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■ 少子化時代には負けても役割のあるゲームが良い
少子化時代で「傷つきやすき・傷つけやすい子ども」が増加している。遊びやゲームでも負けて役割がなくなると我慢ができないで、遊びをやめてしまう子どもが多くなってしまう。遊びやゲームを持続させるためには、役割が常にあるゲームが良い。イスのへらないイスとりゲームはみんなが役割を持つ楽しいゲームで、10年ほども前に始めたものである。
平成8年に旧全国児童館連合会(現児童健全育成推進財団)が編集した児童館職員によるあそびのレシピ集「あそびの宝箱」(定価1,800円)に掲載されたものである。写真は「あそびの宝箱」よりデジカメで撮ったものである。
イスのへらないイスとりゲーム
人数 10人〜50人位
ルール 基本的にはイスとりゲームと同じルールである。人数より2つほど少ないイス(参加人数が少ないときは一つだけイスを少なくする)を丸くして並べる。音楽をかけ、音楽が止まったらみんながイスに座る。
イスに座った人が立つ。イスに座れなかった人は好きなイスに座り、イスとりはできないけれど、座ったまま音楽が止まらないのにイスに近づこうとする人のお尻をたたいたりして、イスに近づけないようにすることができる。

音楽が止まり、イスの周りを回っていた人があいているイスに座る。次に2回目で座れた人は立つ。1回目に座れなかった人はそのままイスに座っている。2回目にイスに座ることのできなかった人が1回目の人と同様に好きなイスに座る。3回目・4回目と同様にイスに座る。
ゲームが進んでいくとだんだんあいている席が少なくなってくる。最後までイスをとり続けた人が勝ちとなる。 |
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ゲームの終わらせ方の工夫
ゲームの終わらせ方の工夫を児童館・児童クラブではすることが大切と私は思っている。そこでチャンピオンインタビューを行う。
「チャンピオンになったともやんにお聞きします。どうして勝てましたか?」
「運が良かった」
「がんばって走った」
などの答えが返ってきます。
「でも一番の勝因は負けてくれた人がいたことですね。ともやんみんなにお礼を言いましょう。」
「皆さんのおかげで優勝できました。ありがとうございました。」
大事なことはチャンピオンになることではなく、みんなと楽しく仲良く遊ぶ経験をし、思い切って身体を動かすことができたことである。そのために仲間がいることが大切などだということを常に教えることが児童厚生員には大切と私は考えている。 |
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