有明あすなろクラブ・有明すこやかクラブのやり方
有明児童センターには児童センターを拠点とする地域組織活動が二つあります。一つは幼児の自主サークル『ドラエもん』及びサッカー・ローラースケートクラブの保護者等の手作りおやつボランティアグループ・ママの折紙グループなどを主体とした有明すこやかクラブ(旧有明母親クラブ)です。
もう一つは放課後児童健全育成事業である児童クラブ・ジュニアクラブの保護者やそのOBを主体とした有明あすなろクラブ(旧有明父親クラブ)である。児童センターの行事ボランティア・工作ボランティア・山菜採りグループ・平島公園をきれいにするグループ・バックギャモンゲーム等々いろいろな活動を行っている。
その活動原則は以下の四点に要約されている。
自己責任の原則
児童健全育成のための活動であればどのような活動を行っても良いが、その責任は自分でとることが原則である。そのために全員が年会費300円を納め、万が一の傷害事故・賠償責任事故に備えている。
自己責任の原則であるからやりたい時にやりたい人が活動することになっていて、会員になったからといって活動を強制されることはない。各自の任意加入で各自のボランティア精神で活動している。
能力主義の原則
やりたい人がやりたいことをこなすことを原則としているので、各自の能力を自由に発揮してもらっている。餅つき会で一生懸命餅をついている人もいるし、お神酒を飲んでいる人もいる。終わってから食べに来るだけの人もいる。それでうまくいっている。この根底には価値論的人間観がある。人間それ自体が価値を持っているからそれぞれ自分の能力に応じてやれば良いとの考えである。30人〜50人位のボランティアで200〜300人程度の参加者を相手にテンプラ会・センターに泊ろう会・有明ふれあい夏祭り・海水浴・餅つき会・どんどやき・豆まき会などの行事をこなしているが、指示命令系統の係分担はない。ボランティア及び職員間の相互伝達で係分担をするよりははるかに能率的にしかも楽しくボランティア活動を行っている。
ニーズにチーズ
やりたいというニーズは常に笑顔でチーズと受容し、出来るだけ実現の方向性を探っている。マジックバルーンが得意という人が出てくれればどんどん自由にやってもらっている。自由な発想を大切にし、臨機応変になんでも実現の方向性を実現していくというものである。これらの活動のために189,000円の補助金を有効活用をしている。
ドミノともだち論(友達・共立ち)
ニーズにチーズで対応し、これは面白いということになると、相互伝達でドミノ倒しのように普及させていく。倒しよりは共に立とうということで共立ちにした。マジックバルーンが面白くしかも祭などで使えるとうことになると、講習会を開いて普及させる。1人が2人に・2人が4人に・4人が8人にというようにドミノ理論で仲間が増えていく。みんながリーダーみんながサポーターで仲間が増えていく。このようなやり方でフリスビー・風車・ブーメラン・バックギャモン・オニム・子ども喫茶などが行われている。
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