バラ園
初夏から真夏になってきた感じがします。季節とともに花は移り変わっていきます。もうバラも盛りを終わろうとしている感じです。岩室のバラ園に行って来ました。ボランティアで運営しているとか。頭が下がりました。
バラ園と白い雲と青空が三相になっていました。 最近、木の剪定をしていて気づいたことがあります。一番下の草と中間の木と大きな木を下層・中層・上層に分けます。そして下層に草や木は同じ高さにすることが必要です。写真でいえば手前の芝が下層です。もちろん下層に草花はアカツメクサのように40センチほどの高さで統一されていればそれでよいのです。ただし、2センチほどの芝と5センチほどのマツバギクと40センチのアカツメクサとは共存できません。
中層の木はバラとか梅とかツツジとかカイヅカイブキの生垣とかになります。中層の木が下層に草花に陽が当たらなくなるようになると下層の草花が死んでしまうので、下層と中層の間には隙間を作って風が通るようにします。
上層の木は松とかモミジバフウのような街路樹になります。上層の木は中層まで下りてきて中層の木が日陰にならないように剪定をしてやる必要があります。下層・中層・上層の間にそれぞろ隙間を設けて一定の相を作ってやると木はみんな元気になるように思います。そして、見た目もきれいになります。
そんなことを考えていたら、NHKでスギ花粉症が増えたのは杉林を手入れしなくなったことから杉たちがびっくらして子孫保存のために花粉を撒き散らすようになったとの話がされていました。手入れをされている林とされていない林では5倍も手入れをされていない林が花粉を出すのだそうです。
やはり木々の手入れは大切と思います。
きれいなバラ園を維持するためには多くのボランティアの方々の努力があるのだろうなあと思いました。
今朝のテレビを見ていたら、杉並区で「花咲かせ隊」というボランティア組織を作って公園や路地に花を植える運動をしていたら、空き巣などの犯罪が減少したとのことが報道されていた。これは「割れ窓理論」の実践であり、私の考える「花緑理論」と一緒だなあと思いました。
植物の葉がなぜ緑色かについて、逆転の発想のホームページを見つけたので紹介したい。
(2010年6月13日追加
葉が何故緑色をしているかといえば、一般に葉緑素と言われるクロロフィルが含まれているためです。さらに突っ込んで、何故クロロフィルが緑色をしているかというと、それはこの色素が赤と青の部分の光を吸収しているからです。言い換えると、光合成に不要な緑色の光を透過、あるいは反射しているから葉が緑色に見えるのです。植物にとっては緑色の光は不要な光であり、生長や屈曲などに影響を与えない実験をする場合には安全な光ということになります。
原体験教育研究会ホームページより
http://www.proto-ex.com/gentaiken/gentaikenhome.htm
人間が緑色が安定するのは、赤や紫色などが人間にとって必ずしも有用な光ではないことかもしれない。赤や紫の外にある紫外線とか赤外線を長く浴びることは人間にとって悪影響を与えていることからもわかる。そう考えるならば、身の回りに植物がたくさんあれば紫外線赤外線を少なくしたり、可視光線の中の赤や紫をカットして、可視光線の中で一番波長が真ん中あたりにある緑が結果的に多くなると考えることもできるでしょう。
赤色は興奮させる要素があり、紫は夜のあやしさみたいな感じがあります。ゆっくりのんびりする時は緑色や青色がいいですね。つまり、植物がたくさんの緑の環境を作れば、無駄な光線は光合成に使用され、安定した光の中で人は暮すことができるようになるとも考えられます。また、マイナスイオンを植物が発生していることも知られています。緑いっぱいの環境を作れば子ども達は安定してくると考えることができる科学的根拠をまた一つ発見したように思いました。