集団ジャンケン遊びをしよう
ジャンケン遊びは楽しい。一人二人のジャンケン遊びから5人組以上のジャンケン遊びも仲間つくりに使えるので紹介してみたいと思います。
■ ファイブパワージャンケンゲーム
40人くらいの子どもを5人づつ8グループに分けます。ファイブパワーとなります。もちろん場合によってフォーパワー・シックスパワーのグループがいても良いし、途中で帰る子どもがいてツーパワーとなるグループもいます。最初に5人で手をつないでジャンケンの練習をします。『じゃあんけんじゃんけん ジャンケンポン』でジャンケンをします。グーは手をつないでみんなで座り込みます。パーは手をつないだまま大きく広げます。チョキは手を離し、足を前後します。
練習が終わったら、いよいよジャンケンの開始です。相手グループを見つけ、何を出すかを相談して・・相手に聞こえないようにみんなで寄り添ってひそひそと。これがスキンシップとなります。・・ジャンケンをします。あいこになったら握手します。負けた回数は数えないで勝った数を覚えましょう。とかいっておく。
5分ほどたってある程度できたら、少しストップします。『見ていたら、間違って出す人がいます。このときのルールを説明します。あいこの間違いはそのままです。勝ったグループの人が間違った場合はあいことなります。負けたグループが間違った場合は勝負成立。』といって『ともやん杯争奪ジャンケン大会開始』とかいってやります。突然笛を吹いて『ごめん今のはリハーサルでした。これからが本番です。さてグループの代表は5ヶづつアメをとりに来てください。代表がこれをもっています。そしていろいろなグループとジャンケンをします。負けたら勝ったグループに1ヶアメをやってください。』『あいこなら握手をしてまた違うグループと戦いましょう。戦っているとアメがなくなることがあります。そのときは私のところに来てください。私に勝ったら1ヶアメをやりますので・・負けてもとらないから勝つまでやって・・そのアメでまた試合を続けてください。それではともやん杯開始。』
こんな感じでじゃんけんゲームをしています。ねらいはスキンシップです。みんなで相談するトコが大事です。最後に表彰式をします。一番アメを集めたグループを呼び、勝因インタビューを行います。『どうして優勝できたかな?』『みんなで協力した』『運が良かった』『ジャンケンには自信があった』『分からない』『チョーラっキでした』などの答えが返ってきます。『でもこれは優勝の絶対条件ではないのです。そうです本当はこのグループに負けてくれたグループがあったから、このグループは優勝できたのです。それではこれから皆さんは私のようにみんなに挨拶をしてください。床に座り、しっかり挨拶をして頭を下げる。『皆様のお陰で優勝できました。ありがとうございました。』
こういう終り方をすると、勝ち負けにこだわらないでゲームを楽しめるようになります。30分くらいの遊びができます。けっこう身体も使います。ファイブパワージャンケン遊びのジャンケンのところを自由にさせて自分達のグーチョキパーにすると表現遊びにもなります。人数は最高で400人くらいでやってみたこともあります。80グループだと常に新しいグループとの戦いとなります。いろいろつかえますので、皆さんもやってみませんか。
|