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   オリコ風車(2015年11月15日)
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 ■オリコシャボン玉  □オリコ風車2






       
 オリコ研究会を高橋秀三と11月14日から始めた。ネット上でもFBで開始している。オリジナル工作の略がオリコです。またoricには細胞分裂のときの染色体が分裂を始める起源点との意味もあるとのことです。子どもたちや仲間から学んだことを「動く・簡単・面白い」工作として広めていきたいと思っています。
 オリコ風車はラメテープを使ってのシリーズものです。オリコシャボン玉もあります。ホームページではジャンボキラキラシャボン玉でデビューさせましたが、オリコシャボン玉にしたいと思います。
 オリコ風車の出来上がりはこんなです。小さくてかわいくてよく回ります。

     


  作り方は簡単です。以下に紹介します。
        
 ①道具ははさみ・穴あけ機・テープカッター・ものさしが必要です。子どもたちに道具の使い方をきちんと教えるのが指導員や職員や教員や保育士や親の仕事です。道具の使い方をきちんと教えないで子どもの自主性を大切にするなどというのは間違いです。きちんとした指導力のある人はきちんとした道具の使い方を教えることができます。
 ②材料としては太いストロー・細いストローが必要です。ダイソーで150分108円で買いました。ラメテープは1巻100メートルで750円くらいしますが、たくさん作れるから単価は安くなります。20ミリのシールは5色500枚で108円です。黄色の糸は刺繍糸です。なお30ミリの太いシールはネットで購入しました。200枚くらい入って250円くらいでした。
 材料をうまく使いこなす技をしっかりと教えることができるようになることが職員の大切なことです。子どもの自主性や創造性は必要ありません。

        
 ③ラメテープを10センチの長さに4本切ります。何色のラメテープを使うかという点は子どもの自由です。赤いラメテープだけ・赤3みどり1・赤2みどり2・赤1みどり3・赤のみなどの4通りが二色だけでもあります。ラメテープの色が3色になればものすごくたくさんの順列組合せになって子どもたちの選択肢が増えます。この時に子どもの自主性や創造性が出てくるのです。
 また赤だけが残ったら『残念だったね』などとネガティブなことを言わないで、『赤って情熱の色ですごいよ』とか『緑って地球の色だね』とかのポジティブな方向に持っていくことが必要です。『赤嫌いだったの。ごめんね。これしかないの』などと受容共感するのは赤のラメテープに失礼です。
 ④10センチのラメテープをセロテープで少しずらしてひねるようにとめます。それを30ミリの円シールに十字に貼ります。

        
 ⑤穴あけ機の4.5ミリを使って穴を真ん中にあけます。
 ⑥細いストローは半分にします。太いストローは上の部分を1センチと2センチくらい切っておきます。

        
 ⑦2センチくらいに切った太いストローを穴あけ機の3ミリで穴を開け、刺繍糸(細い糸なら何でもいいですが)で結ぶ。
 ⑧糸を細いストローに通し、細いストローの上に太いストロー1センチくらいに切ったものを入れる
太いストローと細いストローを組み合わせて作るジョイントを高橋ジョイントと名付けました。このジョイントは安い・簡単・安全なジョイントです。

         
 ⑨本体にひもを通し、20ミリの円シールでとめる。糸の先を残った太いストローに穴あけ機で穴をあけて結べば出来上がりです。

 子どもたちと一緒に工作をしていると、発想の豊かさに驚かされるものです。それは職員が育てるものではなくて、基本的なものの使い方、技をきちんと教えるから、子ども自身の能力が高まっていろいろなものを作っていくからだと思います。
 サポーターはしっかりとサポートすることが必要です。しっかりとサポートすることができるのは聴くとの躾ができている場合です。聴くとは耳と目と心がこっちを向いているということです。しっかりと聴くと学びができて、しっかりとした働きができます。結果として自由な創造力が高まります。自由とは自分の能力に由るとの意味だそうです。子どもたちの能力を高めることのできる工作をこれからも開発していきたいと思います。
 オリコ風車の工作でははさみやテープカッターの使い方・穴あけ機の使い方・シールやラメーテープ・ストローの特性をしり、活用する技を伝えたいと私は考えています。
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