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2003年の日記帳 2004年4月〜6月 2004
年10月〜12月
2005年1月〜6月
  
  
  

11月28日  子どもによる両親の殺害事件について
2件連続の子どもによる両親の殺害事件が続いている。
 マスコミの報道を聞いていると親子関係に問題があるとのような『評論』が多いようである。多いようであるというのは統計をとったわけではなくて私の感じ方である。なぜそのように感じるかというと、こうした報道のブーメラン効果として職場で保護者からの相談があるからである。
 「あまり厳しく子どもを叱ると殺されても困るし、どうしたらよいでしょうか?」というような内容の相談である。事件の親が比較的厳しい親であった等の報道を聞いた人たちが動揺をしている一つの証左である。報道機関に大きな責任がある。

 問題となるのは親子関係ではないのである。親子関係に問題の原点を求めるからエンドレスの繰り返しになってしまう。問題は親子関係ではなくて友達関係にある。

 チンパンジーやサル族とホモサピエンスは個々の生体のアイデンティティーを仲間に求めるていると私は考えている。このことは、最近の発達心理学等でも立証されてきている。人間は親がいれば生きれるというものではない。仮に親と友達がどちらが大事かと言えば、「親はなくても子は育つ」で、「仲間がいないと孤独死」となってしまう可能性すら秘めているというのが私の考えである。

 両親を殺害した子どもが「このままでは親に殺される」と発言していた。このままでは自分は仲間作りができないで両親に殺される。こんな仲間作りをできないように育った自分と自分の両親の否定を表明していると考える必要がある。

 最近の子どもは欲求不満体制が低く、仲間と遊んでいても我慢ができない。本当は一緒に遊びたいのに仲間作りを放棄して閉じこもってしまう傾向が強い。親子関係を問題にするのではなくて、仲間関係を再構築することが大切である。このためには親は地域での自分自身の仲間作りを大切にする必要がある。地域の中で親自身が仲間作りを行い、その仲間を通して子どもの仲間の和と輪が広がるように働きかけることが必要である。行政はこうした仲間作りの輪が地域で広がるように地域における公園や道路などを含めての社会の地域空間が仲間作りのボランティア活動の拠点となるように働きかけをすることが必要である。

 マスコミの報道が親子関係を問題にしすぎることと、そもそもマスコミをにぎわしている人々が地域作りや仲間作りとの活動から切り離されている存在であるために本質が見えていないと私は感じている。
..61-27-184-129.rev.home.ne.jp..2004/11/28(日) 08:47  No.144
10月31日  今日の1日
 佐倉こどもステーションから新潟県中越地震に義援金が寄せられました。義援金は小千谷にトン汁の炊き出しに信楽園病院の調理の方々がボランティアに出かける人たちに寄託し、ポリタンク・使い捨てカイロ・石油ストーブなどを届けてもらいました。
   
 また新潟市ボランティアセンターでの炊き出しのおにぎりのパックなどに使わせてもらいました。今日は勤務が休みだったので、新潟市ボランティアセンターでの炊き出しの様子をデジカメで撮りに行きました。
      
 30人以上のボランティアの方々が頑張って100キログラムのお米をとぎ、1,000ヶのおにぎりを作っていました。私も15キログラムの米とぎと炊き上がったご飯あおぎをしてきました。

 この後に放送大学のテープを返しに旭町の放送大学センターに行ったら、大学祭を行っていました。昔の教育学部は医学部の保健学科の校舎になっていたのですが、大学祭で入ることができたので寄ってきました。
 考えてみると20年ぶりのような感じでした。
    
 4階の大教室で35年前に私も入学試験を受けたのですが、ほとんど変わらないでありました。
    
 理科実験室も同じままにあり、保健学科の人たちがアルカリ性と酸性の実験をしてくれていました。またその後に心肺蘇生の救急法の講座があり、受講してきました。実際に私もやってみたのですが、心マッサージは強すぎて、人工呼吸は鼻をつまむのを忘れて肺に空気が入りませんでした。やはり経験をしておくことが大切と思いました。このことは地震とも関係があり、とてもためになりました。
 そうこうしているうちに午後4時になり、4時半からは中央高校のダンス部の公演があるというので、それも見てきました。写真はうまく撮れなかったのですが、せっかくなので載せました。
  
 新潟中央高校のダンス部の公演の前に看護学科の学生さんによるリラックスルームにもお邪魔してきました。私は針やマッサージが好きなのですが、最近の看護学科では指圧と手のマッサージも授業の中でちょこっとやるのだそうです。その技の披露もありました。とても気持ちが良いものでした。おせっかいの私は看護学校の学生さんに私がならった指圧(30年前にプロの指圧師に教えてもらったもの)を教えたりもしてきました。
 看病のことを手当てともいうわけで、ちょっとした指圧は覚えておくことが良いと思い、これから職場の子どもたちにも教えようと考えています。

 大学祭のことをしつこく書いたのはたしかに昔を思い出して懐かしかったこともあります。同時に今回の大学祭(医学祭)のテーマがTeamになっていたことによります。パンフレットの中に保健学科講演の国際医療活動の企画紹介があり、その中に
「国際医療活動は一人でできる仕事ではありません。TeamWorkとCollaboration(協力,協働)がキーワードです」との一文が載せられていた。地震とも大いに関係のあることでTeamWorkとCollaboration(協力,協働)ということが一番大切であろう。しかしながら教育の現場ではこれがなされていないことが多く、学級王国で自分のクラス中心の発想が多い。助け合って授業をすることも少ない。これでは将来の子どもも自己中心になるのではなかろうか。
 小学校や中学校に比べ、児童館や児童クラブでは1人でやることは少ない。たいてい複数の職員が協働して行うことが多い。児童館・児童クラブこそTeamWorkとCollaborationを軸に動き始めることが大切と私は思う。日ごろのそうした活動が災害時にも大きな力となる。自己中心な発想を改めることは児童館・児童クラブから始めたらと思うのである。

 「優しさは勉学から」
との特別寄稿も医学祭のパンフレットからの無断引用です。(木南俊先生ごめんなさい)
 この特別寄稿もとても勉強になった。抗がん剤の投与量の初歩的な間違いにより、患者を死亡させた事件の報道へのコメントである。
「報道番組の思わぬところで『患者さんに優しく』という言葉を聞いた。ーー中略ーー関連の医師が番組の中で優しさという言葉をしばしば使うのに違和感を憶えた。『あなたは優しさよりも、まず能力が足りない』と思った。『優しさ』は間違った量の抗がん剤を投与したこと、知識不足の弁解にならない。むしろ知識がないから、優しさくなれないのだ、との印象を招いた。」というものである。
 児童館・児童クラブの職員も「優しさ」と「笑顔」を売りにしている人がいる。私は最近はそういう人はあてにならないと思っている。多人数の子どもを相手にしていると「優しい」人はきちんと子どもを見ていないことが多いのである。子どもをきちんと見ていないから叱れない。優しくいれるというものだ。やはりプロとしてもって勉学し、きちんと叱る時は叱るだけの力量をつけることが大切である。優しさを売りの職員は研修会に出ないことが多い。自主研修することが一番大切だと思う。確かに出張等で勉学することも大切だが、自分に何が必要化はやはり自分自身が知っておく必要があるし、そうすると必ずしも職場の与えられて研修会のみではないのではないかと私は思うのである。

 また、自分自身の子どもを考えてみると笑顔と褒め言葉で育てられるものでもなく、可愛いからこそしっかり叱ることになる。私はやはり職場も子どもも自分の子ども同様に可愛いと思う。だから真剣に叱らずにはいられない。
10月26日 ジギジギの公演会・地震
 10月22日金曜日に夫婦楽団ジギジギの公演会がありました。ジギジギのボランティアによるものです。
    
 さすがにプロの技とかおるこさんの声量にみんな感動していました。

 その翌日は中越地震でけっこうゆれました。この経験から携帯のサイトを作りました。 
10月 2日 ドングリの保存方法
マテバシイを食べるのはとても美味しくて、今日も実習生が9人も来たので、マテバシイを炒り、1升のご飯に醤油と若干の砂糖と殻をむいたマテバシイでドングリご飯を作りました。

 今日のマテバシイは拾いたてではなくて、一週間前に拾ったものでした。完全に熟していたので(昨日は青いところも残っていた)渋みがなくてとても美味しくできました。

 職場でドングリご飯を作っていたら、仙台からメールが入って「ドングリの保存方法を教えて」とのことでした。

 2年前まではドングリを1ヶ1ヶ油性ニスや水性ニスにどぶ漬けにしていたのですが、手間がかかってしかたがありませんでした。
 ある時酒を飲んだ勢いで100ヶ位のドングリに油性ニスをかけて新聞紙の上でまぶしたら、ドングリ同士がくっつくかと思ったら、うまくできました。これ以後ドングリはうまく保存できるようになりました。

 @ドングリを電子レンジ用の袋に100ヶ位入れて、油性ニスを入れてまぶす。(空気は抜く)

 A袋に入れたまま30分くらいおいておく。

 B袋から出し、新聞紙に載せて余分な油性ニスを新聞紙に吸わせる。

 Cだいたい余分な油性ニスを新聞紙に吸わせたら、後はきれいな新聞紙の上で1日くらい乾かす。

 D乾いたらペイントマーカー等で色を塗ればドングリ工作が出来上がります。

 E備考
  a ドングリの量はドングリの大きさによってきめると良い。
  b ヒートンをつける場合はドリルを使うと簡単に穴を開けることができる
  c 油性ニスにあまり長く漬けるとべたべたする。
  d ドリルでの穴あけは1ヶ月位の間にやると良い。あまり長く経つとドングリの中身が乾いて穴があけにくい。
  e あとはいろいろチャレンジして工夫するのが良いと思います。

 とまあこんな感じです。また面白い情報があったら情報交換しましょう。
10月 1日
10月 1日 マテバシイのことが掲示板で盛り上がって
 
マテバシイを食べよう - ともやん (男性) -2004-09-29 19:52:32 (ホームページ) 削除
 マテバシイはドングリの中では生で食べられて虫も食わないので扱いやすいドングリである。

 久しぶりにドングリを炒って食べたらおいしかった。甘みが抑えられたお菓子が増えてきたので、マテバシイのほんのりとした甘さも評価が高くなったように思います。

 いろいろな友達の掲示板に宣伝をしました。チャレンジしていただいて感想など書き込んでいただければ嬉しいです。

子どもの頃に - Lita (女性) -2004-09-29 23:13:46 削除
私も小学生の頃、学校の校庭にあったシイの実をみんなで争うようにして集めて、炒っては食べていました。最初はちょっと味がないような気がするのですが、なれてくるとほんのり甘くておいしいのですよね。

私の職場にあるのもマテバシイなのでしょうか。自分が食べた事があるのは、小さくてこげ茶色の実だったのですが、職場に植わっているのはもっと大きくて、キツネ色に近い茶色なのです。ただ、イヌの散歩コースとなっていて衛生的にちょっと不安がある場所ではあるのですが・・・。

どんぐりって食べたことないです。 - さいとう (男性) -2004-09-29 23:45:41 (ホームページ) 削除
Litaさんもどんぐり食べてたんですか。私は食べたことないんです。さっそくドングリを拾って、炒ってみようと思っています。ともやんさんのページを見ていると、栗のような味とのことですので、栗好きのさいとうはちょっと楽しみなのです。
どんぐり食べたい - ゆたっちゃん (男性) -2004-09-30 04:41:15 削除
書き込みありがとうございます。
どんぐりはまだ食べたことないので、食べてみたいのですが、
どんぐりっていろんな種類がありますよね?
見分けられるかな・・・。
どのどんぐりも食べるのでしょうか?
是非挑戦したいです。

他のページも拝見しました。
子供の目線より下からの大発見・・・。
とても読みたいので、また来ます。

女性です - ゆたっちゃん (女性) -2004-09-30 15:58:06 削除
↑の書き込み、男性になってました〜。恥ずかしい〜。
ご無沙汰しています。 - まみおば (女性) -2004-09-30 17:56:16 (ホームページ) 削除
 お知らせ、ありがとうございます。
 かつて現役の頃 『幼児と保育』の記事に紹介されていまして、半信半疑、まずは実験とばかりに、自宅で試した事があります。でも、どんぐりの種類のみ分けがつかなくて・・・汗(クヌギはわかるんですけど)
 マテバシイ…やっぱり、山で拾い集めたどんぐりとは違うようですねぇ。(*⌒д⌒*)アハ
 細かく砕いて、ソフトクッキーに混ぜたんですけど。最初は、香ばしくまぁまぁかな?と思ったんですけど、数枚食べたら、舌がしびれる感じがして、自信もなかったから保育の計画からははずしました。お腹こわさなくてよかったぁ。

マテバシイの続き - ともやん (男性) -2004-09-30 20:51:22 削除
 ドングリの一つにマテバシイがあります。スダジイほど美味しくないけれど待てばシイくらいになるからマテバシイの名前がついています。

 マテバシイは生食できるの、食べてみて苦くなかったら大丈夫です。他のドングリは苦くて食べることができません。マテバシイは常緑の広葉樹です。葉も冬でも緑色です。ホームページの木の様子を参考にして探してみてください。
 
 今日は塩茹でにした後に塩お湯を抜き。乾煎りしたら、ピスタチオみたいに美味しくて小学生の女の子が喜んで食べていました。明日もマテバシイ拾いに行って来ます。庭木として公園にもたくさんありますよ。

 マテバシイの葉を写真で紹介してみました。葉は椿の葉の長細くした感じですよ。

散歩してみようかな - まみおば (女性) -2004-09-30 23:46:02 削除
 と言っても、今はちょっと余裕がなくて・・・季節は待っててくれるかなぁ。

 ありがとうございます。(ひょっとして…あれかなぁ。)
 県の農業試験場の広場に若木が並んでて・・・どんぐりが落ちてたり・・・木にくっついてたり。
 鈴生りに・・・というのではなく、1個ずつぽつんぽつんと枝にくっついている感じでしたが。
 
 我町のあるお家の垣根になってるところにも、どんぐりが落ちていたっけ。五年ほど前に気付いて、思わず、夢中で拾ったことがあります。木にくっついてるのは、ヤッパリ1個ずつぽつんぽつん…という感じでした。小粒でしたが、葉っぱが似ていたような記憶があります。

どんぐりの話題で - さいとう (男性) -2004-10-01 00:21:13 (ホームページ) 削除
どんぐりの話題になったら、急に人が増えたように感じました。私がここでは新参者ですので、きっと前に登場している方々なんですね。はじめまして>みなさま。
どんぐり探しはまだ出来ていません。こ文にいると、用務員モードか事務員モードなので、やることは際限なく出てきてしまいます。(上司にいやみを言われつつ仕事をしていたりします(^^;)
明日は、今度やる「落花生ほり」の下見に農村に行ってきますので、ともやんさんの載せてくれた写真を手がかりにドングリ拾いもしてこようと思っています。

マテバシイの続きの続き - ともやん (男性) -2004-10-01 02:30:27 削除
 ドングリや木のことといったら「森はともだち」というウデッィーさんのホームページは必見です。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1267/
木のことがいろいろわかります。かってモミジバフウを発見した時にyahooで検索し、掲示板に書き込んで教えてもらったのがきっかけです。ドングリの見分け方や木の実の図鑑・樹肌の見分け方などもあります。ぜひ遊びに行ってみてください。

 マテバシイの写真は「森はともだち」よいちょっと借用させてもらいました。私の写真はあまりうまく写っていませんので。

ドングリ工作 - ともやん (男性) -2004-10-01 02:39:30 削除
 マテバシイといえばLitaさんのホームページwell come to teny tot は素晴らしいです。
http://www.geocities.jp/lita_tinytot/
 litaさんともメルトモでまだ直接お会いしたことはありません。ホームページで児童館の情報を交換したりしています。繊細で素敵な工作にはいつも魅了させてもらっています。

 写真も彼女のものを無断で掲載してみました。litaさんのホームページは素敵な工作がいっぱいですよ。

マテバシイの続きの続きの続き - ともやん (男性) -2004-10-01 20:27:30 削除
 Litaさんちに遊びに行ってきて書き込んだものをコピーします。

今日はマテバシイを拾いに行って、まず塩茹でにし、そのお湯を捨て、乾煎りして殻がはじけたものをみんなでむきました。その後にご飯と一緒に炊きました。
 子どもたちはとても「美味しい・美味しい」と食べました。おむかえに来たお母さんも「初めて食べる」と喜んでドングリご飯を食べていました。味付けは醤油でつけました。

 ほんの少し苦味がありましたが、美味しいですよ。マテバシイよりスダジイが美味しいかもしれません。何せ待たなくてもシイですから。


 私の職場の仲間の良さは何でもチャレンジすることです。昨日マテバシイを炒って食べさせたら、4年の女子が「明日はドングリご飯を食べたい」と言い出しました。私が「明日は忙しいから」といったら「田中先生は女に弱いから作りなさい」といわれてしまいました。そこでドングリご飯の登場ということになりました。4年女子は今日とても満足そうに食べていました。1升のご飯と70ヶ位のマテバシイで60人以上が楽しみました。



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