隊を畠山領に出陣させる。畠山家を散々に蹴散らし、前回敵方で活躍した遊佐続光を惨殺した。当主も斬り、温井某が跡を継いだ。二軍、三軍は、北条領内を蹂躪。四天王の凄まじい攻撃で、一気に城を奪っていった。
 毛利と北条。先に滅ぶのはどちらだ・・・!? 


37ターン目
天文十二年春

ダイジェスト
      北条家家臣小山田信有が南部家へ寝返った。
      南部家、姫武将が誕生。
      南部家  温井家七尾城へ合戦を仕掛け、二つ城を落とす。温井家当主死亡により、温井家滅亡。第三軍、菅谷家千葉城へ合戦を仕掛け、城を奪う。菅谷家滅亡。第三軍、北条家久留里城へ合戦を仕掛け、二つ城を奪う。
      島津家  内政等。
      毛利家  内政に費やす。
      毛利家、六角家に攻められる。四つ城を失い、壊滅‥‥‥‥間近。毛利の血筋、絶える。‥‥‥稲富家となり、‥‥‥‥‥‥‥‥‥
      南部家、朝倉家に攻められる。三つ城を失う。
      北条家  南部家滝山城へ裏切った小山田を殺すために総攻撃を開始。「他にやることあるだろ?」 とツッコミの声。「‥‥‥無駄な戦争しちゃった。でも小太郎を取り戻したの(はーと)」
コメント
 季節が変わった早々、北条配下の小山田が、南部家に寝返ってきた。愛想が尽きたと言う。その小山田に対し、北条の怒りが爆発。とりあえず、小山田は最前線の滝山城へ置く事にした。
 そして、南部家では念願の姫武将が誕生。「儚」と名づけられた。
 南部家は、そのまま温井家を攻撃。ついに、滅ぼした。第三軍は、菅谷を滅ぼしてから、一気に北条家殲滅に向かう。北条家、なす術も無く逃げ惑う。
 毛利家は、落ちるところまで落ちた。無き主君の仇、六角家によって、毛利の姫さんまでもが戦死したのだ・・・ついに毛利の血筋は途絶え、稲富家が当主となった・・・人間には、どうしようも無くなる時と言うものが、必ずあるものだ。
 南部家は、今度は朝倉家の攻撃にさらされた。ここで、またもやアクシデントが・・・南長義の戦死である。これで、南部四天王の一角が崩れ去ったかに見えたが、代わりに南部儚がその跡を継ぐこととなった。近畿地方は、今尚南部家の来襲を拒んでいる。京への道のりは遠い!?
 北条家は、小山田に鉄槌を下すため、南部領滝山城を攻撃。南部に降っていた風魔小太郎を捕らえたが、小山田には逃げられた。
 そして、滝山城付近には、南部家の精鋭が集おうとしている・・・。


38ターン目
天文十二年夏

ダイジェスト
      決着がつく。‥‥‥‥‥‥稲富家(旧毛利家)、六角家により滅亡させられる。
      北条家  うつけ者(裏切り者)小山田を風魔小太郎を用い、暗殺に成功する。ただそれだけが満足らしい。あと軍備の整備。
      南部家  軍事関係の調達
      島津家  内政
コメント
 哀れ、稲富家。ご存知、鉄砲を使えば最強と名高い家柄ながら、鉄砲伝来を目前に迎え、滅び去った・・・。やはり、最後まで彼らの敵は六角家であったのだ・・・敗北者、決定!!
 北条家は、早速小太郎を使って小山田を暗殺。もはや勝負は決したのだが、あえて南部家との決着の時を待った。
 南部家は、その北条家に応え、兵力を滝山城付近に招集。今こそ、決戦の時だ!


39ターン目
天文十二年秋

ダイジェスト
      鉄砲伝来。
      南部家  北条家滝山城へ合戦を仕掛け、北条家側の趣味により儚を暗殺される。もう1人の四天王が敵を討つ‥‥‥予定が、失敗。その挙句、四天王全滅。が、城を四つほど奪取。北条家当主と一門筆頭を斬殺。‥‥‥‥‥‥この戦いでの斬殺者十三名。北条家韮山城へ合戦を仕掛け、城を三つほど奪取。
      北条家  鉄砲を購入。大名自ら‥‥‥‥‥‥
      島津家  家臣一同勉強会。
コメント
 鉄砲が伝来した。・・・ああ、稲富家よ・・・あと僅か一ターンの辛抱だったのに・・・
 それはそうと、いよいよ南部家と北条家の決着の時がやってきた。まず、兵力、武将共に上回る南部家が、得意の騎馬隊を率いて突撃。手始めに、晴政自らが村上義清率いる騎馬隊を一撃で壊滅させる。しかし、北条側もなかなかねばる。朝倉との備えの為に、鬼庭佐月斎を北陸に残してきたが、失敗だったかもしれない。北条側の予想外のねばりに、南部四天王は苦戦。風魔小太郎の暗殺で、南部儚は戦死するし、仇を討とうとした北信愛隊までもが逆に蹴散らされた。残る葛西、安東隊も、乱戦の末に敗走を始める。しかし、当主晴政などの活躍により、次第に北条側は壊滅していった・・・。結果、当主氏康を初め、全部で13名武将の首が地に落ちた。捕えられた村上義清、武田信玄などは、南部家に降伏した。
 もはや、北条家には力が残っていなかった。続く第二波は、難なく城を奪い取った。
 北条は、大名幻庵自らが鉄砲を購入。最後を飾ろうとしていた・・・。


40ターン目
天文十二年夏

ダイジェスト
      北条家  鉄砲の訓練
      南部家  新生四天王を率い、北条家残党狩りの準備を始める。最後の聖戦、南部家VS北条家。新生四天王対鉄砲を持った大名の争いとなるこの戦い、一発も鉄砲を発射する事なく、全滅。
コメント
 最後の締め。南部家当主晴政が四天王の代わりとなり、北条家に襲いかかる。北条家当主幻庵は、山頂に陣を敷く。しかし、雨が続いたため、鉄砲が撃てない。そこを、晴政の騎馬突撃が襲い、北条鉄砲隊は壊滅。ここに、天下の北条家は敗れ去った・・・
 残るは島津家だが、もはや勝負をする必要が無いので、ゲームは終了された。




 
    敗北者毛利家の弁
      元就を殺されたのがまずかった。外交で友好を深めにきた直後に攻めるのはやめて。      それが2度も続くなんて‥‥‥‥‥‥。

    勝利者南部家の弁  楽勝。姫がいないからって、うちの姫(12歳)に悪戯するな>北条
                結局、北条以外とはぶつからんかった。
    一応勝利者北条家の弁    鉄砲見たかったぁ〜
                  姫がいない(涙)
    勝利者島津家の弁    攻撃は最大の防御なり!

ちなみに、ゲーム終了時の各プレイヤーの友好関係はこんな感じでした。(例によって実際のゲーム中の大名同士の友好度ではありません&現実世界でもこういう仲というわけではありません。) 南部家<−>北条家:最初から最後まで敵対状態。滅ぼしておいて友好になるわけもないか・・・
南部家<−>毛利家:毛利家は六角家に恨み言を吐くだけだったし、他家からは毛利家は眼中から無くなっていたし・・・
南部家<−>島津家:結局、最後まで無関係。
北条家<−>毛利家:毛利家は六角家に恨み言を吐くだけだったし、他家からは毛利家は眼中から無くなっていたし・・・
北条家<−>島津家:北条は南部家に恨みを持つばかりで、他家との関係は無きに等しい。
毛利家<−>島津家:毛利家は六角家に恨み言を吐くだけだったし、他家からは毛利家は眼中から無くなっていたし・・・



 かくして、長い長い戦いの日々は終わった。さあ次は、三國志で勝負だ!(嘘)
 

特別企画1:タイムライン


 特別企画2:勝敗の決めてになったもの


 特別企画3:活躍武将紹介


 
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