佐倉こどもステーションから新潟県中越地震に義援金が寄せられました。義援金は小千谷にトン汁の炊き出しに信楽園病院の調理の方々がボランティアに出かける人たちに寄託し、ポリタンク・使い捨てカイロ・石油ストーブなどを届けてもらいました。

また新潟市ボランティアセンターでの炊き出しのおにぎりのパックなどに使わせてもらいました。今日は勤務が休みだったので、新潟市ボランティアセンターでの炊き出しの様子をデジカメで撮りに行きました。
30人以上のボランティアの方々が頑張って100キログラムのお米をとぎ、1,000ヶのおにぎりを作っていました。私も15キログラムの米とぎと炊き上がったご飯あおぎをしてきました。
この後に放送大学のテープを返しに旭町の放送大学センターに行ったら、大学祭を行っていました。昔の教育学部は医学部の保健学科の校舎になっていたのですが、大学祭で入ることができたので寄ってきました。
考えてみると20年ぶりのような感じでした。
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4階の大教室で35年前に私も入学試験を受けたのですが、ほとんど変わらないでありました。

理科実験室も同じままにあり、保健学科の人たちがアルカリ性と酸性の実験をしてくれていました。またその後に心肺蘇生の救急法の講座があり、受講してきました。実際に私もやってみたのですが、心マッサージは強すぎて、人工呼吸は鼻をつまむのを忘れて肺に空気が入りませんでした。やはり経験をしておくことが大切と思いました。このことは地震とも関係があり、とてもためになりました。
そうこうしているうちに午後4時になり、4時半からは中央高校のダンス部の公演があるというので、それも見てきました。写真はうまく撮れなかったのですが、せっかくなので載せました。
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新潟中央高校のダンス部の公演の前に看護学科の学生さんによるリラックスルームにもお邪魔してきました。私は針やマッサージが好きなのですが、最近の看護学科では指圧と手のマッサージも授業の中でちょこっとやるのだそうです。その技の披露もありました。とても気持ちが良いものでした。おせっかいの私は看護学校の学生さんに私がならった指圧(30年前にプロの指圧師に教えてもらったもの)を教えたりもしてきました。
看病のことを手当てともいうわけで、ちょっとした指圧は覚えておくことが良いと思い、これから職場の子どもたちにも教えようと考えています。
大学祭のことをしつこく書いたのはたしかに昔を思い出して懐かしかったこともあります。同時に今回の大学祭(医学祭)のテーマがTeamになっていたことによります。パンフレットの中に保健学科講演の国際医療活動の企画紹介があり、その中に
「国際医療活動は一人でできる仕事ではありません。TeamWorkとCollaboration(協力,協働)がキーワードです」との一文が載せられていた。地震とも大いに関係のあることでTeamWorkとCollaboration(協力,協働)ということが一番大切であろう。しかしながら教育の現場ではこれがなされていないことが多く、学級王国で自分のクラス中心の発想が多い。助け合って授業をすることも少ない。これでは将来の子どもも自己中心になるのではなかろうか。
小学校や中学校に比べ、児童館や児童クラブでは1人でやることは少ない。たいてい複数の職員が協働して行うことが多い。児童館・児童クラブこそTeamWorkとCollaborationを軸に動き始めることが大切と私は思う。日ごろのそうした活動が災害時にも大きな力となる。自己中心な発想を改めることは児童館・児童クラブから始めたらと思うのである。
「優しさは勉学から」
との特別寄稿も医学祭のパンフレットからの無断引用です。(木南俊先生ごめんなさい)
この特別寄稿もとても勉強になった。抗がん剤の投与量の初歩的な間違いにより、患者を死亡させた事件の報道へのコメントである。
「報道番組の思わぬところで『患者さんに優しく』という言葉を聞いた。ーー中略ーー関連の医師が番組の中で優しさという言葉をしばしば使うのに違和感を憶えた。『あなたは優しさよりも、まず能力が足りない』と思った。『優しさ』は間違った量の抗がん剤を投与したこと、知識不足の弁解にならない。むしろ知識がないから、優しさくなれないのだ、との印象を招いた。」というものである。
児童館・児童クラブの職員も「優しさ」と「笑顔」を売りにしている人がいる。私は最近はそういう人はあてにならないと思っている。多人数の子どもを相手にしていると「優しい」人はきちんと子どもを見ていないことが多いのである。子どもをきちんと見ていないから叱れない。優しくいれるというものだ。やはりプロとしてもって勉学し、きちんと叱る時は叱るだけの力量をつけることが大切である。優しさを売りの職員は研修会に出ないことが多い。自主研修することが一番大切だと思う。確かに出張等で勉学することも大切だが、自分に何が必要化はやはり自分自身が知っておく必要があるし、そうすると必ずしも職場の与えられて研修会のみではないのではないかと私は思うのである。
また、自分自身の子どもを考えてみると笑顔と褒め言葉で育てられるものでもなく、可愛いからこそしっかり叱ることになる。私はやはり職場も子どもも自分の子ども同様に可愛いと思う。だから真剣に叱らずにはいられない。 |